今回は、自費治療に対応した自由診療向けの電子カルテ(以下、自由診療電子カルテ)について解説いたします。
機能や導入するメリットについて解説いたしますので、参考になさってみてください。
自由診療電子カルテとは?
自由診療電子カルテとは、自由診療に必要な機能に特化した電子カルテのことを指します。
例えば、自由診療の同意書などの書類をすぐ作成できたり、効率的な集患を実現したり、料金の設定を柔軟にできたりなど、自由診療において必要な機能が十分に搭載されています。
自由診療電子カルテの中には、保険診療と併用可能な電子カルテも存在するため、ケースに応じて最適なものを導入すると良いでしょう。
おすすめの類似電子カルテサービス
類似サービス: B4A(ビーフォーエー)
(4.5)

月額費用 | 30,000円台〜 | 無料お試し | 要問い合わせ |
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初期費用 | 要問い合わせ | 最短導入期間 | 2週間程度 |
B4Aとは、株式会社B4A Technologiesが運営している自由診療クリニック向けのクラウドツールです。 美容外科、美容皮膚、AGA、審美歯科等の自由診療クリニックにおける、あらゆる業務の一元管理を実現し、新規集客やリピート率の向上、業務効率化によって、売上アップにつなげることができます。
幅広い業務を一括管理
B4Aでは、美容外科や美容皮膚などの自由診療クリニックの開業・運営に必要な機能をオールインワンで搭載しています。 煩雑化しやすかった予約管理やシフト管理、電子カルテの作成から決済までを1つのシステムで管理できるため、複数のツールを導入する場合と比較してコスト削減が可能なだけでなく、同じ操作性で幅広い業務を効率化することができます。
業務改善でコスト削減が可能に
B4Aはフル自動で予約・スタッフアサインの調整を行うことができるため、予約時におけるスタッフの負担を大きく軽減することができます。 実際にB4Aを導入したクリニックでは、事前問診登録と合わせて、1予約に対し、予約前・予約後に5分〜15分程度の時間を削減できたという結果がでています。
顧客満足度の向上を実現
これまでは、電話や来院時に次回予約を行なっていた時間が、その場で完結する事前予約(リアルタイム予約)、予約時の事前問診登録による待ち時間の削減が可能となることで、顧客満足度の向上が実現できます。 実際にB4Aを導入しているクリニックでは、受付から洗顔までにかかる待ち時間は、平均で24秒と、圧倒的な時間短縮を実現しています。
類似サービス: medicalforce
(4.5)

月額費用 | 要問い合わせ | 無料お試し | 要問い合わせ |
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初期費用 | 要問い合わせ | 最短導入期間 | 2週間程度 |
medicalforceとは、株式会社メディカルフォースが運営している電子カルテサービスです。 美容クリニック・自由診療クリニックにおける業務・経営の全てを管理することができるクラウド型の電子カルテで、業務効率化はもちろんのこと、データ活用による売上アップが実現できます。
現場業務を一括管理
medicalforceは、予約カレンダーや電子カルテといった院内リソースを連携させることができるため、業務効率化や情報共有におけるミスを削減することが可能となります。 例えば、クリニックの予約状況が可視化されることで、患者側が問い合わせをしなくても予約が完結できるようになり、カレンダーをクリックすれば過去の診療録が表示されるようにすることも可能です。
誰でも使いこなせる直感的なUIを採用
medicalforceは、美容クリニックスタッフへの徹底的なヒアリングによって開発されているため、現場スタッフが操作しやすいシンプルでわかりやすいデザインとなっています。 業務フローに沿った操作画面で利用することができ、スマートフォン・タブレットからも操作が可能です。
データを活かした経営が可能に
medicalforceによって、院内リソースが全て連携されるようになり、データを活かした経営が可能になります。 経営管理機能が搭載されており、経営数値を自動集計でき、日計表もワンクリックでダウンロード可能です。
類似サービス: ACUSIS Cloud
(4.5)

月額費用 | 要問い合わせ | 無料お試し | 要問い合わせ |
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初期費用 | 要問い合わせ | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
