販売管理システムの導入費用相場
まず、販売管理システムの導入タイプとしては「パッケージ型」「スクラッチ型」「セミオーダー型」に分けられます。
パッケージ型を導入する場合の料金相場としては、月額を支払って利用するケースが多いため月額10万円前後が料金相場と言えるでしょう。
また、初期費用がかかる場合や、初期設定をベンダー側に依頼する場合は別途費用が発生します。
パッケージ型を自社で運用しやすいようにカスタマイズするセミオーダー型の場合は100万円以上が導入費用の相場です。
さらに、ゼロから自社向けに開発して機能を追加するスクラッチ型の場合は500万円以上が料金相場となります。
販売管理システムに搭載されている機能
販売管理機能
販売管理システムのメインとも言える機能です。
販売管理機能には見積もりや受注管理、請求管理などの機能が含まれます。
見積もりや受注管理などのフェーズごとに入力や照合しなければいけなかった手間が販売管理システムの導入で一貫性を持って運用できるようになります。これによって修正や確認にかけていた手間の効率化が可能です。
在庫管理機能
販売管理システムの中でこちらも重要な機能です。
販売管理システムには在庫管理を効率化するための機能が搭載されており、常に適切な在庫数の維持を実現できます。
在庫管理機能を使うことで、目視での確認ではつきがちだった確認ミスをなくし、いつでもリアルタイムの在庫状況を把握できるようになります。
販売管理システムを利用することで、受注内容に基づいた正確な出荷指示、在庫状況の確認、過去の履歴の検索などもできます。
棚卸の管理も可能で、CSV形式でシステムへデータを取り込んで棚卸の状況をいつでも確認することも可能です。
購買管理機能
購買管理機能は商品の仕入れに関係する機能です。
従来であれば、受注から在庫管理、そして仕入れといった流れだった購買管理を、販売管理システムを導入することで販売状況に応じた迅速な対応が可能となります。
購買管理機能は、見積もりや発注、支払いのために利用できる機能も搭載されているため、手入力によるミスを減らすこともできます。
その他オプション機能
見積もり処理
見積もり処理の一括管理が可能な機能です。
見積もりを作成するときに伝票単位で過去の見積もりを呼び出し、明細単位で参照して新規の見積もりを作成することもできます。
見積もり承認として電子承認機能がオプションで利用できる場合もあり、進捗状況を可視化して処理の停滞防止や決済処理のスピード向上にもつながります。
受発注処理機能
受発注処理機能がオプションで搭載されている製品もあり、受注と発注をまとめて入力することができます。
受注状況をまとめて得意先や納品先ごとに集計したり、発注があるものをまとめて仕入れ先や倉庫ごとに集計することが可能です。
