人事管理業務を効率化させるシステムとして、多くの企業に導入されている「人事管理システム」と「タレントマネジメントシステム」は、機能・用途が異なります。
自社の人事戦略にとって最適な関連システムを導入することが、企業・組織の更なる成長に繋がるため、両者の違いをよく理解した上で選択することが大切です。
そこで本記事では「人事管理システム」と「タレントマネジメントシステム」の主な違いと、両者のメリット・デメリット、両システムの使い分けや組み合わせ方法について紹介します。
おすすめの人事管理システム
類似サービス: HRBrain
(4.5)
月額費用 | 要見積もり | 無料お試し | 7日間無料 |
---|---|---|---|
初期費用 | 要見積もり | 最短導入期間 | 最短即日〜 |
HRBrainとは、株式会社HRBrainが運営するタレントマネジメントです。 組織診断サーベイからタレントマネジメントまでをワンストップで実現することができ、あらゆる人材データを一元管理することで、業務の効率化やデータ分析・活用が可能です。
人事評価を効率化
HRBrainを導入することで、煩雑化していた人事評価の集計作業を完全自動化することが可能です。 進捗管理や未提出者に対する催促もワンクリックで可能なため、人事評価業務にかかっていた工数の大幅な削減につながります。
人材データの一元管理、スキルの見える化を実現
HRBrainによって、紙やExcelなどに分散していた人材データを一元管理することが可能です。氏名などの基本情報に加え、スキルや特徴の見える化も可能とします。
最適な人材配置が可能になる
人材配置に必要なデータを一元管理して、異動候補者を見える化、適切な人材配置を可能とします。 人材データをクロス集計して、客観的なデータを元にした人材配置を行うことで、勘や経験に頼った人事からの脱却、人材育成の活性化につながります。
類似サービス: JobSuite TALENTS
(4.5)
月額料金 | 要問い合わせ | 無料お試し | 要問い合わせ |
---|---|---|---|
初期費用 | 要問い合わせ | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
JobSuite TALENTS(ジョブスイートタレンツ)は、従業員のさまざまな情報を集約し、厚みのある人材データベースを継続的に構築していくための、人事業務プラットフォームです。
「社員と組織の見える化」と「人事業務のプロジェクト化」を同時に実現
従来の人材管理システムの要素に、人事の業務プロジェクト管理の要素をプラスした人事業務プラットフォームとして、JobSuite TALENTSを生み出しました。JobSuite TALENTSは、社員データベースとしての活用のみならず、日常の人事業務を計画的に実行するための支援機能を備えることで、毎日の人事業務のクオリティ向上に寄与します。
導入企業にあった柔軟なカスタマイズが可能
JobSuite TALENTSを運営するステラスは、有名大手企業での複雑な業務プロセスへの対応実績があり、導入の課題解決に最適な機能を個別にカスタマイズすることが可能です。自社で人事データベースをゼロから構築する場合や、大手HRM(Human Resource Management)パッケージを導入する場合と比較して、低価格かつ柔軟性に優れているため、自社オリジナルの運用しやすいシステムの構築が実現できます。
より広範な人事領域のDXを実現
obSuite TALENTSを導入することで、より広範な人事業務のDXを実現することが可能です。一例としては、JobSuite TALENTSによって自社で活躍している人材の傾向が把握できるようになることで、JobSuiteシリーズの「JobSuite CAREER」や「JobSuite FRESHERS」を用いた採用活動において、そのデータを活かすことができるようになります。
類似サービス: freee人事労務
(4.5)
料金 | 年額23,760円〜 | 無料お試し | 要問い合わせ |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 最低導入期間 | 1ヶ月〜 |
freee人事労務とは、freee株式会社が運営している人事・労務業務の一元管理を可能とするクラウドツールです。 年末調整や勤怠管理、給与計算機能といった労務業務を一元化することができます。
あらゆる人事情報を一元化
