PBXとは?
PBXとは、「Private Branch eXchange」の略で、すなわち構内交換機(企業内の電話交換機)のことです。
内線同士はもちろん、外線・内線の接続など、複数の電話回線を集約しコントロールする装置やシステムであり、企業やコールセンターに導入されています。
近年、企業の多くは代表電話番号にかけるとPBXにつながり、内線に転送される仕組みを構築しています。
LANと統合して利用するIP-PBX・WebによるクラウドPBXなど、あらゆる種類のPBXが開発されており、企業ごとに最適なものが利用されています。
「通話録音をする」なら”YouWire”

月額費用 | 要問い合わせ | 初期費用 | 要問い合わせ |
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携帯電話やオフィスの固定電話、会議での音声議事録などの音声を一元管理することができ、電話業務におけるトラブルの防止や、会話録音によるオペレーターの育成、顧客とスタッフの認識違いの防止などが実現できるとして、幅広い業界で導入されている実績があります。300社、700拠点以上の企業での導入実績(2021年4月時点)があり、確かな導入効果が期待できるサービスと言えるでしょう。
「リモートでの電話インフラの構築」なら”BIZTEL”

月額費用 | 1.5万円 | 初期費用 | 5万円 |
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BIZTELでは、待ち呼や入電状況、応答率などをリアルタイムで表示することができます。このように対応状況を可視化することでセンター運営の効率化へと繋がります。また、座席追加などの設定変更もブラウザ経由の管理画面から簡単に行えます。操作性の良さはもちろんのこと、画面の見やすさも好評です。
「今すぐPBXを導入したい」なら”Dream Cloud PBX”

月額費用 | 200円~ | 初期費用 | 2万円 |
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Dream Cloud PBXでは、着信時の便利機能として、内線ごとにどの番号を表示させるかを設定することができます。また、不在時には転送機能を利用することや、メールによって、いつどこから電話があったのかをリアルタイムに通知することも可能なため、取りこぼしを防止することが可能です。各種ガイダンスの設定も可能なため、営業時間外の着信にアナウンスを流すことや、留守番電話を設定しておくこともできます。
PBXの料金
IP-PBXの価格
IP-PBX本体の料金相場は数百万円かかることが通常です。
台数やオプションなどによっても変動します。
インターネット回線が必須なシステムであるため、回線の利用費用・プロバイダ料金などもかかります。
クラウドPBXの価格
クラウド型PBXは、インターネット環境でスマートフォン・PCを端末として利用するサービスであり、専用工事が不要なため、初期費用がほぼかからないメリットがあります。
また、月額料金も数千円〜数万円程度であるため、全体的にコストを抑えることも可能です。
後述するレガシーPBXのように、拠点ごとに機器を設置する必要もなく、利用者側でのメンテナンスも発生しないため、非常に利用しやすいサービスと言えるでしょう。
レガシーPBXの価格
レガシーPBXとは、専用機器をオフィスや拠点ごとに設置して利用するPBXです。
利用には工事を行う必要があるため、初期費用が数百万円〜数千万円と、高額になる傾向があります。
これまでは、レガシーPBXが主流であったため、費用面がネックになって導入できない企業も少なくなかったはずですが、クラウド型の出現などにより、昨今では安価にPBXを利用することができるようになりました。
PBXの種類ごとのメリット・デメリット
レガシーPBXのメリット・デメリット
電話回線を社内に整備している企業の場合、回線を有効に利用できる点がメリットと言えるでしょう。
インターネット回線を使わない仕様のため、ハッキングされる恐れがなく、通話の品質に関しても十分に担保されます。
サーバーの状態に左右されないため、運用も安定していて、バッテリーを用意しておけば停電時も運用できます。
かかる費用も機器のメンテナンス代・機器更新代のみと、利用状況によっては十分にランニングコストを抑えることができるはずです。
一方、機器の購入などによって初期費用が高額になることや、設置やメンテナンスなどの手間などがデメリットと言えるでしょう。
IP‐PBXのメリット・デメリット
社内LANが整備されている場合は、初期費用を抑えることができるため、IP‐PBXの利用がおすすめです。
IP電話の利用により、通話料を一律できるのが一番のメリットと言えます。
インターネット回線によって内線化できるため、例えば海外など、離れたところにある拠点でも内線を使うことができます。
一方、社内LANが整備されていないと、まず環境を構築する費用がかかります。
また、高品質の機器・ソフトウェアなどを導入したい場合においても、当然初期費用は高くなってしまいます。
加えて、ID・パスワードの管理など、セキュリティ面に関しても十分に配慮する必要があるでしょう。
クラウドPBXのメリット・デメリット
クラウドPBXを利用する場合、機器やソフトウェアを購入する費用を最低限に抑えることができます。
システムの運用や保守に関してもベンダーが行ってくれるため、管理の手間を最低限に抑えることができます。
運用開始までの期間も短くてすむため、導入から数週間程度で利用することも可能です。
また、IP‐PBX同様、通話料が一律になり、PCを電話機代わりに利用できる点、外に拠点がある際にも内線化できる点なども大きなメリットと言えます。
特に昨今急速に広まったテレワークなどの場面においては、事業所の外で電話対応できるようになるため、非常に便利です。
一方、デメリットとしては、セキュリティに関してベンダーに依存せざるを得ないため、信頼できるサービスを慎重に選ぶべきであることや、インターネット回線の状況により、通話が不安定になることが避けられない点などがあげられます。
PBXを導入しよう
以上、PBXについて解説いたしました。
一口にPBXと言っても、種類によって利点、費用が異なります。
まずは自社の環境や予算を踏まえ、最適なPBXを検討してから導入すると良いでしょう