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「国際成人力調査」とは?|人事用語

国際成人力調査とは

1.国際成人力調査とは

国際成人力調査とは、PIAAC(ピアック)と呼ばれ、Programme 「プログラム」 for the International「国際的な」 Assessment「評価」 of Adult「成人の」 Competencies 「能力」 の頭文字に由来します。

OECD「経済協力開発機構」と呼ばれる、世界中の主要国が加盟する機関にて実施される、生活やビジネスにおける、成人の能力測定です。

16~65歳が対象となり、2011年に、読解力・数学力・ITリテラシー・対象者属性に関する、第一回調査が行われました。

この調査は、通常の学校教育における、公式や記号、図式等の知識を問うタイプの問題ではなく、日常生活における、課題や問題の解決力や思考力を要する問題であり、これらを総合して、成人力が問われます。

また、この調査を実施した対象者の学歴や仕事等の属性を合わせて調査することで、学歴や職歴との成人調査の相関関係や、個人が有する習熟度、スキル、社会的立場等の関連性を考察します。

こうした調査が国際標準として実施された背景には、教育や経済、ITインフラ等のグローバル化があげられます。

経済協力開発機構(OECD)では、読解力・数学力・ITリテラシーに関する国際的な基盤を構築することで、グローバル視点での教育システムや、社会基盤を確立・改善し、経済発展を促進することをねらっています。

2.国際成人力調査の調査概要

・読解力
与えられた文字情報や、図形、表を適切に理解し、それらを実生活の中で活用する力が問われます。
例えば、電化製品の取り扱い説明書を読み、表示されたとおりのオペレーションを実施して、正しくその電化製品を利用できるかなど。

・数学力
与えられた数字情報を理解し、それらを実生活の中で活用する力が問われます。
例えば、請求書に記載された複数の金額を読み取り、合計金額や税金等を正しく計算できるかなど。

・対象者属性
調査対象者の学歴や職歴、保有するスキル、収入など

国際成人力調査の使い方・例文

・国際成人力調査によって、主要国における国際的なリテラシーの水準を把握することが可能である
・国政成人力調査結果によって、日本は高い読解力・数学力を保有することが分かった

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