FX4クラウドとは
index
FX4クラウドは決算書の作成をメインとしつつ、資金計画や業績管理といった経営課題の把握や、その解決策の発見等広く経営全般のパートナーとして役立ってくれるソフトです。これまで14,500社もの中堅・中規模企業で採用されており、業種を問わず利用できる汎用性の高さも高く評価されています。
名称に「クラウド」が使われているように、クラウド化を導入することにより複数拠点からの同時入力も可能になっています。例えば複数の営業所から業績を同時に入力した場合、その情報がリアルタイムで反映されるので会社全体の業績の動向を迅速に把握することができるようになっています。
情報の一元管理がスムーズに行うことができず、課題の有効な解決策を見いだせずにいた企業にとって、作業の効率アップだけでなく業績改善も期待できるでしょう。
FX4クラウドの特徴・機能
FX4クラウドの機能は大きく分けると4つに分類されます。
資金計画の作成と管理
資金繰り計画表を自動的に作成する機能が備わっているため、これまでの資金状態を正確に把握しつつ、今後の資金繰りをひと目で確認することができるようになります。
さらに支払い予定費用の作成も可能なうえに支払い承認、IB(インターネットバンキング)支払いへの連携も可能で、うっかり支払予定日を忘れてしまったといったことも避けられます。
業績管理
店舗、商品、さらに取引先ごとに業績を把握することができます。しかも前年分や目標との比較はもちろん、同業のライバル社との比較も簡単にできることで現時点で自分たちがどのような位置にあるのか、どんな問題を抱えているのかを把握しやすくなっています。
信頼性の高い決算書を作成することによる金融機関との金融構築
正確できれいな決算書を作ることは金融機関からの融資を受けるうえでも非常に重要なポイントとなってきます。FX4クラウドでは、信頼性の高い決算書を作成し金融機関との信頼関係の構築に役立てることができます。
専門家によるサポート
他の会計ソフトにはなかなかない見られない機能です。税務と会計の専門家が集まったTKC会員事務所が企業の業務フローや改善点のあぶり出しといった重要なテーマのサポートを行ってくれます。
これらを見ても従来の会計ソフトの枠にとどまらない魅力を備えているのがうかがえるのではないでしょうか。
FX4クラウドの強み
会計ソフトの観点から見ると、まず部門別業績管理が可能な点があげられます。階層・グループの管理を容易にできるため、現時点で業績がいまひとつの分野、改善の余地がある分野をピンポイントで見極め、対策を行うことができます。これはとくに経営者やリーダーにとってメリットの大きな強みとなるでしょう。
そして、独自の管理資料を簡単に作成できます。そのために「MR(マネジメントレポート)設計ツール」という機能が搭載されており、会社ごとに独自の視点に立った資料の作成が可能になります。店舗の売上高、企業の人件費、営業にかかる経費、原価など、細かく分類することでよりきめ細かな経営の把握ができますし、業績の管理もしやすくなります。
ほかにも部門ごとに細かな仕訳が可能な「仕訳読み込みテンプレート」、TKCのフィンテックサービスとして利用できる「銀行信販データ受信機能」なども見逃せない強みです。
FX4クラウドの価格・料金プラン
料金プランは基本システムのソフトウェア利用料金として、企業グループ1社で1台~3台に導入する場合は4万2,000円、3台を超過する場合には1台につきプラス2,000円が加算されます。
追加サービスとしてTKCデータセンターを利用する場合には、1社で10GBまでなら9,500円、10GBを超過する場合には2GB追加につき1,900円が追加されます。他にも1企業グループごとに2万円で導入できるFX4クラウド電子帳簿閲覧システムや、導入コンサルティングサービスなどのプランも用意されています。
2020年8月現在/詳細は公式サイトを確認
FX4クラウドの注意点
サービスを利用するうえでとくに注意すべき点はありませんが、中小企業の経営者にとっては料金がやや高めに感じてしまうかもしれません。一般的に年間の売上が5億円程度以上の企業にメリットが大きいともいわれており、中堅・中規模程度の企業がメインターゲットとなっています。
FX4クラウドの口コミ・利用企業からの評判
業績管理体制が整備されました
“以前は経理業務を会計事務所に依頼していたのですが、試算表が提供されるまでに時間がかかってしまいリアルタイムで把握できないという課題がありました。FX4クラウドを導入してからは複数のパソコンから入力することができるようになったので1人あたりの業務負担が減り、経理担当者の労働時間を50時間程度削減することができました。”(オカダコーポレーション株式会社様)
類似サービスとの比較
FX4クラウドとの類似サービスとしては弥生会計オンラインが挙げられます。
弥生会計オンラインは日々の取引入力(仕訳)、試算表作成、決算書作成まで、経理に関する一連の業務がすべて行えます。スマート取引入力機能が搭載されているので自動で仕訳することが可能という特徴があります。
料金面の比較として弥生会計オンラインは最大2カ月無料の体験プランと年額26,000円のセルフプラン、年額30,000円のベーシックプランがあります。セルフプランに関しては初年度無料のキャンペーンも行っているので弥生会計オンラインの方が安価に利用することが可能です。
FX4クラウドで会計業務の効率化を
全体的に見て業務をスリム化しつつ、業績や資金繰りを把握しやすい環境へと導いてくれるソフト・サービスと言えるでしょう。決算書の作成や資料の作成に時間と手間ばかりかかっていまひとつ業務に役立っていないと感じている企業にとって魅力的な選択肢となりそうです。
画像・データ出典:FX4クラウド公式サイト