eラーニングの歴史とは?
eラーニングの登場以前
eラーニングの登場以前は、メディアを利用した学習方法として、テレビ・ビデオを教材としたサービスが一般的でした。
テレビ教材による学習は、映像やアニメーションを利用できる強みがあります。
文字や図表だけの教科より効果的に行うことでき、テレビのように決まった時間に放送されるわけではないので、好きなときに学習することが可能になりました。
ただし、学習内容は一方向であるという側面があります。
学習者からのアクションが起こせないことが、テレビやビデオによる学習の大きな課題でした。
初期のeラーニング
初期のeラーニングは、CD-ROMが活用されていました。
大容量のCD-ROMであればビデオと同じように、映像やアニメーションなどを自由に使用することが可能です。
コンピュータとCD-ROMの組み合わせによる学習により、学習者のアクションが実現されました。
「学習者が教材の質問に答える」「その質問の答えに応じて異なった教材を提示する」などといったように、「双方向的な学習」が可能になったのです。
ただし、CD-ROMの場合、作成・配布のための手間とコストがかかり、一度作成・配布してしまったCD-ROMは、内容を修正することが不可能です。
さらに、学習の進捗状況は、配布したCD-ROMに記録されるため、進捗状況を提供する側が管理することは不可能でした。
これら初期のeラーニング管理についての課題を克服したのが、インターネットを利用した近年のeラーニングです。