なぜ女性はマイクロマネジメントを行いがちなのか?生物学的観点から考察してみた

男性と女性のマネジメントの仕方に、違いがあると感じることはないだろうか?

もちろん、男女という性別に関わらず、個々人の経験、資質によってマネジメントの手法が違うことは当然であり、また適切なトレーニングを受けることで、男女問わずより良いマネジメントを体現できるようになることは論を待たない。

その上で、率直に言えば、僕は女性のマネジメントが苦手だ。

選べるなら男性のマネジメントの元で仕事をしたいし、昔転職しようと思った理由の1つが、ボス(女性)のマネジメントが自分に合わないと思ったから、というほどだ。

男性、女性という枠組みでマネジメントを語るのは非常にセンシティブであり、単純に一般論では括れないことは承知の上で、あえて男女の行動・思考特性の違いを踏まえて、女性のマネジメントの仕方を整理してみたいと思う。

女性のマネジメントの特徴

「男性の上司の方が働きやすい」と答えた人は49.3%だったのに対し、「女性の上司の方が働きやすい」と答えた人はわずか6.3%だったという調査結果がある

この調査対象者には、女性上司のマネジメントを経験したことがない人も多数含まれていると思われるため、必ずしもバイアスがかかっていないデータとは言えないが、1つの結果として示唆深い。

自分の実体験、および知人や転職エージェント時代の候補者から伝え聞いた話を踏まえると、一般的な女性のマネジメントには、2つの大きな特徴があると思う。

  1. 部下の行動に対し、細かく口を挟まずにはいられない
  2. 部下の失敗に対し、懲罰的な対応をとる

1. については、女性は部下の行動を、自分ですべて把握し、管理したい欲求が強いのだと言える。

たとえば、自分の部下が今日はどこに行って何をしたのかが気になって、問い正すことがあるだろう。

あるいは、部下同士が議論していることに対して、つい口を挟んでしまうこともあるかもしれない。

このように、部下の行動・思考に対して、口を挟まずにはいられないという点が、女性のマネジメントの特徴の1つだと思う。

2. については、

特に、部下を叱責する際、その部下が過去に行ったミスと関連付けて怒ることが多くはないだろうか?

もちろん、これら2つの特徴は、裏を返せば、細かいことに気を配り、抜け漏れをなくすという点で、部下の仕事の管理するという点において、適切だと言えるだろう。

これらは、マイクロマネジメントの特徴に合致しいわゆる過干渉のマネジメントになっている状態だ。

生物的観点から考える、女性のマネジメントの背景

では、なぜ一般的に女性は、このようなマイクロマネジメントを行いたがるのだろうか?その理由の1つに、女性ホルモンの1つである「エストロゲン」が作用していると考えられる。

女性特有のホルモンと言われるエストロゲンは更年期になるほど減少する傾向にあり、これが原因でホットフラッシュのような自律神経症状を引き起こすと言われている。

自律神経の乱れによって、精神的に不安定となることから、部下が自分の指示した通りの行動をとらない場合や予想外の事態に対してパニックとなるのである。

男性の行動に細かく口を出してしまう場合は、まず信頼すること、懲罰的な対応をとってしまう場合は逆に報酬を与えるという選択肢を意識して行動することで、マイクロマネジメントを避けて部下との信頼関係を構築できるであろう。

まとめ

女性がマイクロマネジメントを行いがちな理由についてまとめると

  • 女性は管理欲求が強い傾向にある
  • 懲罰的な対応をとってしまう場合がある
  • 女性特有のホルモンバランスによる影響も考えられる

上記の点が要因としては考えられる。

もちろん、全ての女性にあてはまるというわけではなく、ビジネスシーンには優秀なリーダーとして男性社員を見事に育成している人もいる。

あなたの周りにマイクロマネジメントを行いがちな女性上司がいる場合、上記のような要因も考慮した上でまずは同僚やさらに上の上長に相談してみると良いだろう。