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社内に散在しているデータを有効的に活用して経営に役立てるためにも、データを一元管理、蓄積していく必要性があります。
しかし、情報元となるデータソースが増えるほどに、データソースごとに応じたプログラミングをするための専門的な知識が求められるため、リソースがない企業ではなかなかデータ統合を実現することが難しいでしょう。
Reckonerは、ノーコードで利用できるETLツールとして注目されています。
本記事ではReckonerの特徴や料金、おすすめのポイントなどを紹介しますので、サービス選定の参考にしてください。
Reckonerとは
Reckonerとは、株式会社スリーシェイクが運営しているETLツールです。
プログラム不要で利用でき、別途基盤を準備する手間もかかりません。
直感的に操作できるユーザーインターフェースで設計されているため、初めてETLツールを利用するという方でも安心して扱うことができます。
Reckonerのおすすめポイント
直感的な操作でデータ連携ができる
従来であれば、調査から仕様策定、実装、テスト、インフラ構築、デプロイ、運用といった、多くのプログラム工数がかかるデータ連携を、Reckonerは、マウスの直感的操作で実現することができます。
プログラムの知識やリソースが不足していたことから、データ連携がスムーズにいかなかったという方でもReckonerであれば、直感的な方法でデータ活用が可能となります。
豊富なデータベースやSaaSアプリケーションと接続可能
Reckonerは、広告やSFA・CRMなどのSaaS、データベース&ストレージ、ファイルなど、あらゆるデータソースとの連携が可能です。
データの読み込みまでは数クリックで完了し、ソース一覧から読み込みたいサービスを選択して、必要な情報を入力するだけとなっています。
SREに強い運営元のスリーシェイクが運用するインフラ環境で運用されているため、新たに基盤を準備する必要がありません。
リアルデータでの変換・結合
通常のデータ解析では、データ確認に多くのステップが必要となることがありました。
Reckonerであれば、画面上でリアルデータによって結果のプレビューを表示することができ、いつでも結果を確かめながら操作することが可能となります。
作成したワークフロー単位で閲覧編集権限を付与することができ、柔軟なセキュリティー設定が可能です。
また、作成したワークフローは、JSON形式でのエクスポートにも対応しています。
散らばったデータを整理して書き出し
Reckonerは、社内に散在しているデータを整理して書き出すことが可能です。
スケジューリング機能が搭載されており、データ転送処理を定期実行することができるだけでなく、ワークフローごとに依存関係の作成をしたり、APIを使用してのワークフロー実行など、用途に応じた柔軟な利用を実現できます。
また、データ集約だけに止まらず、集約したデータを有効的に活用できるように20種類以上のサービスと連携してデータのエクスポートを行うことが可能です。
- Googleスプレッドシート
- Microsoftエクセル
- Googleクラウドストレージ
- Oracle
- Google BigQuery
- kintone
- Salesforce
- Google Analytics
- Twitter Ads
- Slack
上記以外にも、豊富なサービスと連携することができます。
Reckonerの主要な機能
Reckonerは、ワークフローの作成によってデータの変換・分析ができ、プログラムが一切不要となっています。主な機能は、以下の通りです。
- ハッシュ・暗号化:値のハッシュ化や顧客情報のマスキング化など
- 文字列変換:正規表現や対応表による置換
- 結合・グループ化:データ同士の結合や値のグループ化
- カラム変換:カラムの追加や削除、型・名前の変換などが可能
- バリデーション・フィルター:値のバリデーション、フィルタリングが可能
- フォーマット変換:CSV、JSON、ログといった任意のデータフォーマットへ変換
- API連携:外部APIと連携したデータ収集、変換、転送処理が可能
- 集計・四則演算:値の集計や四則演算が可能
その他にも、ジョブ管理や実行前事前チェックなど、豊富な機能を搭載しています。
Reckonerの料金·価格
Reckonerの料金については、公式サイトよりお問い合わせください。
14日間の無料トライアルを提供しており、トライアル中は、機能の制限なく利用することができ、トライアル終了後もデータはそのまま活用可能です。
Reckoner導入のメリット
コストや手間の削減
Reckonerを導入することで、これまで手動で行なっていたデータの抽出作業や変換作業、読み込みが自動化できます。
作業にかかっていた時間を削減できるだけでなく、最小限の人で作業が可能となるため、人件費の削減にもつながります。
処理するデータが多いほどにコストや時間の削減効果を大きく感じることができるでしょう。
データ処理の信頼性が向上する
Reckonerは、これまで手動処理で発生していたヒューマンエラーをなくし、必要なデータを漏れることなく正確に処理することが可能となります。
データ変換時や読み込み時のエラーを自動で検出し、修正してくれるため、データの信頼性が向上します。
Reckoner導入までの流れ
Reckoner導入までの流れはシンプルで、最短3ステップで完了します。
- オンラインMTG:導入企業のニーズに合わせたサービスデモや利用方法の説明を実施
- トライアルに向けたヒアリング:導入企業が抱える課題をヒアリング、最適な利用方法を提案
- アカウント発行:1営業日以内にアカウントを発行
Reckonerの導入事例・評判・口コミ
データ処理にかかっていた時間を40%削減
“以前は、外部に依頼して開発してもらった独自のETLツールを利用していました。しかし、データ連携エラーや処理時間がかかることが課題となっており、Reckonerへリプレースすることにしました。Reckonerはクラウド型であり、非エンジニアでも直感的に操作できる点がいいですね。導入後は連携時間が大幅に短縮され、データ処理にかかっていた時間は、40%ほど削減できました。”(auコマース&ライフ株式会社様)
新サービスの創出に貢献
“自社サービスを今後さらに延伸させていくには、データ活用が重要だと思いReckonerを導入しました。自社サービスとReckonerを連携することで、即時性のあるデータ解析が可能となり、新たな営業支援ツールが生まれ、サイロ化していた個別データの一元管理が実現できています。現在では解析データをもとに自社でレポートを作成し、各社へのサポートに活用しており、社内での評価も高いです。Reckonerの導入が業務効率化だけでなく、新サービスの創出につながったのは思わぬ副産物でした。”(BRANU株式会社様)
Reckonerと連携可能なサービスについて
ファイル
- Googleスプレッドシート
- Excel
- SFTP
- CSV
- Googleドライブ
データベース・ストレージ
- Google Cloud Storage
- Google BigQuery
- Amazon Redshift
- Amazon S3
SaaS
- BOX
- freee会計
- Collaboflow
- Amazon SES
- kintone
- Salesforce
広告・SNS・外部API
- X(Twitter)
- Slack
- Chatwork
- Google Ad Manager
- Google Ads
よくある質問
サーバーを自社で用意する必要はありますか?
クライアント側でサーバーを用意する必要はございません。
契約開始からどれくらいで利用開始できますか?
最短当日でご利用いただけます。
トライアルはできますか?
14日間の無料トライアルが利用可能です。
ユーザー数に上限はありますか?
ユーザー数の制限はなく、ユーザー追加時に従量課金も発生しません。
ファイアーウォールなどでアクセス制限をかけていても利用できますか?
ReckonerのIPアドレスを許可いただければ利用可能です。
Reckonerの詳細について
Reckonerについて、おすすめのポイントや導入事例などを紹介させていただきました。
ETLツールは、データ活用には非常に有効的なツールですが、社内にエンジニアが少ない場合や、操作性が複雑で使いこなせないケースも実際にあります。
Reckonerであれば、プログラム不要で直感的な操作で利用でき、セキュリティ面も安心です。
Reckonerのサービス詳細については、ぜひ資料ダウンロードをお願いします。