企業での取引に大事なのが契約です。
契約をするのにも契約書が必要となり、しっかりと契約書を書かなければ、いざという時に困ることになるでしょう。
そこで利用したいのが、契約書チェックをしてくれる「LegalForce」です。
本記事ではLegalForceの特徴や導入するメリットを紹介します。
契約書チェックを素早くしたいと考えている企業は参考にしてください。
LegalForceの特徴・機能
AIで瞬時に契約書レビューを完了
1つ目の特徴がAIで瞬時に契約書レビューを完了できます。
AIによる自動レビュー機能があるので、契約書のリスクや指摘などをWord上で1クリックすれば指摘をしてくれ、修正文例を簡単に文中へ契約書へ挿入できます。これにより修正までの時間も大幅に短縮できるでしょう。
自社基準との比較も行える
2つ目の特徴は自社基準との比較も行えることです。
一般的な基準に加え、自社の基準で契約書のリスクを網羅的に洗い出してくれます。AIが行ってくれるので、気付きにくい「抜け漏れ」はもちろん指摘してくれ、リスク検知も行ってくれるのです。
一定の基準で契約書レビュー
3つ目の特徴が一定の基準で契約書レビューを行えます。
レビュー結果には解説・修正文例・修正方針があるので年数関係なく品質を担保してくれます。LegalForceにアップロードした契約書や弁護士が作成したひな形集を条文ごとに検索して利用可能です。
LegalForceの案件管理機能について
案件を集約してナレッジを蓄積
LegalForceに搭載されている案件管理機能を活用することで、法務部門に届く審査依頼や相談を集約してナレッジを蓄積できるようになります。
案件管理機能では、案件ごとに担当者や進捗状況を把握することができ、タスク漏れを防止することが可能です。
集約した案件情報は、誰でもアクセスして確認できるため、属人化を解消し、ナレッジの蓄積を実現します。
システム上でコミュニケーションが可能
LegalForceでは、依頼者に対しての連絡もLegalForce上から可能で、わざわざメールソフトを立ち上げる必要がありません。
審査依頼が届いた段階から1クリックで契約書をアップロードし、自動レビューに移行し、契約審査を効率化します。
LegalForceでChatGPTを活用した機能をリリース
条文修正アシスト機能
LegalForceでは、2023年5月30日より、大規模言語モデルとして注目されている「ChatGPT」を活用して契約書の修正をサポートする、条文修正アシスト機能をリリースしました。
ChatGPTを活用し、AIによって契約書の内容を一定程度反映した文案を表示し、法務担当者などが修正文案の検討にかける手間や時間を削減することができます。
機能開発の背景
条文修正アシスト機能は、米国子会社の開発チームが大規模言語モデルの実装を提案し、検証を進めた上で開発された機能です。
大規模言語モデルを活用する場合、内容の正確性がハードルになることが多かったですが、LegalForceの条文修正アシスト機能は、これまでの法務分野における知見を組み合わせたことで、一定程度の実用に耐えうる文案を作成することが可能となりました。
LegalForceのメリット
LegalForceのメリットは主に以下の2つです。
品質向上ができる
時間削減ができる
LegalForceには品質向上を実感しているユーザーは90%以上、時間削減を実感しているユーザーは94%と高い数値を誇っています。この数値から導入すれば大きなメリットを感じ、頼りになるツールではないでしょうか。
LegalForceの注意点
注意点はどんな契約類型にも対応しているとは限らないことです。
とはいえ40種類の契約書に対応しているので、大体のものには対応しているでしょう。
LegalForceの価格・料金プラン
LegalForceの料金は利用人数や業務内容によって異なります。最適な料金プランを提案していただけるとのことで、気になる企業は問い合わせてみてください。
2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
LegalForceの導入事例・評判
負担軽減のためにLegalForceを導入しました。書面の読み込みを10分から1分に短縮でき、修正文例を活用して編集作業も効率化できました。
株式会社うるる
スタートアップ企業の業務拡大スピードに法務が対応するため導入しました。作業効率が2倍になり対応可能な業務量が倍増しました。
株式会社SUPER STUDIO
LegalForceのセミナー情報
セミナーの種類
LegalForceでは、法務関連の実務や業務効率化に役立つセミナーを開催しています。
- 契約書の審査・確認における基本・基礎知識
- 業務委託契約においての権利義務関係について
- ハラスメント対策
- 契約書の読み方
- ChatGPTの活用術
- 下請法の概要
- 法務部のつくり方、やるべきこと
上記のような幅広いテーマでセミナーを開催しています。
セミナーの参加方法
LegalForceで開催されているセミナーに参加するためには、セミナーページに設置されている専用フォームへ、企業名や部署名、メールアドレスなどの基本情報を入力して送信することが参加できます。
申し込むことで、開催前日までに視聴用のURLが登録メールアドレスに送信されます。
LegalForceと類似サービスとの比較
サービス | 月額 | 特徴 |
Stock | 1,980円/3,480円/6,480円/11,480円 | 簡単に使用可能 |
AI-CON | 無料 | 無料で利用可能 |
LeCHECK | 20,000円 | 英文あり |
StockはITに詳しくないチーム向けのツールとなっており、専門知識がなくとも簡単に使用可能です。
AI-CONは無料で利用可能なので、コストを気にする起業にピッタリといえるでしょう。
LeCHECKは月額20,000円から利用できるもので、30,000円を払えば英文で利用できるので、グローバルな起業に向いています。
LegalForceで契約書レビューの時間を減らそう
LegalForceではAIが契約書レビューを行ってくれ、指摘だけではなく修正文例を文中へ挿入できるので、修正の時間も短縮できます。
リスクを減らしてくれ、社内ノウハウを盛り込むこともできるので使い勝手の良い契約書チェックツールといえるでしょう。
契約書チェックツールで悩んでいる企業はLegalForceの導入を検討してみてください。