スマートフォンやPCの普及によって、急激に成長しているEC市場。
自社でもECサイトを運営しており、今後ECの担当者となる方も多いと思います。
しかし、ECサイトを管理するためには何をすれば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ECサイト管理における基礎知識などを解説しますので参考にしてください。
ECサイトとは
そもそも、ECサイトとはオンライン上の商取引（Eコマース）を行うWebサイトのことを指します。
ECサイトと聞くと、ネットショップをイメージされる方が多いかもしれませんが、ネットオークションサイトや、オンライントレードのサイトなどもECサイトに含まれます。
しかし、昨今では「ECサイト＝ネットショップ」という認識が一般的となっており、個人事業主から大手企業まで、幅広い種類のECサイトが登場しています。
ECサイトは、実店舗のように開店時間・閉店時間や休業日という概念がなく、インターネットを介して場所や時間を選ばず手軽に商取引を行うことができる点が最大の特徴であり、メリットです。
環境を整備すれば、日本国内だけでなく、海外からも商品を購入することができるため、手軽にグローバルビジネスに挑戦できる点もECサイトが注目されていう理由の1つでしょう。
おすすめの類似EC管理システム
類似サービス： W2 Repeat
(4.5)
| 月額料金 | 49,800円〜 | 無料お試し | 要問い合わせ |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 49,800円〜 | 導入実績 | 700社以上 |
W2 Repeatとは、W2株式会社が提供しているD2C/定期通販特化型カートシステムです。 売上の低下、業務の煩雑化、デザインの制約など、ECサイト運営で起こるさまざまな課題を解決へ導く機能が用意されています。
豊富な機能を搭載
W2 Repeatは、定期通販に特化した豊富な機能を標準搭載しています。その機能数は950種類を超えており、定期通販での売上アップにつなげることが可能です。
フォーム一体型LPでCVRを向上
W2 Repeatの特徴は、フォーム一体型LPとなっていることです。 フォーム一体型LPは、商品の説明と入力フォームが1つのページに集約されており、カゴ落ち防止や売上アップが期待できます。
自動受注ワークフローで大幅な業務効率化
W2 Repeatには、受注処理を自動化させる機能が搭載されており、これによって大幅な業務効率化が可能となります。 これまで40分以上かかっていた作業がボタン1つ、1分で完了するようになったというケースもあり、日々の作業が効率化することで、担当スタッフの負担軽減も軽減できます。
類似サービス：リピスト
(4.5)
| 月額料金 | 14,800円〜 | 無料お試し | 要問い合わせ |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 29,800円〜 | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
リピストとは、株式会社PRECSが運営しているECカートシステムです。 「広告管理が煩雑化している」、「媒体別の効果を把握しきれていない」、「定期継続率が低い」、「カゴ落ちが多い」といった課題を解消して、顧客体験の最大化を実現します。
フォーム一体型LPでCV率を向上
リピストでは、フォーム一体型LPの構築が可能で、フォーム入力アシスト機能が標準搭載されています。 ランディングページからそのままフォーム入力へ誘導できることで、ユーザーの離脱ポイントをできる限りなくし、ユーザーにストレスを与えることなく、購入まで導くことが可能となります。
定期通販に必要な機能を標準搭載
リピストでは、日付や曜日、価格といった柔軟な定期サイクル設定が可能です。 また、初回のみ料金オフといった定期コースの初回オファーのような施策を実施することもでき、回数毎に価格や送料無料の設定を行なうこともできます。
独自デザインのLP構築が可能
リピストでは、smartyテンプレートエンジンを採用しており、データベースの値を変数として利用できるため、独自デザインかつ高いカスタマイズ性を備えたLP構築が可能です。
類似サービス：コマースロボ
(4.5)
