AIアノテーションツールのおすすめ16選を比較【2024年版】

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今回は「AIアノテーションツール」についてご紹介いたします。

近年、急速に発展したAI・人工知能の技術はあらゆる業務に活用されており、その中で「AIアノテーション」は非常に重要なシーンにおいて活躍しています。

おすすめのツールなどもご紹介しますので、ぜひ参考になさってみてください。

AIアノテーションツールとは?

そもそも「アノテーション」とは、「あらゆる形式のデータにタグ付け」する作業のことを指す言葉です。

わかりやすい例でいうと、YouTubeの動画が再生されている時に、クリック可能な箇所とそれについての注釈が表示されることがあると思いますが、それはアノテーションの技術を活用したものです。

アノテーション技術によって、YouTube動画以外でも、音声データ・画像データ・テキストなど、あらゆる形態のデータにタグを付随することができるので、近年では多くのシーンで利用されています。

今回解説する、AIアノテーションツールとは、すなわち「アノテーションを自動化するツール」のことです。

AIアノテーションツールを利用すれば、あらゆるデータに対して自動で正しくタグ付けを行うことが可能になります。

また、それらのデータを取り込み、データのパターンを認識させて、アルゴリズムを学習してくれる機能も有しています。

アノテーションにはあらゆる種類が存在しますので、それぞれを解説いたします。

おすすめの類似アノテーションサービス

類似サービス: FastLabel

(4.5)

         
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FastLabelとは、FastLabel株式会社が運営しているアノテーションツール、教師データ作成サービス、MLOps構築を包括した国内唯一のオールインワンソリューションです。 データセントリックな手法でAI開発のPDCAを高速で回すことができ、データ起因の問題を早期に発見、AI精度を改善してAIの開発速度を加速させます。

   

操作性に優れたUIで効率的なアノテーションを実現

FastLabelは、端末へのインストール不要で利用でき、画像や動画、テキスト、音声、帳票、3Dといった様々な種類のデータのアノテーションをWeb上で実現できます。

コスト・期間を70%削減

FastLabelでは、学習済みのモデルを活用してアノテーション作業の自動化が可能なため、教師データの作成にかかるコストや期間を大幅に削減できます。

エンドツーエンドのデータ管理

FastLabelは、AWSやGCP、Azureといったパブリッククラウドのストレージとの標準連携をサポートしているため、アノテーションだけでなくAI学習基盤とのシームレスな連携が可能です。

これはアノテーションの製品です。

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アノテーションの種類

画像・映像アノテーション(機械学習能力の精度向上)

「画像・映像アノテーション」は、画像認識・映像処理の機械学習能力の精度を向上させるアノテーションです。

画像や映像の内容理解が必要不可欠な、「機密情報の保守などのセキュリティ」「自動車の自動運転」などの分野で重宝されており、正確にタグ付けされたデータを大量に処理することで、画像認識や映像処理などの機械学習能力を高めることができます。

エンティティアノテーション(AIに正しく文章を認識させる)

「エンティティ」とは、データ構築を行う段階で、「人」「物」「地名」「事象」「サービス」など、カテゴリごとに対象物を分類する作業のことを指します。

すなわち「エンティティアノテーション」とは、文章にタグ付けを行い、AIが正しく内容を認識できるようにする作業のことです。

エンティティに基づいたタグ付けを正しく行うことで、AIが文章を誤ることなく認識します。

意図の抽出(AIに文章の意図を正確に理解させる)

例えばチャットボットの構築を行う際、ユーザーによる質問の意図をしっかりと認識できるアルゴリズムが必要です。

映画・スポーツ・観劇などチケットを取り扱うサイトのチャットボットを例にあげると、

  • 公演が中止になったため、払い戻しをお願いしたいです。
  • 払い戻しが有効な期間はいつまでですか?
  • 払い戻しの手続きはネット上で行えますか?

など、ユーザーの質問では、「払い戻し」という言葉が頻繁に出現するはずです。

当然それぞれの文章は全く違う意味を持ちますが、これらの「払い戻し」を使用した言葉に対し、チャットボットに正確な意味を理解させる必要があります。

万が一その学習を怠った場合、「払い戻しの期間」について尋ねている質問に対し、「払い戻しを申請している」といったような、誤った認識をしてしまうことが起こり得るのです。

意図の抽出は、チャットボットを構築する際などにおいて、文章を適切に理解できる能力を身に付けさせるための非常に重要な要素です。

意味的アノテーション(固有名詞に対しての意味付け)

人物名・商品名・企業名などの固有名詞に対して意味付けを行うアノテーションを「意味的アノテーション」と呼びます。

検索エンジンへの改善アプローチや、チャットボットが言語を学習する際などに活用されます。

テキスト・コンテンツの仕分け(文章を定義したカテゴリに仕分け)

テキストやコンテンツの仕分けに関しても、アノテーションの技術が活用されています。

テキストやコンテンツの仕分けとは、「あらかじめ定義したカテゴリに対し、文書を仕分けする作業」のことを意味し、この作業を行うことで、文書内のトピックにタグ付けすることができます。

