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プロジェクト管理ツールとは
プロジェクト管理ツールとは、タスク管理や工数管理、進捗状況の管理などを効率化することで目標達成までの流れをスムーズにしてくれるツールです。
1つのプロジェクトだけであれば管理に大きな負担がかかることも少ないですが、複数のプロジェクトを担当するとなると、手間も時間も何倍にもなり、管理者側にかかる負担は計り知れません。プロジェクト管理ツールを導入すれば平行して複数のプロジェクトの管理でも、タスク管理や進捗管理を可視化·効率化することができるのでプロジェクト達成までを力強くサポートしてくれます。
また、働き方改革が提唱されるようになり、働く時間や場所などが多様化してきました。新型コロナウイルス対策として注目されたテレワークのようなオフィス以外での勤務形態を採用している企業にとっては、離れた場所にいるメンバーのプロジェクトを効率的に管理したいというニーズがあり、クラウド型のプロジェクト管理ツールが求めらているという背景もあります。
クラウド型
クラウド型とは自社PCに専用ソフトをインストールするのではなく、データをクラウド上で管理してサービスを使用する運用タイプになります。
インターネット環境さえあれば時間や場所を選ばずに利用することができるのでテレワークのような在宅勤務でもサービスを活用することが可能になります。
他サービスとの連携が容易にできるという点でも活用の幅が広く、セキュリティ面でもサービス提供側のサーバーで対策してくれるので手間が少ないというメリットがあります。
オンプレミス型
オンプレミス型はPCにサービスをインストールして利用する運用タイプになります。
インターネット環境がなくても利用できるのがメリットで、セキュリティ対策を自社で行いたいという場合はこちらがおすすめになります。
他サービスとの連携が難しく、外部との情報共有もリアルタイムには行いにくいというデメリットはありますが、1つのオフィスのみで利用する場合など状況によってはオンプレミス型の方が運用しやすいケースもあります。
おすすめプロジェクト管理ツール9選
サービス名 | 料金(月額) | 初期費用 | お試し利用 | 特徴 |
Asana | ·Basic/0円 ·Premium/1,200円/ユーザー ·Business/2,700円/ユーザー ·Enterprise/要問い合わせ | 0円 | あり | ·直感的操作が可能 ·仕事量の可視化が可能 |
Jooto | ·フリープラン/0円 ·スタンダートプラン/500円/ライセンス ·エンタープライズプラン/1,300円/ユーザー | 0円 | あり | ·見やすい管理画面 ·スマホでも利用可能 |
InnoPM | ·ベーシックプラン/600円(12ヶ月契約) ·プレミアムプラン/1,500円(12ヶ月契約) ·ベーシックプラン/1,000円(1ヶ月契約) ·プレミアムプラン/2,500円(1ヶ月プラン) | 0円 | あり | ·直感的操作が可能 ·業務に要した時間を可視化できる |
ZAC | 要問い合わせ | 要問い合わせ | なし | ·経営モニタリングが可能 ·販売管理や在庫管理も可能 |
Redmine | 0円 | 0円 | あり | ·オープンソースなので無料で利用可能 ·エンジニア向け |
Brushup | ·エントリープラン/0円 ·ライトプラン/1,180円 ·スタンダードプラン/1,480円 ·エンタープライズプラン/要問い合わせ | 0円 | あり | ·制作物のフィードバックが視覚的に可能 ·校正チェックも可能 |
Taskworld | ·プロフェッショナル/10ドル ·ビジネス/22ドル ·エンタープライズ/要問い合わせ | 0円 | あり | ·豊富なタスク管理機能 ·直感的操作が可能 |
AdFlow | 要問い合わせ | 要問い合わせ | なし | ·制作物に特化したプロジェクト管理を実現 ·使いやすい検索機能 |
Brabio! | ·無料プラン/0円 ·エントリープラン/3,300円〜 ·ミッドレンジプラン/33,000円〜 | 0円 | あり | ·少人数であれば無料で利用可能 ·プロジェクト毎のユーザー権限付与が可能 |
Asana(アサナ)
特徴
シンプルな設計でありながらチュートリアルが充実していることで初心者でも簡単にプロジェクト管理が可能になるAsana。
チームの仕事量を可視化できるので偏りなく仕事量を調整することができます。タスクの再調整もドラッグ&ドロップの簡単操作で実現可能です。複数プロジェクトを手がける場合でも1つの画面で管理することができます。
主な機能
- タイムライン機能
- ポートフォリオ機能
- 外部ツール連携
- チャット機能
料金
- Basic/0円
- Premium/月額1,200円/ユーザー
- Business月額2,700円/ユーザー
- Enterprise/要問い合わせ
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:Asana公式サイト
Jooto(ジョートー)
特徴
