今回は、午睡チェックサービスについて解説いたします。
乳児の安全を守る上で、午睡チェックサービスは欠かせないツールと言えるでしょう。
午睡チェックをより安全に保育士の負担なく行いたいと検討している保育園にとって非常に有益なサービスです。
午睡チェックサービスとは
午睡チェックサービスとは、お昼寝している子供の安全を機械・システムによって計測し、万一うつ伏せ姿勢で寝ている子供がいた場合はすぐに検知、保育士にアラートで知らせてくれるシステムです。
人手不足の保育園・幼稚園において、保育の質の向上は大きな課題であり、特に乳幼児突然死症候群(SIDS)を防止する午睡チェックは、非常に重要な業務です。
2021年の厚生労働省による統計によると、年間で81名の乳幼児がSIDSで亡くなっており、午睡チェックサービスは乳幼児の安全を守る上でも欠かせないサービスと言えます。
目視による頻繁な管理・記録が伴う午睡チェックを行わざるを得ない場合、それは保育士にとって大きな負担ですが、午睡チェックサービスはそれらの課題についてもしっかりと解決に導いてくれます。
おすすめの午睡チェックサービス
コドモン
特徴
コドモンは日本でもっとも利用されている、保育・教育施設向けの業務支援ツールであり、午睡チェックサービスとして高く評価されています。
導入実績は12,000件以上を誇り、年間2,000以上の施設で導入されてる実績を誇り、あらゆる規模・形態に対応できる点も人気を誇る秘訣と言えるでしょう。
費用
- 初期費用:0円
- 月額費用:5,500円〜
ルクミー午睡チェック
特徴
ルクミー午睡チェックとは、保育園・幼稚園・こども園向けの園児の睡眠を見守る午睡チェックサービスです。
園児のおなかにボタン式センサーを装着し、例えば5分おきなど、設定する時間毎に睡眠中の園児の体の向きを記録してくれます。
医療機器として認定されており、全国で13,000件以上の導入実績がある信用のおけるサービスです。
費用
- 初期費用:30,000円〜(午睡チェックセンサー機器代)
- 月額費用:1,600円〜
CCS SENSOR
特徴
CCS SENSORは、小型センサーを、クリップでおむつに取り付け使用するタイプの午睡チェックサービスです。
体の向きや皮膚温度・体動数をしっかりと検知して、うつ伏せが認められた場合は、15秒ごとに警告して知らせてくれます。
費用
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
午睡チェックサービスの利用目的は?
保育士の負担を軽減する
午睡チェックは体の向きを5〜10分ごとに確認する必要があります。
園児が大勢いる保育室の中の安全管理も、保育士にとって負担になるはずです。
午睡チェックサービスを導入することで、センサー・カメラで園児の動きをしっかりと管理できるため、スムーズにモニタリングすることができます。
異常に関してはアラートによって通知してくれます。
常に気を張り詰める必要がなくなるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
安全性を高めることができる
午睡中の園児の安全を管理することは、午睡チェックツールを利用する上での最大の目的です。
午睡チェックサービスを導入することで、保育士とツールによるダブルチェックが実現されます。
体温や脈拍などをチェックしてくれるツールも多く、それらを利用すれば、より緻密に体調管理を行えるはずです。
記録の効率化が図れる
午睡チェックサービスを使用すれば、センサー・カメラによって自動で体の向きなどをシステム内に記録してくれるツールがほとんどであるため、手書きでチェックを行う必要がなくなります。
目視で園児の状態を確認しつつ、システムに記録されるデータをチェックすれば、より効率的な記録を実現できます。
午睡チェックサービスの選定方法
午睡チェックサービスを選定する際は、以下のポイントに留意すると良いでしょう。
検知機器の品質
まずサービスの品質をチェックしましょう。
厚生労働省に届けを提出しており、万が一機能障害が生じたとしても、人命・健康に影響を与えるおそれが非常に少ない、「一般医療機器(クラス1)」の承認を得た機器の使用をおすすめします。
設置環境
ネットワーク環境や接続方式の確認も非常に重要です。
専用のネット回線を利用し、タブレット端末で操作するものや、buetoothを使って管理アプリと連携するものを利用すれば、園のネットワーク環境に依存せず、安全に午睡チェックを行うことができます。
まとめ
以上、「午睡チェックサービス」について解説いたしました。
午睡チェックを安全かつ保育士の負担なく行う上で、午睡チェックサービスは欠かすことはできません。
午睡チェックに課題を感じている保育園にとって、非常に心強い味方になってくれることでしょう。