株式会社ピアニジュウイチが提供する、『エアー着ぐるみ』とは?

最終更新日 

今回は、キャラクターの着ぐるみやバルーン造形の製造で活躍する企業、ピア21様へインタビューを実施いたしました。

通常着ぐるみには重量があり、操演者には中々負担を強いられるものですが、ピア21様は着ぐるみの胴体や手足をエアー式にし、立体裁断の技術と組み合わせ、デザインのクオリティの高さと劇的な軽量化を実現した企業です。そのエアー着ぐるみに関して詳しく伺いました。

ピア21の『エアー着ぐるみ』とは

――今、特にPRしたい貴社のサービスは何ですか?

ピア21様:当社はエアー着ぐるみを作り続けて20年ほどになりますが、近年ではエアー着ぐるみと立体造形技術を組み合わせて作る「ハイブリッド着ぐるみ」の製作に力を入れています。

画像のシロクマの着ぐるみの頭部は3Dプリンターなどを用いた立体造形で作っており、目と口の開閉ができるようになっています。また首から下の胴体や手足はエアー着ぐるみの技術を使い、空気の力で膨らませる構造です。

通常このような着ぐるみを作る場合、全身を型物着ぐるみ(昔ながらの着ぐるみ)として作るため、その重さが操演者の負担となり運用が現実的ではありません。しかし、当社のハイブリッド着ぐるみは頭部の細かいディテールを再現しながら、体の大部分を占める胴体や手足などをエアー式にすることで、操演者への負担を減らしながら高いクオリティをお客様にお届けすることができます。

ピア21が誇る主力商品について

――貴社の主力商品・売れ筋商品は何ですか?

ピア21様:これまで4,000体以上のエアー着ぐるみを有名企業様や行政様を中心にお納めしてきました。この多くの納品実績を経て培ったノウハウがキャラクターの再現性の高さであり、当社の最大の強みです。

二次元のキャラクター原画を縮尺通りに立体化すると、バランスが崩れ、着ぐるみとして非常に使い勝手が悪い物となってしまいます。当社では、着ぐるみの操作性を加味しながら立体的にキャラクターをデフォルメすることで、そのキャラクターにとっての最適な仕様をご提案しています。

また、空気で膨らませるエアー着ぐるみは、丸みを帯びたデザインが得意ですが、そうでない鋭利な部分などには、発泡スチロールや別パーツを用いてデザインの再現度を高めます。立体造形技術のノウハウを組み合わせることで、オリジナリティのある着ぐるみ製作ができることが当社の強みです。

ピア21が持つ、独自の強みとは?

――貴社の技術や人材の強み、特徴はどういう部分ですか?

ピア21様:当社は製品を作る工程ごとに担当が分かれており、各分野のプロフェッショナルが集まっているのが特徴です。

例えば目が光るバルーンなどを作る場合、ディレクターがバルーン全体の設計をし、図面・原型をデジタル担当が3Dで作成、型紙から生地を裁断して縫う縫製担当、目を光らせるギミックを設計して製作する電子回路設計者、という分担になっています。実際の取り付け時には設置担当者が現場を指揮します。

当社はエアー着ぐるみやバルーン造形をはじめ、エアー遊具やEPS造形・FRP造形、フィギュアやトリックビジョン®・錯視サインといった2D~3Dを駆使した様々なものづくりをしています。

その道のプロが集まっているからこそ、日々新しいアイデアが生まれて技術を高め続けています。

インタビューから見えた、ピア21のエアー着ぐるみとは

全体のバランスや細部に様々な工夫を凝らし、操演者に優しくデザイン性の高いエアー着ぐるみを開発したピア21様。その独自の技術は様々な企業や行政からも高く評価されており、今後もより一層納品先を増やし、更なる活躍が期待できることでしょう。選りすぐりの技術者が各工程ごとに叡智を結集し、ものづくりの企業として誇る意識の高さは見事ですね。

今後キャラクターの着ぐるみをイベントなどで導入したいとお考えの企業の皆様は、是非ピア21様への依頼を検討してみてくださいね。

——-

今回お話を伺った企業:ピア21(http://pier21.co.jp/)

この記事が役に立ったらいいねやTweetをお願いします!