Jootoは直感的操作が可能で、プロジェクトの進捗状況を可視化することでタスク管理の経験が浅い方でも簡単に利用することが可能です。
細かい変更もリアルタイムで共通できるので認識のずれを極力減らすことができます。ラベル設定によってタスクの優先度を視覚的に共有することができ、プロセスのチェックも効率的に行うことができます。単純なタスク管理だけでなく、コメント機能を使ってコミュニケーションをとることも可能です。
主な機能
- タスク管理機能
- 進捗管理機能
- ユーザー管理機能
- コミュニケーション機能
- 通知設定機能
- データ共有機能
料金
- フリープラン/月額0円
- スタンダートプラン/月額500円/ライセンス
- エンタープライズプラン/月額1,300円/ユーザー
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:Jooto公式サイト
InnoPM(イノピーエム)
特徴
InnoPMは直感的操作が可能なプロジェクト管理ツールです。
ドラッグ&ドロップで簡単にプロジェクト管理ができるのでPCの操作に不慣れな方でも安心です。GoogleカレンダーやOutlookカレンダーなどと連携が可能で、更に効率的にタスクを管理できるようになります。
スマホから操作することも可能なので離れた場所にいても簡単にツールを利用することができます。
主な機能
- タイムシート機能
- ガントチャート機能
- レポート機能
- 勤怠管理機能
- 外部連携機能
料金
- 12ヶ月契約の場合、ベーシックプランは1ユーザーにつき月額600円、プレミアムプランは1ユーザーにつき月額1,500円
- 1ヶ月契約の場合、ベーシックプランは1ユーザーにつき月額1,000円、プレミアムプランは1ユーザーにつき月額2,500円
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:InnoPM公式サイト
ZAC(ザック)
特徴
ZACはクラウド型のERPシステムです。プロジェクト管理を通して業務効率化だけでなく、経営側にも役に立つ機能を多数搭載しています。
プロジェクトごとの売り上げと原価を紐づけることで経営に関する課題や計画の指針を立てやすくなるというメリットを持っています。ブラウザ上で見積書の編集、コピーができることでペーパーレス化も実現できます。
主な機能
- プロジェクト管理機能
- 販売管理機能
- 工数管理
- 勤怠管理
- 経費管理
- 経営モニタリング機能
- 外部連携機能
料金
公式サイトより問い合わせることで見積もりが可能。
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:ZAC公式サイト
Redmine
特徴
エンジニア向けに作られたオープンソース型のプロジェクト管理ソフトです。
作業管理には「チケット」という機能を利用する珍しいツールで、ガントチャートやカレンダー機能なども利用することができます。システム開発におけるバグ管理を効率化できるのでエンジニアチームでの利用におすすめです。
主な機能
- チケット機能
- ガントチャート機能
- カレンダー機能
- ロードマップ機能
料金
オープンソースなのでインストール版は無料で利用可能です。
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:Redmine公式サイト
Brushup(ブラッシュアップ)
特徴
Brushupは制作物のフィードバックを効率化することでプロジェクトの進捗管理がスムーズになる管理ツールです。
複数のフリーランスや外部制作会社に依頼してプロジェクトを進めている場合などに視覚的にフィードバックを共有することができ、ノート機能を利用することで情報の共有をリアルタイムに可能になります。
主な機能
- レビュー機能
- 制作管理機能
- 情報共有機能
- 検索機能
- 外部連携機能
料金
- エントリープラン/0円
- ライトプラン/月額1,180円
- スタンダードプラン/月額1,480円
- エンタープライズプラン/要問い合わせ
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:Brushup公式サイト
Taskworld(タスクワールド)
特徴
タスクワールドはドラッグ&ドロップの直感的操作でタスク管理が可能でタスク管理の経験がない方でも簡単に利用することができます。
チャット機能も搭載されているので情報の共有だけでなく、社内での交流を深めるツールとしても利用できます。1つのツールで様々な機能を搭載しているので広い範囲で業務を効率化することが可能になります。
主な機能
- プロジェクト管理機能
- タイム計測機能
- ログ機能
- チャット機能
- アナリティクス機能
- ガントチャート機能
料金
- プロフェッショナル/月額10ドル
- ビジネス/月額22ドル
- エンタープライズ/要問い合わせ
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:タスクワールド公式サイト
AdFlow(アドフロー)
特徴
