本記事では、アノテーションについてQ&A方式で解説しております。
アノテーションの種類についてよくある疑問
A.アノテーションとは、機械学習や人工知能のモデルを訓練するためにデータに対してラベルや注釈を付ける作業のことを指します。
画像・動画・音声・テキストなど様々なデータに対して、物体の位置やクラス、テキストの意味などを明示的に示すことで、機械学習モデルの精度向上に寄与します。
Q.アノテーションの種類は?
A.アノテーションの種類について紹介をします。
【画像や動画分類】
画像や動画に対して、その内容をカテゴリやクラスに分類するタスクです。
例えば、車か自転車かなどを判別する場合に使用します。
【物体検出】
画像や動画内に存在する特定の物体の位置や境界を示すアノテーションです。
車や人、建物など複数の物体を検出する際に利用されます。
【音声データ】
音声データに対して、テキスト化や話者の特定などを行うアノテーションです。
音声認識や話者識別のモデルのトレーニングに活用されます。
【テキスト検出】
テキストデータ内の特定の情報を検出するためのアノテーションです。
情報抽出や自然言語処理のタスクに適用されます。
例としては、人名や住所などの情報です。
Q.アノテーションの実施方法は?
A.アノテーションを実際に利用する方法について解説をします。
【アノテーションツールで内製化】
データセットを自社でアノテーションするためのツールを開発・導入する方法です。
データのセキュリティや品質管理を自社で管理できるメリットがありますが、開発・運用にコストや時間がかかる場合があります。
【アノテーションサービスで外注化】
専門のアノテーターにアノテーション作業を委託する方法です。
専門知識を持ったアノテーターが作業を行うため、高い品質のデータセットが得られます。
一方、外部委託に伴うコストの発生やセキュリティリスクが考慮される必要があります。
Q.おすすめのアノテーションツールやサービスは?
A.最後におすすめできるアノテーションツールを紹介します。
【appen】
appenは、AI開発を支援してくれるアノテーション代行サービスです。
appenの主な機能には、データ収集・モデル評価・カテゴリー分類・アノテーションなどがあります。
【FastLabel】
FastLabelは、 FastLabel株式会社が提供するアノテーションプラットフォームです。
機械学習に必要な素材やデータが100万件以上アクセスでき、データ不足といった不安がなくAI開発をすることができます。
また、Web上からすぐに始めることができ使い勝手のいいUIになっているのが特徴です。
【harBest Data】
harBest Dataは、株式会社APTOが提供するサービスです。
データ収集や作成をWebから発注し、アノテーションデータを簡単に作成することができます。
発注があれば、全国の認定クラウドワーカーに作業代行をしてもらえます。
品質にこだわりがあれば、一定基準以上の「認定ワーカー」に依頼することも可能です。
Q.アノテーションとは?