リモートアクセスツールの料金相場
リモートアクセスツールとして代表的なリモートデスクトップの料金相場を例として紹介します。
リモートデスクトップは年間払いとなっているサービスが多く、年間10,000円〜20,000円(1ユーザーにつき)程度が料金相場となります。
初期費用は0円〜25,000円程度が料金相場となっていますが非公開のサービスも多いため、詳細は問い合わせてみるのが良いでしょう。
リモートアクセスで懸念されるリスク
不正アクセス
リモートアクセスは基本的にインターネットが利用できれば社外から社内システムへアクセスすることができます。
すなわち、ログインに必要な情報が漏れてしまうことで不正アクセスを招く可能性があります。不正アクセスを防止するためにも二段階認証などログイン認証が可能なサービスを利用すると良いでしょう。
盗視や盗聴の恐れがある
リモートアクセスは社内システムにアクセスするため、セキュリティ対策を行っていないと機密情報を盗視・盗聴されてしまう可能性があります。
このようなリスクを回避するためにも、やりとりするデータを暗号化できるサービス(SSL通信)を選ぶことが重要です。
データ改ざんのリスク
リモートアクセスツールによっては社外からアクセスしてファイルの編集などを行うことも可能です。
しかし、不正アクセスにあってしまった場合、情報漏洩が起きるだけでなく情報の改ざんが発生する可能性もあります。
社内サーバーだけでなく、Webサーバーが改ざんされてしまった場合、ホームページ情報の変更などもできるため大きな損害となります。
セキュリティ対策不足によるトラブルは企業の信頼を失いかねないため注意しましょう。
なりすましの発生
なりすましとは、ログイン情報を入手した人がユーザーになりすましてログインし社内情報の持ち出しなどを行うことを指します。
なりすましの難点としては、一度なりすましをされると発見することが難しく、シングルサインオンができるシステムの場合、さらになりすましされている状況を把握しにくくなります。
ログ管理でも不正利用されていることが把握しにくく、IPアドレスを偽装されると長期間なりすましに気づけないこともあります。
なりすましの対策にはパスワードを複雑なものに設定したり、定期的なパスワード変更が有効ですので個人としてではなく管理者側から定期的にパスワードの見直しを促すようにしましょう。