人事

「エンパワーメント」とは?|人事用語

エンパワーメントとは

1.エンパワーメントとは

エンパワーメント(empowerment)とは、エンパワー(empower)「権限を与える」から派生した用語で、社会や企業の中に存在する個々の力に対して、一定の権限を与える事によって、個人及び組織が健全に成長するという考えです。

アメリカの、人種差別や女性の権利運動を発端に、社会的な地位を向上と社会活動への参加を実現させるため、こうした考えが広がりました。

企業活動においては、上司から部下への権限移譲を意味し、無駄な中間プロセスを廃止して、必要な判断を現場で行うことで、業務スピードが向上します。

また、権限を与えられた従業員は、上司の顔色をいちいち伺うことなく当該業務を責任感を持って遂行するため、企業経営的な視点で物事を考えられるようになります。

2.エンパワーメントが普及する背景

・技術革新への迅速な対応

ITの技術革新は、めまぐるしいスピードで進化を続けており、これらの技術を経営層や幹部社員に対して理解させた上で、現場に必要な形態で適合するのは限界があります。
現場にとって必要な技術導入については、現場を熟知する責任者に、ある程度の権限おw移譲することで、スピード感のある企業運営が実現できます。

・人材育成

特定の経営層や、幹部社員にのみ特権が与えられているワンマン経営の元では、従業員自らのアイデアや知恵を出して業務を遂行する風土が希薄となり、モチベーションが低下します。
また、こうした環境下においては、プロジェクトマネージャー等の管理者を育成する機会も損なわれます。
必要な権限移譲により、特定範囲の裁量を持つことで自主性が芽生え、仕事に対するモチベーションや責任感も向上し、経営的な感覚が養われます。
また、育児や介護、副業、シニア採用等の働き方改革により、人員配置の変化が激しくなった昨今においては、企業環境に時間をかけて馴染む風土は薄れ、配置後に速やかに一定の成果を出す事が求められます。このような業務形態においては、仕事を細分化の上、受託者に一定範囲の権限と裁量、期間を与える事で、業務管理を効率化します。

エンパワーメントの使い方・例文

・適正なエンパワーメントの付与により、従業員の自主的な行動力と、管理能力を育成する
・業務の迅速化にあたり、業務特性毎のエンパワーメントを見直しする

動画で解説


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