| 月額料金 | 0円〜 | 無料お試し | 要問い合わせ |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
コマースロボとは、株式会社コマースロボティクスが運営しているEC自動出荷システムです。 RPAを内蔵したOMS・WMS一体型で、EC運営における受注から在庫管理、出荷まで全てを自動化することができます。
RPAで幅広い業務を自動化
コマースロボには、RPA（処理ロボット）が搭載されており、幅広い作業の自動化が可能です。 配送方法の自動振り分けや納品書の自動振り分け、住所不備のチェック、入金確認のような作業が自動化でき、詳細設定で文字を置換したり、固定値をいれることも可能なため、カスタマイズ不要で導入することができます。
あらゆる外部システムと自動連携ができる
コマースロボは、楽天やQoo10といったモール、ShopifyやMakeShopといったカート、ヤマト運輸などの宅配会社まで、あらゆる外部システムと自動連携することができます。 データ連携にかかる手間を削減することで、粗利の増加を実現することが可能となります
万全のセキュリティ体制
コマースロボは、外部からのサイバー攻撃や、内部からの情報漏洩に配慮したセキュリティ対策がされているため、安心して利用することができます。 サーバーは、大手企業も利用しているAWSを使用、通信の暗号化などはもちろんのこと、データのバックアップ体制も万全であるため、万が一のトラブル時でも安心です。
ECサイトの種類
ECサイトは、「モール型」と「自社ECサイト型」に分けられます。
それぞれの特徴について解説します。
モール型
モール型とは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングに代表されるモールに出店してECサイトを運営します。
モール型の特徴としては、ショッピングモールに出店する様子をイメージするとわかりやすいですが、既にある施設に店舗を出店する形式となるため、自社でECサイトを構築する必要がありません。
モール側でテンプレートや店舗管理システムを提供していることが一般的なため、自社で事前に準備する手間が少ない点がメリットです。
ただし、Amazonや楽天市場のような大型ECモールになると、多数の競合が出店しているため、ノウハウがないと売上を上げることが難しい点、出店に伴い手数料や月額課金が必要となる点がデメリットと言えます。
自社ECサイト型
自社ECサイト型は、文字通り自社でECサイトを構築するタイプとなります。
無印良品やユニクロなどのオンラインショップをイメージするとわかりやすいでしょう。
自社である程度の開発リソースがある場合は、ゼロから構築することもありますが、昨今はECサイト構築の専用ツールを利用する場合や、ECサイト構築を得意とする業者に外注するケースも一般的です。
自社ECサイトを運営するメリットとしては、自社がイメージするレイアウトや機能を追加できるなどの自由度が高いこと、モールの利用と異なり、運営に伴うコストを抑えることができる点が挙げられます。
ただし、決済システムとの連携や、セキュリティ対策、メンテナンスなどの保守作業も自社で行わなければいけないことがあるため、負担は大きい点がデメリットとなります。
おすすめのECサイト管理システム
コマースロボ
特徴
コマースロボは、株式会社コマースロボティクスが運営しているEC自動出荷システムです。
RPAを内蔵しており、EC運営における受注や在庫管理、出荷までもが自動化することができます。
豊富な導入実績があり、楽天やQoo10といったモール、Shopifyといったカートなど、あらゆる外部システムと自動連携することができるため、データ連携にかかる手間がかからない点も優れています。
料金
- フリープラン：初期費用0円/出荷件数〜100件/月
- 自動出荷プラン：初期費用0円/月額10,000円/出荷件数101件〜500件/月
- SCMプラン：初期費用0円/月額30,000円/出荷件数101件〜500件/月
※価格情報は2023年4月時点のもの
AnyX
特徴
AnyXは、AnyMind Japan株式会社が運営しているEC管理プラットフォームです。
複数のECチャネルを運営している場合でも、一元管理が可能で、豊富な実績をもとにした運営代行によって、売上の最大化を目指すことができます。
