クラウド電話(クラウドフォン)とは?
クラウド電話(クラウドフォン)とは、従来のビジネスフォンでは社内にPBX(構内交換機)を設置する必要があったものをクラウドで利用できるようにして通話を行うシステムのことを指します。
従来のPBXからクラウドに移行することで初期費用を大きく削減することができる点が特徴的です。
オフィスに主装置を設置するための工事が不要となるため、サービスによっては20万円前後の初期コストを削減できたという事例もあります。
クラウドに移行したからといって従来のビジネスフォンで使用していた転送機能や保留機能などが使えなくなることはなく、機能追加をすることなく利用できます。
おすすめの類似CTIシステム
現場のプロによって開発されたCTI: CALLTREE
(4.5)
月額費用 | 5万円 | 無料お試し | あり |
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初期費用 | 10万円 | 最短導入期間 | 3日〜 |
コールセンター業務における課題を解消して業務効率化·コストカットを実現することができ、その使いやすいシステムと優れたサポート体制から利用継続率は93.8%という実績があります。
初めてでも使いこなせるインターフェース
CALLTREEは、シンプルなデザインと操作性で、初めてCTIシステムを扱うという方でも容易に使いこなすことができます。
全ての情報が共有できる
ALLTREEは、クラウド型のシステムのため、世界中どこにいてもリアルタイムでの情報共有が可能です。 一つのデータベースを全てのオペレーターが共有できるため、特定のオペレーターしか把握していないという属人化を防止し、顧客情報や更新状況などを一括で管理することができるようになります。
顧客情報の管理にも優れている
CALLTREEにはCRMとしての機能も搭載されており、リストデータベースの一括管理や顧客情報の編集機能、重複番号の自動判別機能などによって効率的な顧客情報の管理と架電数のアップを実現することができます。
テレアポ効率が向上するCTIシステム: BizBaseテレマーケティング
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月額費用 | 要問い合わせ | 無料お試し | デモあり |
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初期費用 | 要問い合わせ | 最短導入期間 | 6ヶ月間 |
実際にBizBaseテレマーケティングを導入した企業からは「1時間あたりのコール数が270%アップした」、「80時間かかっていた業務が21時間まで削減できた」、「サポート対応が丁寧で良い」などの声が挙げられております。
架電先管理で効率的なテレアポが可能
RBizBaseテレマーケティングは「架電件数をもっと増やしたい」、「無駄な動作を省略して生産性を上げたい」といった悩みを解消する機能が豊富に搭載されています。
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BizBaseテレマーケティングは通話内容の録音やモニタリングによって電話対応の品質を向上させることができます。 また、IVR(自動音声応答)やACD(着信呼自動分配)によってお問い合わせ対応のスピードアップを実現可能です。 担当者への転送も容易に可能なため、状況に応じて適切なお問い合わせ対応が可能になります。
蓄積した情報から顧客分析・行動改善
分析機能にも優れており、担当者単位での集計はもちろん、日次·月次などの時間単位でのリアルタイム集計が可能です。 常に最新の集計結果が確認できるため、顧客分析をもとにトークスクリプトを作成してオペレーターの行動改善に繋げることが可能となります。
類似サービス: DREAM CALL NEXT
(4.5)
月額費用 | 要問い合わせ | 無料お試し | あり |
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初期費用 | 要問い合わせ | 最低導入期間 | 6ヶ月 |
DREAM CALL NEXTとは、株式会社ドリームソリューションが運営しているテレアポの営業支援コールシステムです。 豊富な機能で架電業務の効率化や、オペレーター管理の効率化を実現することができ、各種分析機能も搭載しています。
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クラウド電話とビジネスフォンの違い
クラウド電話とビジネスフォンの主な違いを解説します。
電話回線が不要
クラウド電話はインターネットが整備された環境であれば利用できるため電話線・電話回線が不要です。電話機も固定電話でなく、スマートフォンやPCに接続したヘッドセットを経由して会話することができます。
