地震や台風などの自然災害が多い日本では、緊急時の従業員への安否確認ができる手段を確立しておくことはBCP対策の観点からいっても重要でしょう。
今回紹介する安否コールは、IDやパスワード不要で簡単に利用することができる安否確認システムとして注目されているサービスです。
機能面や特徴、料金などを解説しますのでサービス選定の参考にしてください。
安否コールとは
安否コールとは株式会社アドテクニカが開発·運営している安否確認システムです。
100名未満の小規模オフィスから大企業まで、企業規模を問わずに導入できる柔軟性が魅力的で、現在1,200社以上で導入されています。
安否コールの機能·特徴
自動メール/アプリ通知が可能
安否コールは地震や津波などの災害時に、従業員への安否確認メールを自動で送信することが可能です。
設定可能な震度は震度1〜震度7と柔軟に設定することができ、登録可能なメールアドレスは3つまでとなっています。
また、iOSとAndroidに対応したスマホアプリも提供しているため、緊急時に安否確認の通知が届かない心配もありません。
災害時でもGPSで位置確認
万が一災害時に従業員が外出している場合でも、安否コールではGPSマップ機能(オプション)が利用できるため自動的に位置情報を取得して安否確認を行うことができます。
また、災害にあった際にはGPS情報を利用して救援を呼ぶことも可能です。
従業員の家族安否も確認できる
安否コールには従業員の家族を登録する機能も搭載されており、災害時に家族間で安否確認をすることができます。
家族安否掲示板に投稿されたメッセージは登録した家族だけが閲覧できるため、管理者などに内容を閲覧される心配はありません。
災害時にはお互いのGPS情報を送り合うことができるため、より詳細な安否確認が可能です。
おすすめの類似安否確認システム
災害時に素早く安否確認が可能: バーズ安否確認+
(4.5)

月額料金 | 1,250円〜 | 無料お試し | 要問い合わせ |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 最低利用人数 | 1人〜 |
実際にバーズ安否確認+を導入した企業からは、「短時間で90%以上の回答率が達成できた」、「携帯からも利用できるので、従業員からの不満も解消された」、「手軽に導入できた」といった声が挙げられており、価格だけでなく、導入のしやすさや利便性にも優れていることがわかります。
低価格から導入できる
バーズ安否確認+は、月額1,250円から利用でき、安否確認サービスの中でも低価格から導入することが可能です。 1名から導入でき、1,250円で50名まで利用できるため、スタートアップ段階の企業でも導入することができます。 初期費用は不要なため、コストを抑えて安否確認システムを導入したいという方には、特におすすめのサービスとなっています。 1,000名以上での利用も可能なため、大企業で利用することも可能です。
普段から連絡網として活用できる
災害時のみならず、バーズ安否確認+は、普段から一般のメールと同様に連絡手段として活用することができます。 テンプレート機能やアンケート機能があるため、会議の出欠確認や社内イベントへの参加確認など、幅広く利用することが可能です。 また、Webメールとしてだけでなく、ショートメールの送信も可能なため、確実な連絡が可能となっています。
ホワイトボードで情報共有を効率化
バーズ安否確認+には、ホワイトボード機能が標準で搭載されています。 緊急時はもちろん、平常時からメッセージを書き込んで情報共有を行うことが可能となります。 書き込みは、タイムラインとして履歴で表示することもでき、タイトルをつけて複数のページを登録することが可能です。 実際のホワイトボードのように自由に書き込みをすることができるため、会議の際に利用したり、掲示板として活用することもできます。
安否コールの料金·価格
安否コールは利用ユーザーの上限数に応じて料金体系が異なります。
- ミニマムEdition:ユーザー上限数50名/月額5,000円
- ミニマム+Edition:ユーザー上限数50名/月額8,000円
- ビジネスEdition:ユーザー上限数100名/月額21,500円
- ノーマルEdition:ユーザー上限数100名/月額18,000円
- スタートEdition:ユーザー上限数100名/月額15,000円
- エキスパートEdition:ユーザー上限数100名/月額40,000円
- プロEdition:ユーザー上限数100名/月額30,000円
ミニマムEdition、ミニマム+Editionの初期費用は80,000円、その他のプランは初期費用105,000円となっています。
2021年6月現在/詳細は公式サイトを確認
無料トライアルについて
安否コールでは、事前に機能や使用感について確認したいという方に向けて1ヶ月間無料のトライアルを提供しています。
公式サイトから会社名や氏名、メールアドレス、電話番号など基本的な情報を入力することで体験版を利用することができます。
安否コール導入のメリット
IDやパスワード不要で管理がしやすい
安否コールはIDやパスワード不要で利用できるため、いざ安否確認の回答をする際にパスワードを忘れてしまったため管理者に問い合わせるといったトラブルも起きません。
訓練のたびに従業員からパスワードについて問い合わせが来ていたという管理者の負担も軽減されます。
また、アプリからの利用であればメールアドレスの登録も必要ないので、迷惑メールフィルタにひっかかり安否確認が届かないというトラブルも起きません。
社員数が多い企業ほど、このスムーズな運用が実現できることはメリットと感じるでしょう。
安否コールの導入事例·評判
24時間以内の回答率は95%以上です
“災害時に効率的に従業員の安否確認ができる方法はないかと考えていた時に安否コールの存在を知り導入しました。安否確認だけではなく平常時の連絡手段でも使えることはメリットですね。導入当初の訓練では返答率は60%程度でしたが最近では24時間以内の返答率は95%以上という結果を達成しています。”(美光産業株式会社様)
操作性が良く、返答率も高いです
“災害時に安否確認できる方法はないかと考えていたときに安否コールの存在を知り導入を決めました。数社で比較検討しましたが安否コールが最も使いやすかったですね。2ヶ月に1回、2日かけて訓練を行なっていますが、2日目には返答率100%を達成しています。”(社会福祉法人静香会様)
類似サービスとの比較
安否コールの類似サービスとしてはBiz安否確認/一斉通報や安否確認サービス2などが挙げられます。
Biz安否確認/一斉通報は予め設定しておいた震度以上の地震が発生した際に従業員へ安否確認メールを自動で発信することができます。
アンケート機能を使った従業員の健康管理にも活用することができ、安否確認以外にも利便性が高いサービスと言えます。
料金は月額10,000円から利用することが可能です。
安否確認サービス2は、シンプルな操作性で災害時の迅速な安否確認を実現することができます。
料金は月額6,800円から利用することが可能です。
安否コールで確実な安否確認を
安否コールについてご紹介させていただきました。
- アプリでも安否確認が可能
- GPSで正確な安否確認
- 従業員の家族の安否確認も可能
上記の点から、より正確な安否確認が可能で利便性が高いサービスということがわかります。
本記事を読まれて気になった方は、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
画像·データ出典:安否コール公式サイト