AdFlowは制作業務の管理に特化したプロジェクト管理ツールです。
テキストや画像など制作に必要なものを全て一元化することが可能で、進捗状況をリアルタイムに可視化することができます。検索機能も使いやすいので必要な制作物をすぐに確認することができます。スマートフォンにも対応しているので外出先からでも簡単に進捗管理ができます。
主な機能
- 案件オーダー機能
- プレビュー機能
- メッセージチャット機能
- タスク管理機能
- スケジュール機能
料金
公式サイトより問い合わせが必要です。
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:AdFlow公式サイト
Brabio!(ブラビオ)
特徴
Brabio!はクラウド型のプロジェクト管理ツールです。
5人までなら期間の制限なく無料で利用することができるという特徴があります。マウス操作だけで簡単にガントチャートを作成することが可能なので工数管理を効率化することができ、ユーザーモードを切り替えることでセキュリティ対策も行えることから社外メンバーを迎えて利用する場合にもおすすめなツールです。
主な機能
- ガントチャート機能
- プロジェクト横断ビュー
- 4種類のユーザーモード
- ToDo管理機能
料金
- エントリープラン/月額3,300円〜
- ミッドレンジプラン/月額33,000円〜
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:Brabio!公式サイト
無料で使えるプロジェクト管理ツール4選
Jira(ジラ)
特徴
Jiraは自社の運用にあったカスタマイズが可能で、カンバンボード機能を搭載していることでタスクの順序を可視化することができます。
ユーザー10名までであれば永久に無料で利用することができるため、小規模オフィスやスタートアップ企業などにはコストを抑えてプロジェクト管理を実現することができるようになります。
主な機能
- スクラムボード機能
- カンバンボード機能
- ロードマップ機能
- アジャイルレポート機能
料金
- スタンダードプラン/月額840円〜/ユーザー
- プレミアムプラン/月額1,670円〜/ユーザー
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:Jira公式サイト
Wrike(ライク)
特徴
Wrikeはタスク管理やプロジェクトの進捗具合を可視化できるツールです。
プロジェクトの始まりから終わりまでに必要な機能がオールインワンで搭載されているのでダッシュボードをカスマイズすることで1つの画面でプロジェクトの完結までを効率化することができます。
5ユーザーまでなら無料で利用することができるFreeプランが提供されており、有料プランも1ユーザーにつき月額9.80ドルから利用可能です。
主な機能
- ガントチャート機能
- テンプレート機能
- レポート作成機能
- パーソナルダッシュボード機能
料金
- Free/0円
- Professional/月9.80ドル〜/ユーザー
- Business/月額24.80ドル〜/ユーザー
- Enterprise/要問い合わせ
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:Wrike公式サイト
Backlog(バックログ)
特徴
チームコラボレーションを円滑化することができる機能を多数搭載しているプロジェクト管理ツールのBacklog。
業務ごとにプロジェクトの作成、タスク管理が可能で、進捗状況をリアルタイムで可視化することでプロジェクト管理を効率化することができます。
豊富なキャラクターアイコンといいね機能でコミュニーションを取りながらプロジェクトの進行ができます。4つの料金プランが提供されていて、その全てを30日間無料で利用することができます。
主な機能
- プロジェクト管理機能
- ガントチャート機能
- マイルストーン機能
- タスク管理機能
- ファイル共有機能
料金
- スターター/月2,400円
- スタンダード/月11,800円
- プレミアム/月19,800円
- プラチナ/月50,000円
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:Backlog公式サイト
My Redmine
特徴
My Redmineはオープンソースのプロジェクト管理ソフトウェアであるRedmineのクラウドサービスです。
クラウドサービスなので複数拠点で利用する場合もリアルタイムに情報を共有することができます。チケット機能を使ってプロジェクト管理を行い、工数管理機能やガントチャート作成機能も搭載しています。
企業向けプランは月額8,000円ですが1ヶ月間無料で利用することができます。
主な機能
- タスク管理機能
- ガントチャート機能
- チケット機能
- Wiki機能
- 掲示板機能
料金
- スタンダードSプラン/月8,000円
- ミディアムMプラン/月14,000円
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
画像·データ出典:My Redmine公式サイト