ACUSIS Cloudとは、株式会社プロ・フィールドが運営している電子カルテサービスです。 AWSによるサーバー設置不要で利用できる手軽さと、導入コストの削減を可能としており、これまでに多数のクリニックで導入されている実績があります。
完全予約制・外来診療に対応した予約が可能
ACUSIS Cloudに搭載されている予約機能は、部屋・スタッフごとに予約表が作成可能で、完全予約制・外来診療のどちらにも対応しています。 患者さんの状況を色分けで管理できるため、視覚的に状況の把握が可能となります。
ガイドラインに準拠した電子カルテ機能
ACUSIS Cloudの電子カルテ機能は、厚生労働省の電子カルテガイドラインの「真正性」、「見読性」、「保存性」に準拠しています。 施術ごとに分類できるため、前回施術の追跡が容易です。
画像管理も効率化
これまで煩雑化していた画像管理も、ACUSIS Cloudであれば、効率化することができます。 撮影日情報から日付ごとに自動で管理してくれるため、わざわざ手動でファイルを整理する手間から解放されます。
おすすめの自由診療電子カルテ
B4A(ビーフォーエー)
特徴
B4Aとは、株式会社B4A Technologiesが運営する自由診療クリニック向けのクラウドツールです。
美容外科・美容皮膚・AGA・審美歯科等、自由診療クリニックの業務一元管理が叶うツールとして、新規集客やリピート率の向上・業務効率化などに最適です。
大手から個人院まで幅広く導入されており、受付業務の負担軽減・待ち時間の短縮・予約の効率化など、確かな導入効果の声が寄せられています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:30,000円台〜
※2023年4月現在/詳細は公式サイトを確認
ACUSIS Cloud
特徴
ACUSIS Cloudでは、日医標準レセプトソフト「WebORCA」と連携することで、保険診療にも対応できるシステムです。
予約管理・メール配信・画像管理・分析機能・在庫管理や、自由診療向けの機能に充実しており、オンライン診療やWeb予約機能など、オプション機能を後から追加することもできます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
※2023年4月現在/詳細は公式サイトを確認
MEDICALFORCE(メディカルフォース)
特徴
medicalforceとは、株式会社メディカルフォースが運営している電子カルテサービスです。
美容クリニック・自由診療クリニックの業務・経営をスムーズに管理できるようになり、業務効率化や、データ活用などを得意とするサービスです。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
※2023年4月現在/詳細は公式サイトを確認
CLINICSカルテ
特徴
CLINICSカルテとは、電子カルテの統合ソリューションサービスです。
Web予約・Web問診・オンライン診療・キャッシュレス決済など、すべてCLINICSカルテで一元管理し、一貫性のある操作性が魅力的なツールであり、医療機関業務の効率化に最適です。
患者向けアプリ「CLINICS」が開発されており、診察予約・オンライン診療、アプリによるメッセージの送信など、患者の通院における利便性も向上し、クリニック運営・患者目線、どちらにおいても優れた機能を発揮します。
料金
- 要問い合わせ
※2023年4月現在/詳細は公式サイトを確認
キレイパスコネクト
特徴
キレイパスコネクトは、GMOインターネットグループのGMOくまポン株式会社が運営する、美容医療の検索・予約サービスです。
分かりやすいインターフェイスデザインと、オペレーションを自動化してくれる点が特徴的で、施術別・患者別などで売上分析を行うことができ、集客媒体の分析・広告の効果などの可視化も実現できます。
サポート体制が厚いのも大きな魅力です。
料金
- 40,000円〜/月
※2023年4月現在/詳細は公式サイトを確認
MEDIBASE
特徴
MEDIBASE(メディベース)は、クラウド型電子カルテです。
医院を運営する上で必要な機能満載のクラウドサービスで、集患・受付・診療業務・請求業務の効率化に寄与してくれる上、経営分析にも長けています。
必要な機能を必要なタイミングで追加・変更できるので便利に活用できます。
料金
- 初期費用:70,000円~
- 45,000円〜/月
※2023年4月現在/詳細は公式サイトを確認
SMARTCRM(スマートCRM)
特徴
LINEで診察券を利用できる「デジタル診察券」など、LINEを利用したシステムが特徴的なサービスです。
