スタートアップ段階など従業員数が少ない企業では、経営者が人事労務を兼任しているケースも珍しくはありません。煩雑化した人事労務業務に圧迫されて、コア業務に集中できないという課題も多く聞かれます。
また、ベテラン社員の退職や休職で、経験の浅い担当者が人事労務業務を担当しなければならない場面もあるでしょう。
このようなケースに有効なのが「人事・労務アウトソーシング」です。
本記事では、人事・労務アウトソーシングについて解説しますので参考にしてください。
人事・労務アウトソーシングとは
人事・労務アウトソーシングとは、人事や労務に関する幅広い業務を代行してくれるサービスのことを指します。
- 給与計算、振り込み
- 勤怠管理
- 入退社に伴う手続き
- 保険関連業務
- 就業規則や社内規則の策定
- 人材育成
- 人事評価
- 面接、採用
上記のような業務をアウトソーシングすることができます。
煩雑な人事労務業務をアウトソーシングすることで、コア業務に集中できる環境を作り、働きやすさの改善にもつながります。
代表者がバックオフィス業務を兼任しているようなケースや、担当者の急な離職など、人事労務に関する課題解消に貢献します。
人事・労務アウトソーシングの料金相場
人事労務代行サービスの料金相場は、企業の規模や必要なサービス内容によって異なりますが、一般的には月額数十万円から数百万円に及ぶことがあります。
料金を構成する要素としては、まず従業員数が最も大きな要因です。
従業員数が多いほど、処理するデータ量や業務の複雑さが増すため、料金も相応に高くなる傾向があります。
次に、提供されるサービスの範囲が重要です。
例えば、給与計算、社会保険手続き、労務管理、入退社手続き、年末調整など、どの程度の業務を代行するかによって価格が異なります。
さらに、追加オプションやカスタマイズが含まれる場合もあります。
例えば、特定の法的要件に対応したサービスや、専門的な労務コンサルティングが必要な場合、これらの追加サービスによって料金が上昇することがあります。
おすすめの人事・労務アウトソーシング14選
RoboRoboペイロール

特徴
RoboRoboペイロールは、オープンアソシエイツ株式会社が提供する給与計算の代行サービスです。
この革新的なアウトソーシングサービスは、給与計算ツール、給与明細発行ツール、人事情報管理ツールをセットにしており、労働基準法に則った正確な給与計算を実現します。
専門家による1次チェックで給与計算の精度を高め、急な法改正にも迅速に対応。導入から運用までのフルサポートで、企業のニーズに合わせたサポートが提供されます。
勤怠管理システムとの連携も円滑で、複雑な勤務体系にも対応可能です。
主な機能・他社製品との違い
- 給与計算代行サービス
- 給与計算ツール
- 給与明細発行ツール
- 人事情報管理ツール
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:1,000円〜/人数
※2024年6月時点/詳細は公式サイトを確認
CarryUp

特徴
CarryUpは、ONX株式会社が運営する人事職に特化した専門的な人材紹介サービスです。
人事採用に不慣れな企業や、採用に充てる時間や人材が不足している企業に対し、即戦力となる正社員やフリーランスを迅速に提案します。
独自の審査基準をクリアしたプロ人事が、効果的な採用支援を行い、最短1週間で業務に参画することが可能です。
また、CarryUpは低コストで利用が可能であり、導入前の事前面談や、稼働後のサポートまで含めて、全面的にサービスをサポートします。
主な機能・他社製品との違い
- 採用戦略の策定
- 採用チームの新規立ち上げ
- 採用実務
- 進捗管理
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※2024年6月時点/詳細は公式サイトを確認
すごい人事パートナー
特徴
すごい人事パートナーとは、株式会社Crepeが運営しているプロ人事と企業をつなぐマッチングサービスです。
最短1週間でプロ人事を自社チームにアサインできるスピード感が魅力的で、登録している人材は審査通過率10%という厳しい条件で厳選されています。
新卒・中途採用における戦略立案から内定者のフォロー設計まで一貫して対応しており、高いサービス品質が特徴的です。
登録している人材は、全員に対して面談やマインドチェックを行い、一人ひとりの特性を把握しているため、マッチング精度を高めることができます。
また、機密保持基本契約や情報セキュリティの確認なども行っているため、情報漏洩などのリスクが非常に低い点も優れています。
料金
- マッチング費用(初月のみ):要問い合わせ
- サービス利用料(月額):要問い合わせ
※2024年12月現在/詳細は公式サイトを確認
クラウドリンクス
特徴
クラウドリンクスは、アウトソーシングサービスとして有名なクラウドワークスを運営する株式会社クラウドワークスが提供しているハイクラス人材に特化した副業プラットフォームです。
一般的な転職市場では出会うことが難しいトップクラスの実績があるハイクラスなフリーランス・副業人材が多数登録しており、登録ワーカー数は日本最大級となっています。
