飲食店で銀行などで、受付業務を行なっているロボットを見かけたことがあるという方が増えています。
サービス業界や介護業界で聞かれることが多くなった「コミュニケーションロボット」ですが、まだまだ認知度が高いというわけではないため、どのようなことができるのか知らないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、コミュニケーションロボットについて解説しますので参考にしてください。
コミュニケーションロボットとは
コミュニケーションロボットとは、動作や言葉によって人と円滑なコミュニケーションをとることが可能なロボットで、受付や窓口案内など、様々なサービスを提供することができます。
サービス分野や介護、医療現場などで活用されているケースが増えています。
機器の部品を組み立てるような産業ロボットとは異なり、精密さが求められる業務には適していませんが、身振り手振りを交えて人とコミュニケーションをとることができるため、コミュケーション不足の解消や認知症対策など、幅広いシーンで活用することが可能です。
おすすめのコミュニケーションロボット
Sota
特徴
Sotaは、ビジネスシーンごとにアプリを搭載することで、新しいサービスを提供することができるコミュニケーションロボットです。
オフィスの受付で来客対応を任せたり、イベント会場内の案内をしたりと、これまで人が行ってきた業務をロボットが代行してくれるため、業務効率化につながります。
クラウド処理による高度な音声認識が可能で、対話ベースでの活用や、任意での発言内容指定などで、幅広いシーンに対応することができます。
カメラが搭載されており、動画や静止画の取得、顔認識ができるようになります。
料金
- プレゼンSota(レンタルサービス版)33,000円(税別)
- プレゼンSota(プレゼンSotaクラウド・保守サービス付属)202,400円
※価格情報は2023年5月時点のもの
unibo
特徴
uniboは、カスタマイズ性に優れたコミュニケーションロボットです。
柔軟なカスタマイズで様々な分野での活用が可能で、人の仕事をuniboに切り替えることで、人手不足の解消などにつながります。
卓上に設置できるコンパクトなサイズとなっており、親しみやすいデザインのため、様々な人に受け入れられるロボットとなっています。
料金
- 法人プラン:要問い合わせ
- デベロッパー特別プラン:要問い合わせ
- アカデミックプラン:要問い合わせ
- レンタルプラン:要問い合わせ
※価格情報は2023年5月時点のもの
OriHime
特徴
OriHimeは、インターネットを経由して操作することができるロボットです。
身振り手振りや、アイコンタクトを交えたコミュニケーションが可能で、カメラとマイクを搭載しているため、相手の状況を確認しながら対応することができます。
料金
- 法人向け:月額41,000円〜
- 個人向け:月額32,780円〜
※価格情報は2023年5月時点のもの
ZUKKU
特徴
ZUKKUは、汎用小型AIロボットで、ハタプロ・ロボティクス株式会社が提供しています。
キャッチーなデザインで、誰からでも愛されるロボットです。
カスタマイズが可能な専用クラウドシステム開発によって、幅広いシーンで活躍しています。
通信機能でクラウドのAIにアクセス、自然な会話を実現することができます。
料金
- 本体料金:66,000円
- 月額料金:980円
※価格情報は2023年5月時点のもの
Pepper
特徴
Pepperは、人の感情を理解してコミュニケーションをとることができるロボットです。
企業の受付や介護現場などにも導入されています。
海外企業などと連携して、更に精度を高めており、アプリケーションを変えることで幅広い業務を担当することができます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年5月時点のもの
コミュニケーションロボット選定のポイント
ニーズに合わせたタイプを選ぶ
コミュニケーションロボットは、Pepperなどに代表される人型のものから、動物を模したかわいいぬいぐるみのようなモデルまで幅広いタイプが登場しています。
コミュニケーションロボットを導入して何を実現したいのかを明確にした上で、最適なタイプを選びましょう。
例えば、介護現場などではセラピー効果や癒し効果を期待する側面が強いため、ぬいぐるみや人形タイプがおすすめです。
また、育児に活用するにもぬいぐるみや人形タイプがおすすめとなっており、子供が触れる度に、センサーが反応してリアクションしてくれることで、認知発達や想像力を高めるのにも役立ちます。
機能を比較する
コミュニケーションロボットは、製品によって搭載されている機能が異なるため、導入する現場や使い方に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。
介護現場で導入する場合は、柔軟なトーク機能が搭載されているものを選ぶことで、ロボットと楽しく会話することが可能となり、日々の生活に活力をもたらしてくれるでしょう。
また、見守り機能が搭載されているロボットであれば、内臓されたカメラが離れた場所からでもお年寄りの様子を見守ることができます。
音声認識の精度を確認
コミュニケーションロボットは、音声を認識して会話やリアクションをとるため、その認識能力は事前に確認しておくべきポイントです。
また、決まった会話のパターンだけが可能なものもあれば、AIを搭載しており柔軟な会話が可能という製品もあります。
柔軟な会話を楽しみたい場合はAIを搭載している製品を選ぶことで、AIが会話の流れやユーザー情報を分析して自然な会話をすることが可能となります。
コミュニケーションロボットを導入するメリット
癒し効果が期待できる
コミュニケーションロボットは、いわばペット同様で、会話などのコミュニケーションを通してユーザーへ癒しを与えることができます。
ペットを飼う場合は、飼育ケースや餌など、様々な費用がかかる上に、アレルギーなどの問題もあります。
また、マンションなどではペット禁止というケースも少なくはないため、ペットを飼いたくても飼えないという人も多いでしょう。
コミュニケーションロボットであれば、匂いや騒音の心配もないため、ストレスを感じることなくコミュニケーションをとることが可能です。
緊急時の通報手段になる
老老介護や独居老人の問題が深刻化する昨今、緊急時の連絡手段にコミュニケーションロボットは有効です。
カメラが内蔵されている製品も多く、見守り機能が搭載されているため、緊急時や異常時に通報できるようになります。
コミュニケーションロボットを導入しよう
コミュニケーションロボットについて解説しました。
コミュニケーションロボットは、介護や一般企業など、幅広いシーンで活用されています。
導入することで、様々なメリットがありますので、この機会に導入を検討されてみてはいかがでしょうか。