デジタル診察券はデザインや機能を独自に設定でき、また、配信対象・タイミング・メッセージなど、自由度の高さが魅力的で、シフト管理・経営分析など、在庫管理においても長けたツールとして人気を博しています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
※2023年4月現在/詳細は公式サイトを確認
自由診療電子カルテの主な機能について
前項でも触れましたが、自由診療電子カルテの主な機能は主に以下の通りです。
同意書・契約書などの書類作成
自由診療においては書類作成について、厚生労働省による以下のような決まり事があります。
- 受付窓口、待合室等に、料金についてわかりやすく掲示する
- サービスの内容や料金を明確に説明し、同意を得る
- サービスの内容及び料金を明示した文書に患者の署名を受けた同意書を作成する
- ほかの費用と区別した内容のわかる領収書を発行する
この他にも、カウンセリング後の見積書・契約書などを作成する必要があるため、このような機能は非常に便利と言えるでしょう。
集患に関しての機能
自由診療の場合、治療内容を宣伝する必要があります。
集患するにはユーザーへの最適な訴求が必要です。
昨今では主にWebサイトやSNSを通じて宣伝し、割引キャンペーン・モニター募集などといった施策を行わなうことが盛んに行われています。
例えば、施術モニター画像などは、集患にとって必須と言えるでしょう。
自由診療電子カルテを利用すると、幹部・施術した部位の写真を登録するだけで、ビフォー・アフター画像を簡単に作れます。
あらゆる料金体系に対応した会計機能
自由診療の場合、診察料に関してはクリニックが独自に設定します。
実際の診療料金に対して、キャンペーンなどで割引を設定することも少なくありません。
自由診療電子カルテを使用すれば、料金の変更・割引などを自由に設定でき、あらゆる料金体系にしっかりと対応できることでしょう。
その他の機能
- 顧客管理
- 予約管理
- 在庫管理
- デジタル診察券
- データ分析
- メッセージ配信
- Web問診 etc
自由診療電子カルテを導入するメリット
自由診療電子カルテの導入はあらゆるメリットをもたらします。
院内業務が効率的になる
自由診療電子カルテを導入することで、予約・受付・会計を一括で管理できるので、業務が一元化され効率的になるメリットをもたらしてくれます。
予約管理・施術室の利用状況などを一目で把握できれば、院内業務は非常にスムーズなものになるはずです。
自由診療のカルテは5年間、それ以外の記録は3年間保存することが義務として定められています。
電子化しておけば、保管場所としてスペースを確保する必要もなくなり、カルテを閲覧したい際は素早くデータで検索できる点も便利です。
集患の効率化
自由診療を行ううえで、患者のリピート率向上や定着は、収益を安定させる上でも避けて通ることはできません。
自由診療電子カルテには、患者にとっても利便性を享受できる機能が満載です。
例えば、
- Web・LINEを予約
- デジタル診察券
- 予約日時のリマインド通知
- ステップメールの配信
- キャンペーンのプッシュ通知
などが実現されるため、WEBマーケティングの視点からも有効と言えるでしょう。
これらの機能を上手に使うことができれば、経営強化につながるはずです。
患者にとっての利便性も向上
患者の立場からすると、受診の申し込み・次回予約・診察券の管理などの煩雑さが解消されれば非常に嬉しいことでしょう。
自由診療電子カルテを利用すれば、LINE・Webサイトから予約・診察券の管理なども提供できるため、受付もスムーズになります。
初診の問診はスマホで行えるようになり、手書きやカルテへの転記などの手間も省けます。
また、デジタル診察券を導入すれば、診察券忘れなども起きなくなり、予約の日時をオンラインで簡単に確認できるうにしておけば、患者も診察日を間違える可能性も一気に低くなることでしょう。
また、急用の際には、スムーズに再予約ができるのも嬉しいポイントです。
まとめ
以上、自由診療電子カルテについて解説いたしました。
自費診療においては患者を集めて、収益を向上させるための努力を惜しむことはできません。
自由診療電子カルテの多彩な機能により、電子カルテの利便性はもとより、SNS運用・メッセージ送信・経営分析に至るまで、多岐にわたる施策を打てるようになります。
自院に自由診療電子カルテの導入を検討している方はぜひ、この記事を参考になさってみてください。
電子カルテを導入することによって、スタッフのシフト管理や在庫管理などの自動化による工数削減だけでなく、医院を経営する上で必要となる様々な機能が効率化され、データが可視化されます。ばらばらになっていたデータを一元管理して可視化する電子カルテは、競争が激しい自由診療において、経営の右腕として欠かせないツールといえるでしょう