マインドセットとは?言葉の意味や活用事例をわかりやすく解説

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    マインドセットとは、もともとの性格や受けてきた教育、経験などから生じる「思考のクセ」といえるものです。
    人間の行動の多くは、このマインドセットに影響を受けているといわれます。

    マインドセットを上手く活用すれば仕事や勉学、スポーツなどで常に結果を出せるようになるとも考えられています。

    本記事ではマインドセットの概要と、ビジネスにおける活用事例について解説します。

    マインドセットとは?概要や日本語に言い換えた場合の意味

    まずは、マインドセットの意味から見ていきましょう。

    マインドセットを日本語に言い換えると

    マインドセットを日本語に言い換えた場合、以下のような言葉になります。

    ・思考様式
    ・心理状態
    ・固定されたものの見方
    ・固定された考え方
    ・無意識の習慣
    ・好み

    などが挙げられるでしょう。

    マインドセットとは

    日本語に言い換えた言葉を見ればわかる通り、マインドセットとは人間の行動に影響を与える「思考」が「固定化=セット」されたものといえます。

    では、どのような要素によって「思考」は「固定化=セット」されるのでしょうか。
    それは、以下に挙げる要素によるところが大きいとされます。

    ・生まれながらの性格
    ・育った環境
    ・受けてきた教育
    ・経験
    ・価値観

    こうした要素から思考のパターンが形成され、その人物のマインドセットとなり行動に影響を与えるのです。

    マインドセットが必要な理由

    マインドセットは無意識のうちに形成され、行動に大きな影響を及ぼします。

    前向きな思考パターンをもつ人物は、前向きな行動を起こしやすく「勝ちグセ」のある人物になるでしょう。
    反対の場合はどうでしょうか?

    マインドセットを上手く活用すると、誰もが「勝ちグセ」のある人物になれる可能性があるということです。
    マインドセットが必要な理由はここにあります。

    成功者はマインドセットの重要性を良く知っています。

    実業家の稲盛和夫氏は、人生や仕事を成功させる方程式として以下のような提言をしています。

    「人生・仕事の結果=考え方✕熱意✕能力」

    高い熱意と能力をもちあわせていても、考え方がネガティブであれば、人生や仕事の結果は小さくなります。
    反対に、同量の熱意と能力でも、考え方がポジティブであれば成果は何倍にもなるということです。

    このように前向きなマインドセットをもつことで、人生や仕事は成功に導かれるのです。

    マインドセットの種類と具体例

    マインドセットの種類と具体例について見ていきましょう。
    マインドセットは大きく分けて、「成長マインドセット」と「硬直マインドセットの」2種類があるとされています。

    成長マインドセット

    成長マインドセットは「グロースマインドセット」とも呼ばれます。
    これは、「人間の能力は経験や努力により向上できる」という前向きな思考です。

    こうしたマインドセットをもつ人物は、何事にも積極的にチャレンジし、成功に向けた努力を怠りません。
    成長マインドセットを獲得すれば、自主的に目標達成に向けた行動を起こし、困難があっても乗り越え、目標を達成する人材となるでしょう。

    硬直マインドセット

    硬直マインドセットは「フィックストマインドセット」とも呼ばれます。
    成長マインドセットとは真逆の思考で「人間の能力は生まれついてのもので、努力により変えることはできない」とする考え方です。

    努力はムダと考えるため、目標達成に向けた積極的な行動を起こしません。困難が生じるとすぐにあきらめ、結果を出せない人材になってしまいます。

    成長・硬直マインドセットのたとえ話

    成長マインドセット・硬直マインドセットの違いをわかりやすく説明するたとえ話を紹介します。

    アメリカ人のセールスマン2人が、アフリカに靴を売りに行きます。
    アフリカでは靴を履く習慣がありません。

    セールスマンAは、「靴を履く習慣がないので靴は売れないだろう」と早々にあきらめて帰国します。

    セールスマンBは、「靴の良さを知ってもらい、靴を履く習慣や文化を定着させることができれば一人勝ちだ」と早速行動を開始します。

    人生やビジネスにおいて成功をおさめるのは、どちらのマインドセットでしょうか?

    効果的なマインドセットの身につけ方や使い方

    人生や仕事を成長に導くには成長マインドセットを獲得する必要があります。
    効果的に成長マインドセットを身につけるには、どうしたら良いのでしょうか。

    学校教育や企業における研修などで学ぶことも良いでしょうし、本から学ぶことも効果的です。

    マインドセットの教育・研修の重要性

    学校教育や企業研修などで、マインドセットについて学ぶことは重要な意味をもちます。

    まずは、自身の内面に「無意識の思考のクセ」があることを認識し、それは変えられるものであることを知ってもらいます。

    自分の思考がどのような経験から生じているのかを知り、思考のクセを修正する方法を学ぶのです。

    マインドセットは「無意識下の思考のクセ」であるため、自分自身で気がつくことはできません。
    教育や研修で、人から教えてもらうことで初めて意識できるようになります。

    おすすめのマインドセットの本

    研修などでマインドセットは変えられること、成長マインドセットの重要性を知ったら書籍を手に取り、理解を深めることが望ましいでしょう。

    マインドセットについて学べる、おすすめの本を紹介します。

    『マインドセット「やればできる」の研究』
    著者 : キャロル・S・ドゥエック
    翻訳 : 今西康子
    出版 : 草思社

    スタンフォード大学発のベストセラーで、能力や才能は努力により開花できることを、20年にも及ぶ調査をもとに実証し解説している書籍です。

    『成長マインドセット〜心のブレーキの外し方』
    著者 : 吉田行宏
    出版 : クロスメディア・パブリッシング

    人が成長する上で問題になりがちな「悩み」の解消方法を、物語仕立てで解説しています。
    「悩み」というブレーキを外すためのワークが豊富に紹介され、読み進めれば自然とマインドセットが変わっていくという有用な書籍です。

    ビジネスにおけるマインドセットの活用事例

    ビジネスにおいてマインドセットを活用する事例を紹介します。

    人材育成

    成長マインドセットをもつ従業員を育成することは、企業の成長に大きく貢献します。

    定期的な集合研修やOJT、コーチングによって成長マインドセットを身につけてもらいます。
    組織として成長マインドセットを獲得し、前向きにチャレンジする社風に変革できれば、企業は飛躍的な発展を遂げるのではないでしょうか。

    目標設定

    部門の営業目標や、人事評価における目標設定など、企業活動は目標を設定し達成するための行動の連続であるといってもいいでしょう。
    成長マインドセットを獲得すれば、常に前向きな目標を掲げ、達成に向け努力する強い組織に生まれ変わります。
    組織や個人の成長に不可欠な目標設定にも、マインドセットは活用できるのです。

    まとめ

    人生やビジネスの成功には、マインドセットが大きく関わることが理解できたのではないでしょうか。

    成長マインドセットは、意識して訓練することで獲得できます。

    成長マインドセットを身につけ、人生やビジネスにおける「勝ちグセ」を手に入れたいものです。

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