【図解で解説！】国内人材系上場企業の時価総額・平均給与・従業員数等の企業データ【エン・ジャパン,パーソル,ビズリーチ 他】

求職者の転職や就職活動を支援し、企業側の採用業務をサポートするメディアを運営する人材企業。

現在では、名の知れた会社が多くなってきています。

テレビCMでもよく流れるような人材系上場企業の時価総額や営業利益/損失、従業員の平均給与などを調査致しました。

今回の調査対象企業は、国内株式市場に上場し、転職支援、就職支援メディアを運営している8社を調査し、図解にまとめわかりやすく解説しております。

取り上げる人材系企業の株価(調査日:2021/7/14時点)や上場時の株価も合わせて、解説しております。

調査対象人材系企業一覧

下記の国内株式市場に上場している企業を対象に調査を行いました。

パソナホールディングス株式会社/株式会社エス・エム・エス/ビジョナル株式会社/ディップ株式会社/エン・ジャパン株式会社/株式会社アトラエ/ウォンテッドリー株式会社/株式会社キャリアデザインセンター

国内人材系上場企業の時価総額

今回取り上げた国内株式市場に上場している、人材系企業の中で最も時価総額が高いのは、人材派遣サービスを主に扱う「パーソル」でその額、5,453億円にも上ります。

ついで、2番目に高いのは、医療従事者の転職をサポートする「エス・エム・エス」で2,914億円という調査結果となりました。

時価総額が2000億円を超えている企業が半数もあり、人材業界の重要性が垣間見れる結果となりました。

国内人材系上場企業の営業利益/営業損失

今回取り上げた8社の国内人材系企業の中で、最も営業利益を出している企業は、「パーソル」ということがわかりました。

パーソルが他企業と比べても、圧倒的に高い営業利益を経常しており、264.3億円にも上ります。

8社の中では唯一、キャリアデザインセンターが2.4億円の営業損失を出しております。

国内人材系上場企業の従業員数

今回の調査で従業員数が最も多い企業は、「パーソル」で49,434人という調査結果となりました。

パーソルの従業員数が多い理由として、パーソルは複数のグループ会社があり、グループ全体の従業員を合計した数字を従業員数として計算しているためです。

今回の調査で、Greenを運営するアトラエ、Wantedlyを運営するウォンテッドリーはグループ会社を持たないため、単身の従業員数を記載しております。

また、ビズリーチは新規上場申請時の従業員数を記載しております。

国内人材系上場企業の平均給与

国内の人材系上場企業の従業員の平均給与は従業員が多い分、平均よりも少々高い程度の給与ということがわかりました。

在籍する従業員の数も多く、部署ごとでの給与テーブルもあることからこのような結果となったと推測されます。

図解の中のビズリーチは1,117万円と高い数字が出ていますが、提出会社の平均給与のため、他よりも高い数字になりました。

国内人材系上場企業の「平均年齢」「平均勤続年数」データ

今回調査した国内人材系上場企業の従業員の平均年齢と平均勤続年数のデータは以下の通りです。

国内人材系上場企業の株価推移

今回調査した8社の株価の推移と、上場時の株価、現在の株価について調査しました。（調査日：2021/7/14）

パソナホールディングス株式会社

株式会社エス・エム・エス

ビジョナル株式会社

ディップ株式会社

エン・ジャパン株式会社

株式会社アトラエ

ウォンテッドリー株式会社

株式会社キャリアデザインセンター

今後の人材業界の展望

人材業界は経済活動と切り離せない大事な業界のため、衰退することはない業界でしょう。

ここで紹介した8社以外にも多くの人材領域で事業をする会社も多く、いかに顧客を獲得できるサービスであるかが生き残りには重要な指標となるでしょう。

また、今後ロボットによる置き換えも発生すると考えられます。

いかに、ロボットでは難しいハイレベルな仕事の求人に強いか、もしくは優秀なフリーランス人材を多く取り込めるかも人材業界での課題となることでしょう。