調査概要
対象者:全国の20歳~59歳の正社員の男女
サンプル数:400人
居住地:全国
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2021年5月28日
調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/
【質問:月々の給与に満足していますか?不満な場合、どの程度の給与上昇を希望しますか?】
月々の給与への満足度に関するアンケートに対してもっとも多かった回答は、不満で今より5万円程度の上昇を希望するという29.25%という結果になりました。
次いで多かったのが「不満で、今より3万円程度の上昇を希望する」という24.5%、もっとも少なかったのは「不満で、今より1万円程度の上昇を希望する」が7%という結果でした。
現状の給与に満足しておらず、1万円以上の給与アップを望んでいる割合が約84%にも上り、3万円以上の給与アップを希望する割合は全体の77%と、日本で働く正社員は給与への満足度が低いと言えるでしょう。
10万円以上の高額な給与アップを希望する割合で最も高いのは50代
月々の給与への満足度に関するアンケートに対して、現状に不満を抱いており、10万円以上の給与アップを希望すると回答した方を年代別に見ると、もっとも多かったのは50代の35%で、20代の約2倍という結果になりました。
50代は20代と比べ、既婚率も高く子供の教育やさまざまなことにお金を使います。また、若手社員と比べ昇給の機会も減るケースが多いことから、現状の給与に不満を持つ方が増えていると考えられます。
この調査結果をまとめたグラフを見ると、30代と50代が賃上げを希望している割合が他年代と比べても高く、30代は義務教育前の子育てに、50代は高校・大学と子供の学費のかかるお金が多い傾向があるためか、数値が高くなっているようです。
給与への満足度に関して、未婚者は既婚者の約1.6倍満足度が高い
現状の給与に満足していると回答した方の中で、未婚の方は18.22%、既婚の方は11.76%という結果になりました。
未婚の単身世帯では、自身の生活費以外には特にお金がかかる場面は少なく、自由に使えるお金もある程度確保できているからか、給与への満足度は既婚者世帯よりも高くなったと推測されます。
世帯年収に関わらず、約半数の世帯が5万円以上の給与アップを希望している
現状の給与に不満があり、5万円以上の給与アップを希望している方を世帯年収別に見てみると年収100万円未満〜1,000万円未満まで全ての世帯で50%前後を記録するという結果になりました。
新型コロナウイルスの影響もあり、大量リストラや昇給の見送りなどを行なった企業も多数あり、現状の給与に満足できなくなったという人が増えたと考えられます。
アンケート全体についてのサマリー
「現状の給与への満足度に関するアンケート」についてをまとめました。
長らく続く不況に加え、昨今の新型コロナウイルスの影響で給与が上がらず不満を抱えている人が多くいることが、今回のアンケートから推察されました。
新型コロナウイルスの収束にはまだまだ時間が必要と考えられており、今度も厳しい状況が続く可能性が高いと考えられますが、感染症対策をしっかりと守り、社会生活を過ごすことが望まれます。
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