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ERPの導入は企業にとって基幹業務の効率化へと繋がる近道でしょう。ですが、どのERPを導入すればいいかわからない、自社に必要な機能を持ったERPが見つからないという企業も多いようです。
そこで今回はERPサービスの中からアラジンオフィスについてご紹介させて頂きます。
アラジンオフィスとは
アラジンオフィスとは株式会社アイルが提供する販売管理・在庫管理パッケージシステムになります。長年の運用から提供されるユーザーのニーズに応えるサービスで、導入実績5,000社以上、ユーザーリピート率98.2%を誇っています。
販売管理、在庫管理に必要なシステムをコンパクトにまとめていて、ユーザーごとのカスタマイズにも柔軟に対応しています。豊富な導入実績があるからこそ業種や業態別に適したシステムを提供することができるというのもアラジンオフィスの特徴であり強みの1つです。
アラジンオフィスの実績
アラジンオフィスは、5,000社以上で導入されており、そのユーザーリピート率は98.4%(2021年7月末時点)という実績です。
- 小売(店舗・EC)
- 商社、卸
- 製造、加工
- レンタル、リース
- ファッション
- 食品
上記以外にもさまざまな業種・業態、幅広い規模の企業から導入されています。
アラジンオフィスの機能・特徴
あらゆる業種・業態に対応
先にも少し述べましたが、アラジンオフィスは長年の運用からくる豊富な導入実績があり、そこから導き出された様々な業種に対応した販売、在庫、生産管理システムのパッケージを提供しています。
アパレル、食品、医療をはじめ、鉄鋼・非鉄業界にも対応しているパッケージというのは珍しいのではないでしょうか。
基本となるパッケージシステムにオプション機能を柔軟に組み合わせることで企業それぞれにあったシステムにカスタマイズできるので上記以外の業種・業態にも対応できます。他社システムとの連携も柔軟に行えるので自社に最適なシステムを運用することができるでしょう。
シームレスな連携が可能
アラジンオフィスではWebとリアルの両方から支援できる独自のCROSS-OVERソリューションを提供しています。これによって実店舗でもECサイトでも顧客情報などを一元管理することが可能となります。
ハンディ・バーコード活用やWeb受発注システム、店舗管理システム、営業支援ツール、複数ネットショップの一元管理システム、更にはECサイト作成までリアルからWeb上まで幅広くCROSS-OVERソリューションで効率化できるので導入後の成果を大きく実感できるでしょう。
豊富な実績に基づくサポート体制
アラジンオフィスでは導入実績5,000社以上、ユーザーリピート率98.4%(2021年7月末時点)の実績に基づいた豊富な経験からあらゆるケースに対応したサポートが用意されています。
操作方法についての問い合わせや急なトラブル時のコールセンターサポートでは応答率99.0%(2019年7月末時点)を誇っています。一般的な放棄率目標が5%〜10%と言われている中でアラジンオフィスでは1.0%という驚異的な数字を達成しています。
導入にあたっては専属チームによるシステムの打ち合わせ後、システム設計に問題がなければ運用に関する打ち合わせを行います。この時点でテストケースや詳細についての指導を行ってくれるので運用に不安があっても大丈夫です。
納品が完了した後は、運用テスト、訪問での指導、店舗での研修を行い本稼働に向けて徹底してサポートをしてくれます。納品後のフォローも徹底しておりハードとソフト両面でのサポートを実現してくれます。
アラジンオフィスの主要な機能
標準パッケージ機能
- 販売管理:見積管理、受注管理、売上管理、請求管理、売掛管理など
- 在庫管理:予定在庫管理、資産在庫、倉庫別在庫管理、棚番管理など
- 購買管理:発注管理、仕入管理、支払管理、買掛管理など
オプション機能
- 輸入管理:LC管理、為替予約、前払管理など
- プロジェクト管理:一式内訳管理、仕掛管理、手配状況など
- 生産管理:生産計画入力、所要量計算処理、製造実績、トレーサビリティ管理など
アラジンオフィスの価格・料金プラン
アラジンオフィスの料金については、公式サイトよりお問い合わせください。
※2022年6月現在/詳細は要問い合わせ
アラジンオフィスはこんな会社におすすめ
複雑な在庫管理が必要な会社
アパレル業界や製造業界などは同じ型番の商品であってもカラーが違ったりサイズが違ったりするので在庫管理が複雑です。アラジンオフィスは多種多様な業界ごとの管理システムを提供しているので、業界特有の悩みがある企業にとってはかゆいところに手が届くシステムと言えます。
ECサイトや店舗との連携した管理を行いたい会社
アラジンオフィスは自社でWeb受発注システムや、複数ネットショップの一元管理システム、ECサイト構築システムなど様々なシリーズを展開しています。これらのサービスとシームレスな連携を可能としていることでWebとリアルで在庫管理や顧客情報を一元管理することが可能となります。
初めて管理システムを導入する会社
アラジンオフィスは導入前はもちろん、導入後のサポートも手厚いことに強みがあるので初めて販売管理·在庫管理システムを導入するという企業でも安心して運用することができます。コールセンターの応答率も99%以上と非常に高く、サポートのスピードが早いので業務が止まってしまうという可能性も極めて低いと言えます。
アラジンオフィス導入で解決できること
製造業の場合
- 案件ごとの原価管理を実現
- 商品別の工程管理、進捗管理が可能
- 部品表の管理も実現
アラジンオフィスの製造業向けシステムを導入することで様々な課題を解決することができるようになります。
全体の原価はわかっていても案件ごとに原価管理をするのが大変だった企業にとっては案件単位での原価管理を実現します。また、機械別や商品別で工程管理が可能になります。部品表の管理に苦戦していた企業にはCAD経由から部品表を作成し、エクセルデータをシステムにインポートすることでシステム上の管理を実現します。
