eKYCとは?
eKYCのeはelectronicの略で、KYCとはKnow Your Customerの略です。
窓口や郵送といったアナログな本人確認手続きをオンライン上で可能する仕組みのことを指します。
eKYCが登場するようになった背景としては、2018年に金融のデジタル化戦略として改正された「犯罪による収益の移転防止に関する法律(犯罪収益移転防止法)」の改正によって本人確認がオンラインでも認められるようになったことが普及の要因です。
eKYCは金融関係や古物商、チケット販売などの業界で多く導入されている傾向にあります。
また、オンライン化の要望が高まったこと以外に新型コロナウイルスの爆発的な感染をきっかけに社会へ広まった「非対面設計」のニーズが高まったこともeKYCが注目されるようになった要因と言えます。
当たり前だった窓口などでの対面による本人確認が、コロナ禍においては感染リスクを懸念して敬遠する人が増えたため、eKYCによって非対面の本人確認が求められています。
eKYCの導入費用相場
eKYCサービスを導入する際の料金について解説します。
初期費用の相場
eKYCサービスでは、初期費用相場が数十万円〜数百万円程度となります。
eKYCサービスの多くは初期費用が非公開となっているため、料金比較をするためにはお問い合わせをして見積もりしてもらうのが確実でしょう。
利用料の相場
eKYCサービスは、基本料金として月額費用が発生するものや1件あたりに利用料が発生するものがあります。
基本料金は月額数万円程度が相場となっており、1件あたりの利用料の相場は50円〜数百円程度相場です。
1件あたりに利用料が発生するサービスの中には、月の処理件数が多いほどに料金が割引されるものもあるので確認しておくと良いでしょう。
オプション料金
初期費用や利用料以外にOCR機能やBPOサービスなどのオプションを利用すると追加費用が発生します。
オプションの料金は利用する機能やサービスごとに異なるので、サービス利用前に確認しておくと良いでしょう。