社員の学習意欲を向上させて主体的な学習環境、自己啓発を促すにはeラーニングシステムの導入がおすすめです。
今回紹介するCanvas LMSは、オープンソース型のLMSで自社に合わせた学習環境を構築しやすい点が注目されています。
本記事ではCanvas LMSの料金や特徴などを解説しますのでサービス選定の参考にしてください。
Canvas LMSとは
Canvas LMSとはInstructure社が開発したオープンソース型のLMSです。
既存のシステムから情報をインポートしたり、オンライン上でのテスト実施や採点ができたりとシステム運営社だけでなく受講者や講師側にとっても便利な機能が搭載されています。
オープンソース型なので、自社にある程度のリソース•ノウハウがあれば構築から運用までを自社だけで行うことができます。
おすすめの類似eラーニングサービス
オンライン研修×自己啓発学習を実現: Schoo
(4.5)

月額料金 | 1,500円/ID | 無料お試し | デモアカウント発行可能 |
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初期費用 | 要問い合わせ | 導入会社 | 2000社以上 |
参加型の生放送授業と、4,600授業以上の動画教材で「仕事に活きる」知識・スキル・考え方を学べるサービス。どのデバイスからでも視聴でき、録画授業も見られるので、隙間時間でも学びやすいです。
豊富な研修パッケージ
Schoo for Businessで提供している研修パッケージは、実に100種類以上。 新入社員や中堅社員、管理職など、階層ごとに豊富な研修カリキュラムが用意されているため、社員一人ひとりにあった研修を行うことができます。 さらに、Schooには「視聴履歴の管理」、「オリジナル研修の作成」、「レポート提出機能」といった独自の受講管理機能が搭載されているため、学習効果の確認はもちろん、専門的な部門でもオンライン研修が可能という特徴があります。
学習意欲を刺激するコンテンツを提供
Schooの提供する授業は、ビジネス·ITスキルから働き方、健康、経済といった非常に幅広い分野をカバーしています。 ビジネススキル系:322種類 思考·自己啓発:289種類 OAスキル系:47種類 プログラミング:153種類 マネジメント:101種類 SE·エンジニア:156種類 上記以外にも豊富なカテゴリが用意されており、授業は365日更新されるため、常に最新のビジネストレンドを社員自ら学習することができます。 6,200以上もの動画が見放題で、スマートフォンやタブレットからでも視聴することができるため、テレワークを採用している企業はもちろん、移動中など空き時間を利用しての学習が可能です。
双方向での学びが実現できる
Schooのオンライン研修は、2種類の双方向での学びを実現させます。 毎日配信している生放送の授業では、講師と受講生代表、ユーザーの三者でコミュニケーションをとりながら進めることができるため、受け身な姿勢から導入企業の社員自ら学ぶという意識変革が期待できます。
社員教育の体制を構築: ハビスク
(4.5)

月額料金 | 19,800円〜 | 無料お試し | 要問い合わせ |
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初期費用 | 要問い合わせ | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
「社長が社員に学んで欲しいと思うコンテンツ」が用意されて、週1本5分~10分の動画+ワークの問いとして届きますので、手軽に社員教育の体制を構築することができます。
手間をかけずに社員教育を実現
ハビスクを導入すると、毎週短い動画型の教材メールが届くため、人事や経営層の方は、特別な手間をかけずに「社員に学ばせたいこと」を学ばせることが可能です。 よく動画教材の見放題サービスは、数百~数千タイトルの動画ラインナップが売りになっています。豊富にある動画ライブラリーは学習意欲が高い社員が自分で学びたいタイトルを選べる点は素晴らしいものです。 ハビスクでは、「社長が全社員に伝えたい内容」ということで厳選したコンテンツが、毎週木曜日に「課題動画」、「動画の視聴ポイントを説明したサマリー」、「内容の解説文」、「学びを深めるセルフワークのお題」、「実践に落とし込むワークショップのお題」がメールで届けられるため、動画を選定する手間などが一切かからず、全社員教育体制を構築できます。
本物のコンテンツを提供
