ワークフローシステムは、主に以下の2つに分かれます。
それぞれの特徴やメリットについて解説いたします。
オンプレミス型
自社のサーバーやPCにシステムを導入するタイプをオンプレミス型と呼びます。
ほとんどの場合、システム構築のためにエンジニアなどの専門家が必要で、また環境整備も必須です。
業者が導入代行を行ってくれる場合もありますが、多くの場合有料オプションに設定されています。
設定までにやや手間がかかりますが、クラウド型より細かいカスタマイズを施せるのが一番のメリットと言えるでしょう。
従って、自社独自の運用を行いたい場合は、オンプレミス型が最適です。
クラウド型
一方、オンラインでワークフローを構築するタイプを「クラウド型」と呼びます。
ワークフローシステムの中でも比較的安価で導入できるのがメリットです。
外部サービスとも簡単に連携できるサービスも多く、幅広く活用できるという特徴があります。
またスマートフォンやタブレットなどマルチデバイスに対応できるのも嬉しいポイント。
昨今普及したテレワークのように各々が違う場所で業務を行っている場合に重宝されます。
加えて、システム開発や導入に専門的な知識が必要ないため、短期間で導入することが可能です。
以下、それぞれの特徴を表にまとめました。
オンプレミス | クラウド | |
コスト | 初期費用はやや高額。 長期間継続利用を前提として契約。 | 低コストでスタートできる。 一般的には初期費用無料。 |
カスタマイズ | 要望によって細かくカスタマイズできる。 | オプション設定により、ある程度のカスタマイズができる。 |
バージョンアップ | 多くのケースで費用が発生。 | 多くの場合で無償アップデート。 |
障害対応 | 自社で対応、もしくは保守要員が対応。 | クラウド事業者がインターネット経由で対応可能。 |
まとめ
オンプレミス型・クラウド型それぞれに特徴があり、得意とする部分やマッチするシチュエーションがあります。
自身の企業が、どちらのシステムを利用するべきかしっかりと検討し、最適なワークフローを導入しましょう。