サーバ型の特徴
サーバ型のRPAは、サーバ上にRPAを構築して稼働させることで一度に大量のロボットに命令することができます。
大量のロボットによる業務自動化、データの一括管理が可能となるため業務量が多い大規模企業での利用に適しているでしょう。
稼働させている全ロボットの状況を把握することができ、サーバ内に必要なデータをまとめておくことでロボットが設定したルール通りに業務を行って自動化することが可能です。
サーバ型は、100体以上のロボットを稼働させることができるため、1つの部署に止まらず会社全体でのRPA導入も実現可能という特徴があります。
サーバ型を導入するメリットとしては、サービス提供側のサーバを利用する他タイプのRPAと比べ、自社サーバ内で運用することができるため情報漏洩や不正アクセスなどのセキュリティリスクに対しても安心して利用することができる点が挙げられます。
デスクトップ型の特徴
デスクトップ型のRPAの特徴としては、個人単位のPC上でロボットを稼働させることができるため社員数が少ない小規模な企業やスタートアップ段階の企業でも導入しやすい点が挙げられます。
また、全社単位でRPAを管理するのは大変ですが、デスクトップ型のRPAツールであれば各PCごとにRPAを導入することとなるため、担当者単位での管理を実現できます。
クラウド型の特徴
近年、RPAの中でも導入数が増えているクラウド型は、サービス提供側のサーバを活用して運用するため、自社でサーバを設置する手間やコストがかかりません。
インターネットが利用できる環境さえあれば手軽にスタートすることができるため、初めてRPAを導入するという方でもスムーズに利用できます。
また、コスト面に優れており、無料のトライアルを提供しているサービスが多いことも特徴です。長いものでは1ヶ月程度無料で試すことができるため、十分に操作感や機能性を確かめることができます。
クラウド型のRPAはWebブラウザ上で作業を行うことができ、Web上のデータ収集・管理やメールの送受信を自動化することなどが可能です。
デスクトップ型のRPAツールではPC上で作業を行うため、ロボットの稼働中は他の作業を行えなくなってしまう製品も少なくはありません。ですが、クラウド型のRPAであればブラウザ上で作業を行なってくれるため、ほかの作業と並行して別の業務を行うことができます。