職種を問わず、多数の人材が登録しており、トップ企業の人材をスカウトし放題、成約手数料はかかりません。
単発の業務依頼ではなく、中長期的な関係構築が可能で、正社員採用に代わる手段として、多くの企業から活用されている実績があります。
料金
- 成約手数料:0円
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年4月時点のもの
Remoba労務
特徴
Remoba労務は、オンラインで人事労務業務のアウトソーシングを依頼することができるサービスです。
クラウド活用支援アウトソーシングサービスとして高く評価されており、人手不足の企業や雑務によるコア業務の圧迫といった課題解消に貢献します。
優秀なオンラインワーカーが在籍しており、業務をまるごとアウトソーシングすることが可能です。
独自マニュアルで業務を管理しているため、企業側の担当者変更や退職などのリスクを回避することができます。
料金
- 月額プラン:200,000円
- 対応時間:月30時間
※価格情報は2023年4月時点のもの
レジェンダ
特徴
レジェンダは、人事業務、採用業務のサポートを請け負っているアウトソーシングサービスです。
人事や採用に関するプロが開発したクラウド人事システムを使用することで、組織コミュニケーションを加速させることができます。
採用支援だけでも豊富な実績とノウハウがあり、労務分野もカバーしています。
サポート力が優れており、事業戦略に必要な人材の確保、評価制度の見直し等を行い、社員の働きやすさ改善をサポートします。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年4月時点のもの
ピタット給与
特徴
ピタット給与は、給与計算業務のアウトソーシングサービスです。
管理部門の人件費削減や人手不足といった課題の解消に貢献します。
給与計算や住民税の処理、賞与計算、年末調整などが標準セットメニューで対応可能となっています。
また、社会保険や労働保険関連の業務にも対応しており、オプションで勤怠事務や退職金の計算などを依頼することもできます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年4月時点のもの
TRIUMPH
特徴
TRIUMPHは、人事・労務のアウトソーシングサービスとして幅広い企業での導入実績があります。
採用支援や人事労務管理、アセスメント、オンサイトHR、組織コンサルティングなど幅広い分野の業務をアウトソーシングすることができます。
自社でサービスを実験しながらより良いサービスを提供しているため、高い業務品質を実現しています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年4月時点のもの
MHCトリプルウィン
特徴
MHCトリプルウィンは、クライアントに様々な「WIN」をもたらすアウトソーシングサービスです。
経営の効率化やコスト削減、業務品質の向上などが期待できます。
人事・給与関連の業務や、経理、コールセンター業務、農事業、保険事業など幅広い業務のアウトソーシングに対応しています。
大手グループ会社で培われた豊富な経験とノウハウがあり、専任スタッフによる高品質な対応が期待できます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年4月時点のもの
freee人事労務アウトソース
特徴
「freee人事労務アウトソース」は、freee株式会社が提供する包括的な人事労務アウトソーシングサービスで、クラウド上で全ての給与・人事情報を一元管理し、リアルタイムでの情報確認が可能です。
給与計算から勤怠管理、社会保険手続きまで幅広い業務に対応し、豊富な経験に基づく業務改善の提案や運用支援を中長期的に受けられます。
委託先はfreeeが厳選した中小企業に強いため、高品質かつ安心して利用できます。
さらに、社内のペーパーレス化を推進するメリットもあり、従業員対応を効率化します。
freeeの自社人事労務ソフトと連携しており、内製と外注の切り替えがスムーズに行えるのも特徴です。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※2024年6月時点/詳細は公式サイトを確認
MINAGINE(ミナジン)
特徴
MINAGINEは、スポット業務からトータルサポートまで柔軟に対応可能なアウトソーシングサービスです。
給与計算や保険手続き、社外人事の代行から始まり、課題解決型の顧問サービスまで幅広いサポートを提供しています。
月次のWeb会議を通じて定期的なフィードバックを行うことで、進捗管理や課題解決を透明化し、信頼性の高いサービスを実現させています。
また、2名の担当者による万全のバックアップ体制や、社労士による就業規則改定や人事制度のコンサルティングも特徴です。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※2024年6月時点/詳細は公式サイトを確認
株式会社JOE
特徴