ハビスクでは、運営元である社員研修会社ジェイックが1日50万円〜60万円の費用を頂戴して研修を実施している教育プログラム『7つの習慣®』、『原田メソッド®』、『ドラッカー経営』、『仕事の基礎の基礎』、『営業の真実』などを動画化して提供しています。 それぞれのコンテンツでは主体性や目標達成、部下育成、時間管理、感謝、気配りなどといった、社長が社員に学ばせたいことを非常にわかりやすく教えてくれます。 例えば『7つの習慣®』では、「主体的になる」ということがどういうことなのか、主体的になることにどんなメリットがあるのかなどを、わかりやすく教えてくれるため、社員自らが主体的になろうという気持ちにさせることが可能です。
低コストでの運用が可能
外部のコンサルティングであれば月間数十万円、講師を招いての集合型研修などであれば1日数十万円が相場であり、なかなか実施や継続は難しいものです。 また、一般的なe-learningのサービスは、社員毎の学習管理などが出来ますが、社員1名あたり月間1,000円前後の価格であるサービスが大半です。 一方で、ハビスクは社員毎の学習管理などの機能を提供しない代わり、圧倒的な低価格を実現。社員数100名以下であれば、月額19,800円の定額で利用でき低コストで学習環境を構築することができます。
Canvas LMSの機能·特徴
直感的なUIで使いやすい
Canvas LMSはシンプルで整理されたインターフェースで利用することができます。
海外製のLMSですが、日本語を含む多言語に対応しており海外製品にありがちな意味がちぐはぐな翻訳にもならないため初めて扱う方でも利用しやすいシステムとなっています。
脆弱性が少ない
オープンソース型ということで脆弱性を気にされる方もいるかと思います。
Canvas LMSはこれまでに報告された脆弱性が少なく安全に利用することができるソフトウェアとして知られています。
オープンソース型のLMSではMoodleというサービスが有名ですが、このサービスと比較しても脆弱性の報告数は3分の1以下と圧倒的に少ない件数のため管理にかかる負担も少ない点が特徴です。
既存システムとの連携が可能
Canvas LMSにはSIS(Student Information Services)インポートといわれる機能が搭載されています。
SISインポートを利用することで、受講者の様々な情報をインポートする機能で、ユーザ情報や認証情報、受講コースなどをCSV形式にてインポートすることが可能となるため既存システムとの連携を実現します。
管理者向けの機能も充実
Canvas LMSでは管理者向けの機能も充実しており、講師や受講者などのユーザー管理はもちろん、一般ユーザーへの管理権限の付与機能なども搭載されています。
権限設定は柔軟に付与することができ、一部の情報のみが閲覧できないようにするなどコースでの役割とアカウントでの役割を登録することが可能です。
また、アカウントごとに複数のコースを作成することができ、作成したコースに講師と受講者を追加して役割の設定などもできます。
Canvas LMSの料金·価格
Canvas LMSはオープンソース型のLMSなので、基本的に無料で利用することができます。ただしその場合は自社で構築から運用までを行う必要があるためある程度の開発力が求められます。
日本では株式会社デージーネットがサポートを行っており、導入サポートが必要な場合は無料で見積もりをしてくれるので問い合わせてみると良いでしょう。
2022年1月現在/詳細は公式サイトを確認
無料トライアルについて
Canvas LMSはオープンソース型のため、基本無料で利用でき、トライアルとして運用することも可能です。
Canvas LMSを含むおすすめのeラーニングシステム比較
eラーニングシステムについてはこちらの記事も参考にしてみてください。
Canvas LMSで自社独自の学習環境の構築を
Canvas LMSについてご紹介させていただきました。
- オープンソース型なので無料で利用可能
- 管理者向けの機能も豊富
- 既存システムとの連携が可能
上記の点から、自社に開発力や学習素材があらかじめある場合にはコストをかけずに学習環境を構築できるためおすすめと言えるでしょう。
特殊な教材が必要であったり既存のシステムでは自社環境にマッチした教材がないという場合にはオープンソース型の導入を検討してみても良いでしょう。
本記事を読まれて気になった方は、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
画像·データ出典:Canvas LMS公式サイト