ニュースサイトを例にあげると、「芸能」「スポーツ」「政治・経済」「IT」など、カテゴリごとに分類されて表示されますが、これらはこのアノテーションの技術により構築されているものです。

文節チャンキング(品詞に対するタグ付け)

名詞・動詞・形容詞など、品詞にタグ付けを行うアノテーションを「文節チャンキング」と呼びます。

品詞は文章の意味を構成する上で非常に重要で、使い方を間違えると意味合いが変化してしまいます。

文節チャンキングは、文章の意味を正しく理解する上で必要不可欠なアノテーションです。

AIアノテーションツールの選び方

AIアノテーションツールを利用する際に、着目すべきポイントを以下にまとめました。

目的をはっきりとさせる

AIアノテーションツールは、音声認識・画像認識・言語処理など、利用したい目的によって最適なツールが異なります。

従って、構築したい内容に対し、相応しいものをしっかりと選んで利用する必要があります。

そのためにはまず、目的をはっきりと明確にさせた上で、AIアノテーションツールを活用する必要があるのです。

作業内容に合うか

行いたい作業内容とツールが持っている機能が合致するかどうか、事前に確認することも、導入・活用を行う上で非常に重要な要素です。

アノテーションは、例えば同じ画像認識でも、

  • 物体検出:画像内の物体に対し、バウンディングボックスで囲み、そこにタグ付けを行う
  • 画像分類:画像全体にタグ付けを行う

など、目的によって作業内容が異なるため、ツールの機能を十分に確認した上で導入するようにしましょう。

使いやすさ

使いやすいツールを選択することも非常に重要です。

行いたい作業に最適な形にカスタマイズできたり、操作性が柔軟であるなど、ツールによっての独自性や特徴はさまざまです。

アノテーションは基本的に、膨大なデータを処理する作業です。

自社で使いやすいもの、操作性に優れていると判断できるものを導入することをおすすめします。

おすすめのAIアノテーションツールサービス

FastLabel

特徴

FastLabelは、2022年10月現在、100社以上の企業が導入しており、精度は99.7%という品質の高さが魅力のAIアノテーションツールです。

オールインワンソリューションとして、アノテーションの効率化・訓練データ作成など、あらゆる用途で使用することができます。

画像・文章・動画の分類、音声認識などを高い精度で行ってくれるので、それらの能力を必要とする幅広いジャンルで利用されています。

用途の広さはもちろん、プロジェクト管理・データ分析・デバックなど、作業を効率化するための機能が満載なのも強みです。

料金

要問い合わせ

矢崎の画像アノテーションサービス

特徴

矢崎の画像アノテーションサービスとは、矢崎総業株式会社が運営している高品質なアノテーションサービスです。

創業80年の歴史があり、自動車部品の製造業で培った品質管理における高いノウハウとAI開発の知見を活かした高品質なアノテーションサービスを提供しています。

品質の高さも魅力的ですが、自社で雇用している社員がアノテーションを担当するため、他社では対応が難しい高難易度な案件にも対応できる点も強みです。

衛星画像のように多数の対象物が含まれた不鮮明な画像のアノテーションを実施した実績もあります。

料金

  • 初期費用:0円
  • 画像分類:5円〜
  • 短形(バウンディングボックス):10円〜
  • ポリゴン(セグメンテーション):見積もり
  • キーポイント:7円〜

※価格情報は、2024年3月時点のもの

harBest for Data

特徴

harBest for Dataは、Webアプリやスマートフォンアプリで画像・動画・文章・音声などのアノテーションが行えるAIアノテーションツールです。

高品質なデータを提供できるツールとして高い評価を得ています。

クラウド上で作成作業やデータの管理・登録を行うことができ、オートアノテーション機能によって、作成の工数を削減できるなど、優れたユーザビリティが魅力です。

料金

要問い合わせ

TELUS International AI

特徴

TELUS International AIでは主に、

  • 翻訳
  • 商品のジャンル分け
  • 言語識別
  • テキスト抽出
  • 映像・画像アノテーション
  • データ分類
  • コンテンツ分類

などのアノテーションを行うことができ、多彩な機能を持ったAIアノテーションツールです。

万単位の莫大な数の画像も適切にタグ付けを行えるため、スムーズなアノテーションを実現できます。

料金

要問い合わせ

TASUKI

特徴

TASUKIとは、ソフトバンクのAI開発経験を元に開発されたアノテーションです。

A高品質かつスピーディなデータ作成を持ち味とし、最短当日での構築を可能とします。

独自のプラットフォームで、オンライン上で作業が可能、進捗のわかりやすさなどを持ち味としています。

料金

要問い合わせ

Accurately

特徴

Accuratelyとは、AIを一気通貫できるサービスで、データラベリングの効率化に寄与しています。

AI開発の課題としてあげられるのは、教師データ作成の負荷です。

これらを軽減するため、画像のラベリングの高速化を実現してくれます。

多様なプロジェクト・様々な企業で導入されている柔軟なサービスです。

料金

  • 初期費用:0円
  • 月額料金:0円

VoTT

特徴

VoTTとは、画像や動画に対してのラベリングを行えるアノテーションツールです。

Mac・Windows・Linuxそれぞれに対応し、GUIで簡単にタグ付けを行うことができます。

画像の中の目的の物体を検出する作業に優れている点も高く評価をされています。

料金

  • 初期費用:0円
  • 月額料金:0円

LabelMe

特徴

LabelMeとは、マサチューセッツ工科大学による、画像タスク向けのアノテーションツールです。

画像認識・物体検出・セマンティックセグメンテーション・インスタンスセグメンテーションなどの能力に優れており、ポリゴン・円・矩形などの図形でアノテーションしてくれる機能が特徴です。