株式会社JOEは、さくらシステムグループの人事給与アウトソーシング専業企業で、クラウドサービスとBPOサービスを組み合わせたワンストップの人事給与ソリューションを提供しお客様の多様なニーズに柔軟に対応しています。
具体的には、人事給与アウトソーシングや給与計算システムの提供、社労士連携サービスなどがあります。
システム導入では、入念なヒアリングを通じてお客様の要件を把握し、細部に至るまで仕様書に反映させます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※2024年6月時点/詳細は公式サイトを確認
フジ子さん
特徴
「フジ子さん」は、フジア株式会社が提供するオンラインアシスタントサービスです。
企業が必要な時に必要なだけ業務を依頼できるため、人件費の削減とハイスキルな優秀な人材の活用が可能です。
経理、秘書、総務、人事、WEBサイト運用など幅広い業務に対応し、高いスキルを持つアシスタントが業務を円滑に進めます。
リーズナブルな価格帯で、短期プロジェクトから長期契約まで柔軟に対応。セキュリティ面でも秘密情報保持契約や情報暗号化を徹底し、情報漏洩リスクを最小限に抑えています。
料金
- PLAN20(20時間/月):57,000円
- PLAN30(30時間/月):84,000円
- PLAN50(50時間/月):120,000円
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FOC総務アウトソーシング
特徴
FOC総務アウトソーシングは、国内有数の歴史を誇る常駐型アウトソーシングサービスです。
人事総務から経理、会計、労務まで幅広い管理部門向けサービスを提供し、業種に応じた柔軟な業務対応が可能です。
30年にわたる実績と経験を活かし、高い専門性を持つスーパーバイザーがプロジェクトをリードし、業務の見える化とマニュアル化を通じてサービスの品質を維持しています。
顧客の機密情報を厳重に管理し、安全性を確保する取り組みも徹底しており、継続率100%・クレーム0%を目指し、高い満足度を得ています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※2024年6月時点/詳細は公式サイトを確認
人事・労務アウトソーシング選定のポイント
サービス品質の高さ
人事労務業務をせっかくアウトソーシングしても、ミスが多く自社で修正していては効率化は実現できません。
アウトソーシングする以上、コストも発生するため、提供されるサービスの品質が高いものを選ぶことが重要です。
例えば、社会保険労務士が監修しているサービスであれば、サービス品質が保証されているでしょう。
また、どのような実績があるのかを公開しているサービスであれば比較しやすく、サービス選定の参考になります。
属人化の解消ができるか
人事・労務のアウトソーシングを利用したい理由として、労務担当者の退職や休職が挙げられます。
しかし、業務をアウトソーシングすることで、委託先でどのような方法で業務を進めているのか、ノウハウが社内に蓄積しにくい点がデメリットになる可能性があります。
そのため、業務のブラックボックス化が起きないように、業務の進捗具合や作業内容を共有できるサービスを選ぶと良いでしょう。
人事・労務アウトソーシングを導入するメリット
コスト削減につながる
人事・労務アウトソーシングを利用することで、新たに労務担当者を雇用する場合に比べてコストダウンすることができます。
1から人材を育成する手間や時間もカットできるだけでなく、専門性が高いスタッフに委託できるため、法改正などにも柔軟に対応してくれます。
また、アウトソーシングは、繁忙期や担当者が離職中の間だけなどスポット的に利用することが可能なため、固定の人件費を支払うよりもコストがかかりません。
退職や業務が属人化するリスクが少ない
社員数が少なく、担当者1人で人事労務業務を担当している場合、急な退職や長期の離脱で担当者が不在になると、業務の進め方がわからない属人化のリスクが発生します。
人事・労務アウトソーシングサービスは、利用企業側で契約を終了しない限りは急な離脱などのリスクがなく、サービスによっては業務の進捗状況やノウハウの共有をしてくれるものもあるため、属人化のリスクを解消できます。
生産性の向上につながる
営業部門や経理部門などが人事・労務領域の業務も兼任している企業の場合、煩雑な業務にコア業務が圧迫されてしまい、業務効率が下がってしまう恐れがあります。
アウトソーシングを利用することで、煩雑な業務を丸投げして、コア業務に集中できるようになるため、生産性の向上が期待できます。
また、近年ではクラウドでデータ共有が可能なサービスも多いため、リモートワークでもデータを受け取ることができる点もメリットです。
業務効率化には人事・労務アウトソーシングがおすすめ
人事・労務アウトソーシングについて解説しました。
新卒採用や異動が多い時期など、繁忙期には人事労務に関する業務負荷は大きなものとなり、コア業務を圧迫することが珍しくありません。
新規で人事担当者を雇用するより、アウトソーシングの方がコストを抑えることが可能というケースも多いため、業務効率化を考えるのであれば、アウトソーシングの利用を検討してみてください。
