質の高い契約書を作成するためには、法律等の専門知識や経験が必要となります。
また、契約書のチェックや修正を行うなど、品質の維持にも手間がかかることから、近年では、専用のソフトウェアを活用する企業が増えてきました。
本記事では、AIを搭載した高度な支援ソフトウェアのLegalForce(リーガルフォース)についてご紹介し、特徴、機能、料金面についても触れていきます。
LegalForceのより詳しい内容を知りたい方はこちら
LegalForceとは
株式会社LegalOn Technologiesが提供しているクラウド型契約書レビュー支援ソフトウェアです。
セキュリティが高く、チャットなどのサポートが充実していることから、企業の法務部や法律事務所など、500社以上の導入実績があります。
国内での導入企業数は700社を突破しており、導入例としては大正製薬株式会社や小田急電鉄株式会社、サントリーホールディングス株式会社、株式会社資生堂、ENEOSホールディングス株式会社など幅広い業界の大手企業から導入されています。
LegalForceの特徴·機能
そんな500社以上もの企業が導入しているLegalForceにはどのような機能があるのでしょうか。
ここから機能や特徴を紹介していきます。
主な機能は以下の通りです。
- リスク検知支援
- リサーチ
- 文書編集
- ナレッジ共有
- 案件受付・管理機能
以下、主な特徴をまとめました。
AI搭載で自動レビューを行ってくれる
LegalForceの一番の特徴は、AIが搭載されていることです。
AIが自動で契約書の内容をチェックして、抜け漏れなどを見つけて指摘してくれるため、修正作業をスムーズに行うことができます。
条文検索を搭載
条文検索機能が搭載されているのも、LegalForceの特徴です。
キーワードを入れるだけで、探したい条文がすぐに見つかるため、契約書の管理がしやすくなります。
複数のキーワードを使うことや英文書などを検索することも可能です。
テンプレートや書式集が用意されている
LegalForceには、契約書のテンプレートや書式集もいろいろと用意されています。
企業法務に詳しい弁護士が作成したテンプレートや書式集が400点以上あり、ダウンロードすることや引用するなどして利用できます。
類似契約書レコメンドや社内ライブラリなど機能豊富
類似契約書レコメンド、電子締結連携、Wordアドインなどたくさんの機能が搭載されています。
社内ライブラリやレビュー数レポートなどの機能もあるので、作成した契約書の管理にも役立てることができます。
最先端テクノロジーが適用されている
ここまで述べてきた通り、LegalForceは、主に文書解析(自然言語処理・機械学習)の分野において、国内最先端の技術が適用されています。
システムの使用感・UIについても評価が高く、利用者のフィードバックに耳を傾け、ユーザーからの要望に応えられるよう、常に開発に邁進しています。
実際の使用感や要望をユーザーから拾い上げ、実務に最適な使いやすい操作性が実現したサービスです。
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LegalForceの強み
LegalForceの強みは、弁護士監修のソフトウェアであることです。
開発専任の弁護士や提携法律事務所など法律の専門家が監修していますので、信頼性が非常に高く、法改正などにもすぐに対応してもらえます。
専任担当者による導入支援、チャットの相談など、サポート体制がしっかりしている点も、LegalForceの強みです。
セキュリティ対策も万全なので、安心感もあります。
LegalForceの価格·料金プラン
LegalForceの価格や料金プランについては、公式サイトでは公表されていません。
法務組織の規模や人数に応じた課金制度となっているため、詳細な料金については、お問い合わせが必要です。
2020年12月現在/詳細は公式サイトを確認
LegalForceの注意点
LegalForceの注意点は、公式サイトの情報だけでは、どんなサービスなのかがわかりにくい点です。
料金についても具体的な金額が記載されていません。
詳しい情報を知りたい場合には、資料を請求することやお問い合わせフォームから直接コンタクトを取る必要があります。
LegalForceの導入事例·利用企業からの評判
付加価値の高い法務部門の変革を実施できた
“リーガルチーム内での契約審査の品質ばらつき、契約審査に時間がかかることなどを大きな課題としていました。LegalForceを導入したことで、審査品質の向上・時間の使い方改善はもちろんのこと、業務効率化はもちろんのこと、チームの意識改革にも繋げることができました。付加価値の高い法務部門の変革ができたと非常に満足しています。”(野村アセットマネジメント株式会社)
契約書作成や審査業務を効率化できた
“月100件もの新規契約相談に対応するためにLegalForceを導入しました。条文マッチング機能を活用することで自社のひな形と照らし合わせがしやすくなり、契約書作成や審査業務を効率化できました。”(小田急電鉄株式会社様)
新人教育にも活用
“月80件〜100件にもおよぶ契約書関連の業務に少ない人材で対応するため、人材育成に活用するためにLeagalForceを導入しました。今までは契約書の確認作業に2時間近くかかっていたものが30分ほどに短縮され、導入効果を実感しています。また、自動レビュー時に解説が表示されるので新人教育にも活用できています。”(株式会社大創産業様)
事業部に負担をかけない運用フローを構築できた
“案件管理機能による効果を最も実感しています。現在自分がどのようなタスクを抱えているかを見える化し、案件の進捗が把握しやすくなったため、事業部の担当者に滞っている案件を伝えるなどして、業務を効率的に行う体制が整備されたように思います。LegalForceは導入のしやすさに魅力を感じ、利用に至りましたが、これまでの業務フローをほとんど変えずにオペレーションできたため、混乱も起こりませんでした。新しい社員がグループに加わ際にも、「自動レビュー」と「自社基準レビュー」を活用して、誰がレビューしても同じ質が担保できるようにしていきたいと思います。”(株式会社イースト様)
LegalForceのセキュリティ体制について
契約書という社外秘の情報を扱うLegalForceではセキュリティ体制についても重視しています。
使用するデータセンターについては国内大手企業も多数利用しているAWS(Amazon Web Services)を活用しているので信頼がおけます。
また、第三者機関による脆弱性の診断を行っているので、日々セキュリティ強化を怠ることがありませんし情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS規格)も取得済みなので堅牢性については証明されています。
情報セキュリティの専任者によって管理されているので常に徹底した情報管理を行っていると言えます。
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類似サービスとの比較
LegalForceと類似したサービスとしては、株式会社リセのり〜が〜るチェックがあります。
り〜が〜るチェックも、LegalForceと同様にAIが搭載されており、自動レビューで不利な条項や抜け落ちなどを発見することや代替案の提案などを行ってくれます。
り〜が〜るチェックの月額料金は、20,000円〜です。
LegalForceの料金プランは非公開となっていますので、価格面での両者の比較はできません。
ただ、り〜が〜るチェックの公式サイトには、自社調べで業界最低価格水準と記載されていますので、利用人数や規模によってはLegalForceよりもリーズナブルな価格で利用できる可能性があります。
LegalForceで契約書作成や管理業務の効率化を
自動レビューを行ってくれるAI搭載のLegalForce。
条文検索機能、豊富なひな形も用意されているLegalForceで契約書作成や管理業務の効率化を目指しましょう。
導入にあたっては、まず公式サイトより問い合わせをしてみるのが確実でしょう。
画像·データ出典:LegalForce公式サイト