複数拠点で利用する場合も、クラウド上でPBXを一本化して一箇所で管理することができる点も特徴的です。
専用工事やメンテナンスがいらない
従来のPBXであれば、物理的な機器をオフィスに設置するためにスケジュールを調整して工事を行う必要がありました。
クラウド電話は、PBXをクラウド上で構築するためこの必要がなく、オフィス内にPBX設置のためのスペースを用意する手間もなくなります。
物理的な機器がなくなるため自社でメンテナンスを行う必要もなくなり、ベンダー側がクラウド上で定期的にメンテナンスを行なってくれるため安心です。
スマートフォンを内線端末として利用できる
クラウド電話はインターネットを利用して電話回線とすることができるため、社用や個人のスマートフォンを内線端末として利用することも可能です。
内線用の端末を用意するコストカットが実現できるだけでなく、テレワークやフリーアドレスの導入にも活用できます。
クラウド電話の費用感
利用するベンダーによって費用感は異なりますが、おおよその目安としての費用感を項目ごとに解説します。
初期費用
物理的なPBX設置工事などと比べて初期費用は抑えることができますが、サーバー登録作業などが必要となるので初期費用がかかる場合があります。
初期費用の相場としては10,000円〜50,000円程度と考えておくと良いでしょう。初期費用無料というサービスもありますが、月額料金が高かったり、年間契約のみという場合もあるので注意が必要です。
月額料金
多くのクラウドサービスがそうであるように、クラウド電話もベンダー側が構築したPBX環境を月額料金を支払って利用することになります。
料金の設定はユーザー数やオプションの利用数によって変動しますが、概ねの相場は数千円程度から10,000円程度のものが多いようです。
オプション利用料
多くのクラウド電話では基本機能に加えてオプションとして利便性を高める機能が用意されています。
それらを利用するためにオプション利用料が発生しますが、利用する機能によって料金は異なります。
自動録音機能を利用する場合は3,000円程度、IVR機能を利用する場合は2,000円程度のサービスが多いようです。
クラウド電話のメリット・デメリット
メリット
短期間で導入できる
クラウド電話は、専用のPBXを設置する工事が不要なため、早いものでは1週間程度、長いものでも1ヶ月程度で導入することができます。
従来のビジネスフォンであれば数ヶ月かかっていた期間を大幅に削減できるのはメリットと言えるでしょう。
セキュリティやメンテナンスの手間がかからない
従来のビジネスフォンではオフィス内にPBXを設置するため、保守やセキュリティ対策を自社で行う必要がありました。
クラウド電話はセキュリティ対策やメンテナンスをベンダー側が対応してくれるため、手間がかからないだけでなく、メンテナンスに対応できる人材を雇用したり教育するコストも削減できます。
通話料を削減できる
利用するベンダーにもよりますが、多くのクラウド電話では市内外の通話料が従来のビジネスフォンより安くなる傾向にあります。
市内の固定電話ではおよそ1円程度、市外では10分の1程度安くなる場合もあるので、コストカットが実現できます。
デメリット
利用にはインターネットが必要
クラウド電話の利用にはインターネットに接続できる環境が必須です。
そのため、通話品質が電波状況に左右されてしまう場合もあります。事前にオフィスのインターネット環境を確認、整備しておくと良いでしょう。
利用できない番号がある
クラウド電話では110番(警察)、119番(消防)などの電話番号には発信することができません。
そのほかにも利用できない番号があるかもしれないため、サービス利用前にベンダー側へ確認しておくと良いでしょう。
ランニングコストがかかる
クラウド電話は利用人数や利用するオプション数によって料金が変わります。
工事費用や保守費用が不要となるため、初期費用は従来のPBXと比べて抑えられる傾向にありますが、利用する人数によっては長期で利用するほどにコストがかさむことも考えられます。
トータルコストを考えた場合、オンプレミス型のサービスを導入した方が安くなるという場合もあるため、まずは事前に利用人数やオプションについて想定して、大まかなコストをしっかりと概算することが重要です。
まとめ
クラウド電話(クラウドフォン)について概要やビジネスフォンとの違い、導入することで得られるメリット・デメリットなどについて解説しました。
従来のPBXを用いたビジネスフォンはどうしても初期コストが高くなってしまうことから、スタートアップ段階、小規模企業では導入しにくいものでした。
クラウド電話であれば、初期コストを抑えて手軽に導入できますが、場合によってはコストが割高になってしまうケースもあるため、本記事で紹介したメリット・デメリットをぜひ参考にしていただけると幸いです。