従来のシステムでは、業務やシステムごとにバラバラになってしまった人事情報が、freee人事労務を導入することで一元管理できるようになります。 入退社処理や身上変更によって蓄積された従業員データを勤怠申請や給与計算など、幅広い業務に活用して業務効率化を実現します。
幅広い業務をペーパーレス化
freee人事労務は、勤怠から給与計算、年末調整まで、幅広い業務のペーパーレス化を実現します。 紙でやりとりしていたものがオンラインで完結するようになるため、ペーパーレス化によるコストカットが期待できます。
業務の抜け漏れを防止
freee人事労務にはアラート機能が搭載されており、タスクを登録しておくことで抜け漏れをゼロにすることができます。 アラート通知がされることで、やるべきことが可視化されるだけでなく、イレギュラーな業務が発生した場合もfreeeがお知らせしてくれるため安心です。
人事管理システムとタレントマネジメントシステムの違い
それぞれのシステムは人事管理のために使われるソフトウェアですが、用途や目的が異なります。
人事管理システム
人事管理システムは従業員の基本的な情報を管理・記録し、人事業務を効率化させるためのシステムです。
例えば、従業員の氏名・住所・電話番号・勤怠情報・保険に関しての情報を管理し、従業員の給与・勤務時間・保険料の手続きを行います。
タレントマネジメントシステム
タレントマネジメントシステムは従業員の能力・適正を評価し、不足している能力の特定や成長要因を導きだすシステムです。
これにより、企業は将来的に必要になる人材のニーズに合わせて、従業員のための育成プログラムを組むことができます。
加えて、従業員の適正・能力判断により、将来的なリーダーポジションに合った人材を見つけることができます。
具体的には次のような機能を持っています。
- 採用管理機能
- パフォーマンス機能
- キャリア開発機能
- 後継者管理機能
おすすめの人事管理システム
人事管理システムのメリットとデメリット
人事管理システムのメリット・デメリットについてそれぞれ解説します。
メリット
人事管理部門が行う基本的な業務を自動化してくれるため、総合的な仕事量の軽減と効率化をすることができます。
自動化により手作業で起きてしまう人為的なミスを低減することができるので、正確なデータ管理をすることが可能です。
加えて、複数の雇用形態を採用している企業でも利用することができます。
デメリット
基本的な人事管理システムだけでは、大量のデータから戦略的に人事マネジメントを行うことは容易ではありません。
データを基に適材適所の配置・育成プランを練るには、追加のシステムを導入することが必要になり、コストがかかる可能性があります。
タレントマネジメントシステムのメリットとデメリット
タレントマネジメントシステムのメリット・デメリットについて解説します。
メリット
従業員の能力や適正をデータから評価することができ、企業ごとの経営戦略に沿った戦略展開をすることが可能になります。
適材適所の選定が容易になり、従業員の能力に合った配属先の決定をすることが可能です。
能力に合った配置は従業員の満足度を高めることになり、人材の流失防止・定着度の増加に繋がります。
加えて、将来的な人材ニーズの選定・育成プログラムの決定をデータから特定することが可能になるため、将来的な人事戦略を展開することができます。
デメリット
能力・適正評価のために十分なデータを収集する必要があります。
加えて、このシステムを導入する際にはデータ収集のための社内ルール・人事の見直しが必要になり、システムを活用するまでに時間がかかる可能性があります。
人事管理システムとタレントマネジメントシステムの使い分けや組み合わせ方法
人事管理システムとタレントマネジメントシステムは異なる機能を持つシステムですが、目的に合った組み合わせにより更なる効果を発揮します。
例えば、従業員の採用プロセスにおいて、タレントマネジメントシステムでその人の能力・適正判断を行い、採用後に人事管理システムを活用して基本情報を管理した後、タレントマネジメントシステムで育成・研修プログラムを提供するなどの活用方法があります。
基本情報の管理の場面には人事管理システム、採用・育成・異動の際にはタレントマネジメントシステムを使い分けるなど効果的な人事戦略を行うことができます。
人事管理・タレントマネジメントは、機能面で大きな違いがある
人事管理システムとタレントマネジメントシステムはその機能に大きな違いがあります。
自社の目的やニーズに合わせた運用・導入をすることによって、自社の戦略に沿った活用をすることができます。
両システムの使い分けと組み合わせのプランを練りながら、運用・導入をしましょう。