食品業の場合
- 不定貫商品の在庫を重量と数量で管理可能に
- 自分で実績表が作れるように
- 依頼書をシステムから自動発行
アラジンオフィスでは食品業の中でも総合食品業界や水産業界、食肉業界など細分化して商品管理を効率化できるシステムを提供しています。
既存のシステムでは個体ごとに重量が異なる不定貫商品に関しては1つの商品に対して1つの単位しか設定できず、重量でのみしか管理ができないという課題がつきがちですが、アラジンオフィスであれば商品ごとに不定貫管理設定ができるので在庫を数量と重量で管理することができるようになります。
また、システムで作成した実績表では自社独自の項目が足りず、エクセルなどでさらに編集しなくてはいけないという課題を持っていた企業には、アラジンオフィスが自由度のある汎用集計機能を搭載した実績表作成を提供しているので簡単にこの課題を解決することができます。
対委託営業倉庫を利用している場合など、出荷の際に依頼書をエクセルなどで作成する手間がかかっていたという企業も多いと思います。アラジンオフィスは売り上げ·受注を入力する際に出庫や入庫の依頼書、名義変更依頼書、配送依頼書などの各種依頼書を同時に発行することができるのでシステム外で依頼書を作成する手間を省略することができます。
アパレル業の場合
- 複雑な商品管理を効率化できる
- 展示会に関する管理を効率化できる
- 出荷作業の効率化
ファッション業界では同じ型番でもカラーが複数あったり、サイズごとに上代が違ったりと管理が非常に大変です。アラジンオフィスであれば1つの商品コードでカラー別やサイズ別に商品情報を登録することが可能になります。
また、展示会の準備としてカタログ作成やオーダーシートの作成に時間がかかっていたという企業も、カタログ作成機能、オーダーシート作成機能があるので効率化することができます。集計作業もエクセルで作成したものをシステムへアップロードするだけで一括集計することが可能です。
出荷振り分け作業や指示に時間を要していた企業も、アラジンオフィスであれば得意先ごとの受注状況と商品入荷状況から一括で出荷の指示データが作成可能です。振り分けの優先度をつける機能もあるのでさらに効率的に出荷作業を行うことができます。
アラジンクラウドソリューション
クラウドでの販売管理·在庫管理を希望する企業にはアラジンクラウドソリューションというサービスを提供しています。アラジンオフィスをクラウド上で利用することができるので時間や場所を選ばずに管理をすることができます。URLを入力し、ログインするだけなのでデバイスに縛られることなく利用可能です。
設定変更やネットワーク管理、バックアップ監視などをサービス提供しているアイル1社がオールインワンで管理することができるので自社での管理は不要になります。
場所を選ばずに利用することが可能なので昨今のテレワークのようなオフィス以外での勤務でも利用することができるというメリットがあります。
運用や管理業務をアイル社に丸投げすることができるのでトータルでのコストが削減でき、セキュリティ管理も堅牢なので安心です。
アラジンオフィスの口コミ・利用企業からの評判
アラジンオフィス導入で、売上高前年比150%を実現
“以前は本部管理システム、POSシステム、倉庫管理システム(WMS)などは利用していたもののシステム連携はしていなかったため、ヒューマンエラーが発生しやすく、数値の整合性を取るのに苦労していました。アラジンオフィスを導入し、各システム同士が連携できたことで、月単位で約40時間分の作業を削減、売上高は対前年比で150%を実現しました。今後は、ビッグデータ分析なども試してみたいと思っています。”(婦人服小売/CLANE DESIGN株式会社様)
販売・在庫、輸入業務の一元管理により、作業量が10分の1へ
“以前のシステムは輸入業務に対応しておらず、輸入業務関連のExcel入力だけで3日はかかっていました。アラジンオフィス導入により、販売管理と輸入管理をまとめて1つのシステム上で行えるようになったことで、作業量は以前に比べて10分の1ほど、5人でやっていた作業が3人でできるようになりました。”(舞台照明機材の輸入・販売/株式会社剣プロダクションサービス様)
類似サービスとの比較
アラジンオフィスと類似のサービスとしては楽楽販売、iDempiereなどが挙げられると思います。
これらのサービスを料金面で比較すると、アラジンオフィスは価格非公表ですが、楽楽販売は初期費用150,000円、月額費用60,000円〜となっており、iDempiereはオープンソースなので自力導入の場合は初期費用、月額費用共に0円から導入することができます。
ERPに強い技術者がいるような企業の場合はiDempiereのようなオープンソースERPを導入することでコストは大きく抑えることができるでしょう。しかしERPはソフトごとにマッチする業種が別れていることがあるので、多様な業種・業態に対応しているパッケージを展開するアラジンオフィスはそういった面では有力な選択肢となるでしょう。
自社にあったERP導入で業務効率化を
今回はERPの中でも販売管理・在庫管理パッケージシステムのアラジンオフィスをご紹介させて頂きました。
販売、在庫管理といった企業の基幹ともいえる部分の効率化を実現するには、多くの導入実績があるERPの導入が効果的といえるでしょう。
予算面はもちろんですが、自社のサービスで必要な機能、自社サービスに特化しているERPの選定、将来的に自社で必要になるであろう機能など明確にしておかなければいけない点は多くあるので、社内での検討はもちろんのこと、無料で行われているERP導入のためのセミナー、相談会に参加するのも良いかもしれません。
在庫管理システムや受発注システムについては以下記事でも紹介しています。
画像・データ出典:アラジンオフィス公式サイト