オープンソースのプロジェクト管理ツール2選
Redmine
特徴
チケット機能を使うことで「誰が」「何を」しているかを可視化することが可能です。豊富なプラグインとテーマを持っているので幅広いカスタマイズが実現可能になります。
画像·データ出典:Redmine公式サイト
GanttProject
特徴
ガントチャート作成に特化しているプロジェクト管理ツールで、数種類のOS上で稼働させることができるという特徴を持っています。ルールを定義することでシステム上でガントチャートを作成することが可能になります。統一感のあるガントチャートが作成できるので複数人で運用する場合でも安心です。
画像·データ出典:GanttProject公式サイト
プロジェクト管理ツールの主な機能
プロジェクト管理ツールには業務を効率化する多くの機能が搭載されていますが、ここでは代表的な機能を紹介していきます。
タスク管理機能
プロジェクト管理ツールにおいて非常に重要な機能がタスク管理機能です。
プロジェクト全体でのタスク管理はもちろん、チームメンバー個人としての進捗状況を確認することもできるため、プロジェクト管理において進捗状況を可視化することで業務がキャパシティオーバーになっている部分を確認したりバランスを調整することができるようになります。
タスクの期間や担当者をすぐに確認できるのでわざわざチャットなどで質問する手間を省略することができます。
チャット機能
プロジェクトを進めていく上で業務連絡のためにメールソフトをわざわざ起動するのは手間がかかります。
そこで多くのプロジェクト管理ツールではチャットやコメント機能を搭載することで管理ツール内でメッセージのやりとりができるようにしています。
単なる業務連絡だけでなく、情報発信の場として利用することでプロジェクトに携わっていく中で得たナレッジの共有が可能になったり、従業員同士の親交を深めることができます。
ガントチャート機能
ガントチャートは日付とタスクを表に並べてタスク毎の予定や進捗具合を記入し、プロジェクト全体のスケジュール管理を効率化することができます。
タスクが増えてくると優先順位や全体としての流れを把握しにくくなってしまう問題点がありますがガントチャートを利用することで簡単に視覚化できるのでスケジュールを調整しなければいけない場合も適切に行うことができます。
エクセルによってガントチャートを利用しているという企業もありますが、ガントチャート以外にも便利な機能が多数搭載されているプロジェクト管理ツールを使えばツール上でガントチャートが作成でき、それを簡単に共有できるので業務を効率化できます。
カレンダー機能
カレンダー機能を利用することでプロジェクトチーム全体がプロジェクトのスケジュールを確認することが可能になります。
リアルタイムで作業の期日や詳細の変更が反映されるので、わざわざメールなどで上司に確認する必要がなくなり、いつでも最新の情報を閲覧することができます。
プロジェクトカレンダーしっかりと作成されていればそれぞれが業務の予定を立てやすくなり、進捗もスムーズになります。プロジェクト管理ツールではGoogleカレンダーなどの外部ツールと連携させることでカレンダー機能を実現しているものもあります。
プロジェクト管理ツール選定のポイント
プロジェクト管理ツールは便利な機能を多数搭載しており、複数のプロジェクトを手がけるときなど非常に業務の効率化に貢献してくれますが、どんなツールでも良いというわけではありません。具体的には以下の点に注意してみてください。
使いやすさ
プロジェクト管理ツールは一人で使用するものではなく、プロジェクトメンバー全員が使用するものです。なので、プロジェクトに関わるメンバー全員が使いこなせるツールであるかということは非常に重要になります。
多くのプロジェクト管理ツールは直感的操作ができるようになっていますが、それでも、そもそもPC操作が苦手な年配の方などには操作が難しい場合があります。
無料トライアルを実施しているサービスも多いのでまずは試験的に運用してみて、使いやすさを確かめることをおすすめします。
クラウド型かオンプレミス型か
プロジェクト管理ツールはクラウド型かオンプレミス型かに分かれます。
自社での利用環境に応じてどちらのタイプを導入すべきか検討しましょう。
昨今のテレワークのようなオフィス以外での勤務形態を採用している企業では、離れた場所にいてもネット環境さえあれば利用することができるクラウド型がおすすめです。自社でセキュリティ面強化している場合は自社サーバーを使うオンプレミス型がおすすめです。
コスト面
プロジェクト管理ツールは低額から利用できるものも多いですが、利用者数が増えるほど料金が高額になるサービスが多く、導入前にどれくらいの費用がかかるか、容量を追加する場合はいくらかかるのかなどをしっかりと確認しておきましょう。
対応言語
昨今では外国人労働者を雇用している企業も多く、日本語だけではなく英語などの多言語に対応しているツールが必要な場合もあります。
また、海外企業と共同でプロジェクトを行う場合は、お互いの言語に対応できるプロジェクト管理ツールを選ぶことがプロジェクトを円滑に進めるためには重要です。
エクセル管理との違いは?
