ホームページを制作する際の重要な要素の1つに「SEO」があります。
しかしホームページ制作に関わった経験がない人は、SEOとは何なのか、SEO対策することでどうなるのかなど、わからないことが多いでしょう。
今回はSEOの基本的な知識からSEOに強いホームページの作り方、おすすめの制作会社まで解説します。
この記事を読むとホームページのSEOに関する内容を学べます。
目次
ホームページ制作におけるSEO対策の基礎知識
SEOはSearch Engine Optimizationの頭文字をとったもので、その意味は検索エンジンの最適化です。
自社のホームページやサイトをGoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果の上位(1ページ目など)に表示させるテクニックです。
SEOを使って検索で上位表示させることをSEO対策と呼んでいます。
検索結果で上位表示されるほど、クリック率は高くなりサイトへのアクセス数が高くなります。
例えば自社商品を販売している場合は、アクセス数が多いほど販売数も増えるので、売り上げもアップします。
つまり、SEO対策は収益アップのために重要な役割を担っているのです。
ホームページ制作費のSEO対策は必要?対策した場合としない場合の比較
ホームページで商品やサービスを販売する場合は、特にSEO対策が必要です。
その理由は、SEO対策することで集客効果があるからです。
ホームページ制作はあなたのお店をインターネット上に出すのと同じです。
SEO対策していないホームページは東京のような多くのお店のある場所の路地裏に、看板も立てずに出店しているのと同じです。
一方、SEO対策をして検索上位に表示することは、路地裏に出店するのと同じ金額で、例えば渋谷のスクランブル交差点に出店するようなものです。
確実に集客率は上がるでしょう。
SEO対策した場合としない場合の比較
SEO対策した場合としない場合を比較します。
両者を比較するためには、Google検索の検索順位とクリック率の関係を知っておく必要があります。
SISTRIX社が2020年に公開した、検索順位とクリック率の関係は次の通りです。
検索順位 | クリック率 |
1位 | 28.5% |
2位 | 15.7% |
3位 | 11.0% |
4位 | 8.0% |
5位 | 7.2% |
6位 | 5.1% |
7位 | 4.0% |
8位 | 3.2% |
9位 | 2.8% |
10位 | 2.5% |
出典:Why (almost) everything you knew about Google CTR is no longer valid
検索順位で1位になれば、100人中28人がお店に入ってくれますが、10位では2人しか入ってくれません。
そもそも、SEO対策をしていない場合、10位に入ることも難しいです。
当然11位以下はさらにクリック率が下がるので、あなたのホームページを訪れる人はほとんどいないと言えます。
訪れる人がいなければ、何のためにホームページを作ったのかわからないので、SEO対策は必須と言えます。
自分でもできるSEOに強いホームページの作り方
自分でSEO対策をしようとする場合、SEOの知識だけでなくプログラミングの知識も必要です。
SEO対策の知識もプログラミンの知識も十分ではない人がSEOに強いホームページを作る場合、公開するまでに時間がかかってしまいます。
そこでおすすめの方法が、「マーケティングCMS」を使うことです。
マーケティングCMSはSEO機能がついたホームページ作成ツールです。
月額の利用料がかかりますが、ホームページ制作会社に依頼するよりも安い費用で自分でSEOに強いホームページを作れます。
ただし、CMSの利用はプログラミングができない問題を解決したに過ぎません。
SEO対策として、CMSを利用した上で実施すべきことを4つ紹介します。
SEO対策1:キーワード選び
1つ目の対策は、キーワード選びです。
ユーザーがGoogleで検索をする際、検索バーにキーワードを入力します。
入力したキーワードがあなたのホームページにあれば、Googleが検索キーワードとあなたのホームページが一致していると判断して、検索結果に表示されます。
例えば、あなたが渋谷でパスタ料理店を経営していたとします。
渋谷で遊んでいる人が「パスタを食べたい」と思えば、Googleで「パスタ 渋谷 おすすめ」などのキーワードで検索するでしょう。
もしあなたのホームページにこれらのキーワードが含まれていれば、検索結果にも表示されます。
ただし、キーワードによってはライバルが多く簡単には上位表示できないので、キーワード選びについてより深く学ぶ必要があります。
SEO対策2:キーワードの設置場所
2つ目の対策は、キーワードの設置場所です。
決定したキーワードを闇雲にホームページ内に配置すればいいわけではありません。
特にキーワードを入れるべき場所は「ページタイトル」と「ページ概要」の部分です。
HTMLで制作している場合は<title>と<description>の部分です。
先程のパスタ料理店を例にすると、タイトルや概要欄に「パスタ」「渋谷」などのワード入れることになります。
SEO対策3:Google推奨のシステム対応
3つ目の対策は、Google推奨のシステムを設定することです。
具体的な内容は以下のものです。
・サイトのディレクトリ構成
・ナビゲーションの階層構造
・パンくずリスト
・XMLサイトマップ
・テキストベースのナビゲーション
・アンカーテキストの書式設定
・robots.txt
・モバイルサイトマップ
・適切なDTD宣言
・If-Modified-Sinece HTTP ヘッダー
マーケティングCMS利用する場合は、これらの設定が完了しているものが大半です。
ゼロから自作する場合は1つずつ設定する必要があります。
SEO対策4:ページ数を増やす
4つ目の対策は、狙ったキーワードが含まれているページ数を増やすことです。
キーワードが含まれているページが多いということは、検索意図に一致していることになるので、上位に表示されやすくなります。
パスタ料理店を例にすると、メニュー、スタッフ紹介、原料へのこだわり、お家で作れるメニュー紹介など、キーワードを使えそうなページを増やすと良いでしょう。
具体的なページ数は狙ったキーワードに、ライバルとなるホームページがどの程度あるかによるので答えはありません。
また、パスタ料理店のホームページなのに、車や金融など全く関係ないページが存在すると逆に検索順位は下がるので注意しましょう。
SEOに強いホームページ制作ができる制作会社一覧
SEOに強いホームページ制作会社を紹介します。
株式会社Dream Lab
株式会社Dream Labはホームページ制作やWeb広告、Webコンサルティングなどを提供する会社です。
目的や予算に合わせてSEO対策プランを提案してくれます。
初めてSEOに取り組む人から、本格的にSEOに取り組みたい人まで幅広く対応しています。
株式会社ビエナセレクション
株式会社ビエナセレクションはWeb制作、コンサルティング、マーケティング支援などを提供する会社です。
内部対策を重視したSEO対策として、独自のノウハウに基づきキーワード選定から行っています。
ECサイトのコンセプト設計から運用も実施しています。
株式会社GIコンサルティングパートナーズ
株式会社GIコンサルティングパートナーズはWeb制作全般のコンサルティングを提供する会社です。
多数の検索キーワードでの検索1位の実績を持っています。
ブログを活用したコンテンツマーケティングを得意としています。
まとめ
今回はホームページのSEO対策について紹介しました。
SEO対策を行うことで、Googleなどの検索エンジンから集客を行い、収益アップに繋げることができます。
SEO対策には様々な専門知識が必要なため、制作会社に依頼することをおすすめします。