今回は、「ワンタイムパスワード」について解説いたします。
ワンタイムパスワードの利用は、セキュリティ対策を講じる上で、非常に有効な手段です。
おすすめのワンタイムパスワードのサービスや、利用するメリット・選定方法などをご紹介いたしますのでぜひ、参考になさってみて下さい。
ワンタイムパスワードとは
「ワンタイムパスワード」とは、一度だけ使用できるパスワードのことを指します。
ログインが必要なツールにおいて、そのタイミングごとに一度きり使用可能なパスワードが発行され、セキュリティの向上に役立ちます。
当初は、金融機関で使用されることがメインでしたが、現在は、あらゆるサービスでログインの際に用いられることが増え、セキュリティ対策に貢献しています。
おすすめのワンタイムパスワード
カギカン
特徴
カギカンとは、Qrio株式会社が運営する入退室管理システムです。
初期費用・専用工事不要で導入でき、手軽に入退室管理を強化することが可能です。
合鍵も管理画面から簡単に作成でき、オフィス・店舗・施設のカギ管理の効率化とセキュリティをしっかりと強化することができます。
料金
- 初期費用:0円
- 月額費用:7,980円〜
SESAME
特徴
SESAME 4は、CANDY HOUSE JAPANが販売するスマートロックです。
2015年に初代SESAMEの販売を開始して以来、コンパクトな設計・安価で品質の良い商品を高い技術力で展開しています。
料金
- 初期費用:4,378円~
- 月額費用:要問い合わせ
ACALL(アコール)
特徴
ACALLは、アプリケーション・外部サービス・IoTを繋ぎ、セキュリティに関しても高い水準で展開しています。
社員数1,000名以上の大企業など、幅広い業界で導入されており、導入実績は4,900社以上を誇ります。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
RemoteLOCK(リモートロック)
特徴
RemoteLOCKとは、株式会社構造計画研究所が運営·提供しているスマートロックとクラウド型の入退室管理システムです。
Wi-Fiで接続することで、場所・時間問わず、入室権限・履歴をWebブラウザから管理できるサービスとして、高い運用安定性が魅力です。
料金
- 初期費用:35,000円〜
- 月額費用:1,000円〜
PicoA
特徴
PicoAとは美和ロック株式会社が運営している入退室管理システムです。
中小企業向けに開発されているため導入ハードルの低いサービスをメインに展開しています。
機器費のコストカット・配線工事などを不要とし、低価格で導入できることが魅力です。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
ワンタイムパスワードのメリット
セキュリティの向上
先述した通り、ワンタイムパスワードを導入するメリットとして、高度なセキュリティを簡単に実現できる点が挙げられます。
ID・パスワードの入力に加えて、ワンタイムパスワードを付与し、入力を要求すれば、より強固なセキュリティ状態を作り出すことができるのです。
ワンタイムパスワードは、簡単に高度なセキュリティ体制を構築したい場合におすすめと言えます。
官公庁・金融機関での実績がある
ワンタイムパスワードは官公庁・大手の金融機関などに導入されており、ツール提供会社の確かな実績になっています。
それらの機関においては、常に高度なセキュリティを求められますが、ワンタイムパスワードは非常に有効な働きを見せており、それに伴い導入する企業がさらに増えているのです。
セキュリティ対策をより強固なものにしたい場合、導入実績の多いサービスを導入すると良いでしょう。
パスワード管理が容易になる
各種システムへログインする際、セキュリティ向上のために、ユーザーに対し、定期的にパスワード変更を要求する場合も少なくないでしょう。
自主的な変更を要求する場合、パスワードを変更してもらえず、セキュリティ状態が低下してしまったり、ユーザーにパスワード管理の負担をかけてしまったりすることも考えられなくありません。
ワンタイムパスワードを利用した場合、ユーザーがログインをする際にその都度パスワードが発行されるため、その場ですぐ入力することができます。
したがって、ユーザーによるパスワード管理の負担は大いに軽減されるはずです。
ワンタイムパスワードの選定方法
パスワードの受領方法を確認する
まず、パスワードの受領方法を確認しましょう。
「トークン」という専用のスマホアプリによってパスワードを生成する方法、メールでパスワードを送信する方法、電話などの音声配信でパスワードを生成する方法など、状況により最適なものは異なるはずですので、最良と思われるサービスを選びましょう。
導入実績を確認する
再三述べた通り、ワンタイムパスワードを導入した際のメリットとして最も求められるのは、高度なセキュリティ状態が獲得できることです。
それに伴い、導入実績は重要な選定ポイントと言えるでしょう。
大手企業の導入実績はもとより、省庁や金融機関などでは高いセキュリティが必須とされます。それらの機関への導入実績をもつ場合、セキュリティ面において非常に有能と言えるでしょう。
サーバー設置場所は国内か国外か
ワンタイムパスワードの提供元が、海外にサーバーを設置しているのか、それとも国内に設置しているのかも、しっかりと確認しておくことをおすすめします。セキュリティの面を考えれば、国内にサーバーを設置しているサービスが良いでしょう。
まとめ
以上、「ワンタイムパスワード」について解説いたしました。
自社サービスのセキュリティをより向上させ、確かなものにしたい場合、ワンタイムパスワードは大いに活躍してくれることでしょう。
導入をお考えの企業の方はぜひ、この記事を参考になさってみて下さい。