直感的に操作できるのも嬉しいポイントと言えます。

料金

  • 初期費用:0円
  • 月額料金:0円

ProLabel

特徴

ProLabelは、アノテーション作業とデータセット管理が可能なアノテーションツールです。

プロジェクトを作成して訓練用の画像データを読み込むことで、AIが画像内のオブジェクトにラベルを付与し、アノテーション作業を自動で行なってくれます。

自動アノテーションによって作成されたデータは、簡単に確認・修正が可能なため、ブラッシュアップがしやすい点も優れています。

出力フォーマットは、txt、xml、csv、jsonに対応しています。

料金

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額料金:要問い合わせ

AnnoStation

特徴

AnnoStationは、AIアノテーションツールとして、アノテーション作業を効率化します。

また、ピクセルレベルでアノテーションを作成できるツールや、カスタム属性機能などを搭載しています。

アノテーション画像にフィードバックを添付することができるだけでなく、進捗状況をリアルタイムにレポート化することもできます。

柔軟なメンバー管理機能を搭載しているため、アクセス権限の付与や実行可能なアクションを制限することが可能です。

料金

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額料金:要問い合わせ

SuperAnnotate

特徴

SuperAnnotateは、画像だけでなく、動画やテキストにも対応したアノテーションツールです。

画像内の対象をピクセル単位で分割、セマンティックモードとインスタンスセグメンテーションモードを柔軟に切り替えることができます。

また、ワークフローやバージョン管理といったプロジェクト管理に必要なツールを搭載している点も特徴的です。

料金

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額料金:要問い合わせ

V7

特徴

V7は、ピクセル単位でセグメンテーションマスクを作成することができるアノテーションツールです。

従来のアノテーションにかかる作業を80%程度削減できるとして、高評価されています。

事前に学習することなくあらゆる対象物を自動でアノテーションすることができます。

フィードバックコメント機能や、アノテーション済画像の承認・拒否といったコミュニケーションに関する機能も搭載しています。

料金

  • 初期費用:0円〜
  • 月額料金:0円〜

Labelbox

特徴

Labelboxは、AI開発におけるアノテーションの効率化を実現するデータラベリングプラットフォームです。

教師データの作成、人材管理などがワンストップで可能となっており、正確で直感的な対象抽出ができるようになります。

AWS上にある自社データをアノテーションすることも可能で、画像以外に、テキストや音声などにも対応しています。

CSVやJSON、Pascal VOC、COCOといった様々な出力形式に対応している点も魅力的です。

料金

  • 初期費用:0円〜
  • 月額料金:0円〜

Annofab

特徴

Annofabは、クラウドで利用できるアノテーションツールです。

画像と動画に対応しており、画像内の特定領域をセグメンテーションし、豊富な機能を搭載しています。

自動車は「q」、バイクは「e」といったショートカットキーが実装されており、スムーズな操作をサポートします。

管理機能でプロジェクトの進捗やタスクの差し戻し回数などをアノテーターごとに把握できるなど、利便性に優れています。

料金

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額料金:要問い合わせ

CVAT

特徴

CVATは、インテル社が開発しているオープンソース型のアノテーションツールです。

画像と動画のアノテーションに対応しており、自動アノテーション機能も搭載しています。

自動アノテーションは、80種類以上の対象物に対して実行できるため、幅広い運用が可能です。

不備があった画像のURLを記録しておくことができる機能が搭載されているため、アノテーターとの連携をスムーズにすることができます。

料金

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額料金:要問い合わせ

Amazon SageMaker Ground Truth

特徴

AWS(Amazon Web Services)が提供しているアノテーションツールがAmazon SageMaker Ground Truthです。

簡単かつ正確なアノテーション作業が実現でき、画像分類や物体検出、セマンティックセグメンテーションなどに対応しています。

豊富なラベリングツールを用いて、アノテーション作業が内製化できるだけでなく、作業代行を依頼することも可能となります。

自動アノテーションと、ワーカーへの代行を組み合わせることで、高精度の教師データを作成することができます。

料金

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額料金:0.08ドル〜

まとめ

以上、AIアノテーションツールに関してご紹介いたしました。

AIを業務に活用する上で、正確で効率的なアノテーションを行うには、AIアノテーションツールの利用は必要不可欠です。

ぜひこの記事を参考に自社に最適なAIアノテーションツールの導入を検討してみてください。

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