リモートアクセスツールの機能について
リモートアクセスツールには業務の効率化につながる利便性の高い機能が搭載されています。その中でも多くのリモートアクセスツールに搭載されている主な機能について解説します。
遠隔操作機能
遠隔操作機能はリモートアクセスの主軸とも言える機能です。
自宅や外出先などでも社内のパソコンにアクセスして遠隔操作することができます。
例えば、営業部門の方が営業先から資料を確認したり、移動中にメールのチェックなどもできるようになります。
社内データを持ち出す必要がなくなるため、情報漏洩のリスクが低下します。
リモートアクセスツールはパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットなどのマルチデバイスに対応しているものが多いです。
ファイル転送機能
ファイル転送機能を使うとリモート環境からでも社内PCへアクセスしてファイルのダウンロード・アップロードができるようになります。
ファイル転送機能は作業に必要なファイルに限定してやりとりすることができるため、情報漏洩のリスクが心配という方でも安心です。
セキュリティ面が不安という方には、ファイル転送機能を利用できるユーザーを制限する機能が搭載されているツールもあるため、そちらを利用してみると良いでしょう。
メール確認機能
社内のパソコンに届いているメール・メッセージを確認して返信などの操作が可能な機能です。
在宅ワークに移行する際にメールの転送設定をするのが手間という場合や専用ソフトを導入するコストが削減できます。
リモートアクセスツールを導入することで、在宅ワークはもちろん、外回りの営業職などでも手軽にメール確認できるようになるため、業務効率化につながります。
セキュリティ機能
リモートアクセスにおいてセキュリティ対策は欠かすことができません。
不正なアクセスや情報漏洩などに対する対策として、ユーザーIDやパスワードによる認証以外に、電子証明書や指紋認証などのセキュリティ機能が搭載されています。
また、リモートアクセスツールを利用してのやりとりを暗号化して、通信経路での盗聴などを防止する対策がとられているものもあります。
アクセス管理機能
アクセス管理機能はセキュリティ対策に活用でき、ユーザー・機器ごとのアクセス履歴などの管理が可能です。
ユーザーごとの接続時刻や接続先のネットワーク機器などをいつでも照会できるようになるため、万が一のトラブル時にもすぐ原因究明が可能となります。
また、アクセス管理ができることで内部の不正利用を抑止する役目も果たします。