エクセルでプロジェクト管理をしている企業も多いですが、プロジェクト管理ツールと違いプロジェクトの詳細について変更や編集を加えた際にリアルタイムで反映されないので情報共有のスピードが遅いというデメリットがあります。
エクセルは表計算に優れたツールなので作業進捗などを可視化するのには優れておらず、見やすいチャートを作るにはある程度の技術と知識が必要になります。
プロジェクト管理ツールであれば直感的操作でガントチャートを作成することができ、変更した情報もリアルタイムで更新され、変更があった際にはメンバーに通知を送ることもできます。
また、複数のプロジェクトを管理する場合には1つのエクセルで横断的に管理するのは難しく、複数ページに渡ってエクセルを作成しなければならず、管理する側もタスク処理をする側も非常に全体の進捗が把握しにくくなってしまいます。
あくまでリストを作成するというだけであればエクセルで十分に対応することができますが、プロジェクトを細かく修正し、反映する必要がある場合にはプロジェクト管理ツールが役にたちます。
プロジェクト管理ツール導入のメリット
管理側のツール導入メリット
プロジェクト管理ツールを導入することで、プロジェクトの管理者はプロジェクト全体の進捗状況を可視化することができるので、進捗具合に応じた適切な指示を出すことができます。
プロジェクトメンバーが入力した内容がリアルタイムで更新されるのでスケジュールが立てやすくなり、管理工数の削減にも繋がります。
チャットやメッセージ機能を利用することでプロジェクトメンバー間での交流を促進することができ、社員のエンゲージメント向上にも役立てることができます。
メンバー側のツール導入メリット
プロジェクトメンバーは管理ツールを導入することで自分だけでなく、全体の進捗具合も簡単に確認できるようになります。
プロジェクトのスケジュールもリアルタイムで反映され、期限も把握しやすくなるのでタスク処理のスケジュールを立てやすくなります。
タスク管理において起こりがちな連絡ミスによる遅延もリアルタイムで情報が反映されたり、チャット機能があるため未然に防ぐことができます。
ラベル機能やガントチャートを利用できることでタスクの優先度を把握しやすくなり、業務の効率化を図れるという点もメリットです。
プロジェクト管理ツール導入のデメリット
管理側のツール導入デメリット
管理者がプロジェクト管理ツールを使いこなせない場合はプロジェクト管理の効率化ができない可能性があります。
利用人数が増えるほどにコストも高額になるサービスが多いので、メンバー全員が使いこなせるようなサービスを選ぶ必要があり、メンバーに対してツールの説明をするという工数が増えるという手間もあります。
また、すでに自社で使っているツールと連携できるサービスを選ばないと連携させるために更に新たなツールを導入するという本末転倒なことにもなりかねません。
メンバー側のツール導入デメリット
プロジェクトメンバーがツール導入によって感じるデメリットは新しいツールを導入することにそもそも抵抗があるという場合です。特に年配の方になると今までのエクセルなどでのタスク管理に慣れてしまい、効率的であっても新しいものを使いたくないという場合もあります。
また、クラウド型のサービスに限ってはインターネットが使用できる環境にあることが大前提なので、オフィス以外で業務をする場合にネット環境を用意できない場合や自宅の通信状態が悪いといった場合もありツールが利用できないケースもあります。
プロジェクト管理ツールはテレワーク時代の救世主
プロジェクト管理ツールを導入することで、管理者だけでなくチームメンバーの業務も効率化できることから導入で得られる恩恵は非常に大きいです。
導入前にチームメンバーにツール導入に対する理解を深めてもらうことも重要です。自社のプロジェクトにあったツールを導入しなければその効果も最大限発揮することはできないのでトライアルなどを試しつつ、自社にあったプロジェクト管理ツールを選びましょう