ECサイトの構築から運用まで、丁寧にサポートしてくれるため、EC運営の経験が浅い方でも安心です。
業務効率化はもちろん、戦略立案に役立つ分析機能も搭載されています。
料金
- 初期費用：要問い合わせ
- 月額費用：10,000円〜
※価格情報は2023年4月時点のもの
まとまるEC店長
特徴
まとまるEC店長は、株式会社ブランジスタソリューションが運営しているECサイト向けの管理システムです。
在庫の自動更新や商品一括登録、帳票管理などの利便性が高い機能が搭載されています。
楽天市場やYahoo!ショッピング、ヤフオクストアといった主要なモールとの連携が可能で、同じショッピングモール内で複数店舗を展開することも可能です。
料金
- 初期費用：0円
- 月額費用：9,800円
※価格情報は2023年4月時点のもの
CROSS MALL(クロスモール)
特徴
CROSS MALLは、商品登録や在庫管理、発注、仕入れといったECサイト運営における必須業務の一元管理が可能なサービスです。
ECサイトのバックヤード業務を一元管理し、コア業務への集中を可能とします。
オンラインショップの複数出店にも対応しており、在庫の連動が可能なため、在庫管理におけるミスを防ぐことができます。
料金
- 初期費用：0円
- 月額費用：5,000円〜
※価格情報は2023年4月時点のもの
ネクストエンジン
特徴
ネクストエンジンは、Hamee株式会社が提供しているECサイトの一元管理システムです。
受発注管理機能や在庫管理機能、商品登録機能など、ECサイト運営における必須機能がしっかりと搭載されており、豊富な導入数を誇る人気サービスとなっています。
導入企業の好きなタイミングで必要な機能を追加することができるため、ECサイトの成長段階に合わせてカスタマイズしていくことができる柔軟性が魅力的です。
また、決済連携機能が搭載されているため、決済処理の自動化なども可能となっています。
料金
- 初期費用：0円
- 月額費用：10,000円〜
※価格情報は2023年4月時点のもの
ECサイトに必要な機能
ECサイトでは、商品を出品し、受注後に発送と様々な業務が発生します。
カート機能
ECサイトの中でも必須の機能となります。
ユーザー側が商品をカゴに入れた状態で離脱する、いわゆる「カゴ落ち」を防ぐために、わかりやすい画面で購入まで進むことができるカート機能が理想的です。
有料のカートシステムは、カゴ落ち対策や使いやすさ、購入率を高めることに注力して開発されているため、本格的にEC運営を行うのであれば、やはり有料システムを検討する方が良いでしょう。
決済機能
ECサイトでは、多くの決済手段が選べる方がユーザーニーズに応えることができるため、売上拡大を目指すのであれば、幅広い決済方法に対応しているサイトを目指しましょう。
少なくとも、「クレジットカード」「代引き（代金引換）」「コンビニ後払い」の3点は需要が高いため必須と言えます。
セキュリティ機能
クレジットカード情報や氏名、住所といった個人情報を入力して買い物をする必要がある以上、セキュリティ対策は必須です。
個人情報データを保護する暗号化通信（SSL）や、セキュリティコードの入力を必須とするといったセキュリティ対策を実施しましょう。
場合によっては、不正注文を防げるようなサービスを導入しておくというのも有効です。
受注管理機能
受注管理機能があることで、受注状況の確認や、入金の有無の確認などが効率化されるため、ECサイトを運営するにあたっては必須の機能と言えます。
受注管理機能では、受注から出荷までを効率化することができるため、よりスピーディーに納品することが可能となります。
受注管理システムにおいては、様々なベンダーからサービスが登場しているので、無料トライアルを利用してみると良いでしょう。
メール機能
メール機能は、必須というわけではありませんが、顧客育成には効果的なため、利用できた方が良いでしょう。
商品を購入してくれた顧客に対して、お礼のメールを送ったり、クーポンを送ったりと様々な施策ができるようになります。
また、顧客管理機能も併せて利用すれば、顧客の購入情報を手軽に把握して、最適なキャンペーン情報の配信などができるようになります。
ECサイトを管理して売上拡大を目指そう
ECサイトについて解説しました。
ECサイトは、運営するタイプによって負担やメリット・デメリットが異なりますので、自社のリソースも踏まえながら慎重に検討するのが良いでしょう。
