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「RJP」とは? | 人事用語

RJPとは

1.RJPとは

RJTとは、Realistic Job Previewの略で、「現実的な仕事情報の事前開示」という意味です。

採用活動の際に、自社のポジティブな情報をアピールしていきますが、求職者がポジティブな情報だけをみて入社すると、入社後にミスマッチを引き起こす可能性があるため、正確な情報を開示することで、採用時点における企業と求職者のミスマッチを減らし、採用した人材が定着して活躍できるようにするため、RJPが注目されています

企業が行う採用活動の際に、求職者に対して開示する情報の中に、良い面だけではなく、悪い面も含めた情報を含めることが特徴です。

2.RJPの効果

(1)セルフスクリーニング効果
企業がポジティブな情報と、ネガティブな情報の双方の情報を求職者に提供することで、求職者が企業及び仕事に対する適合性を主体的に判断し、入社後のミスマッチを防止する、セルフスクリーニング効果が期待できます。

採用活動は、「企業が求職者を選ぶ」だけではなく、「求職者が企業を選ぶ」ことも重要です。

(2)ワクチン効果
求職者の仕事や企業に対する過剰な期待や入社後のギャップに対するショックを軽減させるために、ネガティブな情報を事前に知っておくことで、ワクチン効果が期待できます。

(3)コミットメント効果
ネガティブな情報を含めたありのままの情報を開示することで、求職者の組織に対する信頼性を向上させます。

求職者は、インターネットやSNSの情報だけでなく、企業から直接的にこうした情報を引き出すことで、一層の安心感を得ます。

リアルな情報を得ることで、求職者は、より現実的な目線で企業活動に参加することができるようになり、企業に対して愛着が芽生え、コミットメント効果が期待できます。

(4)役割明確化効果
採用活動時に、企業が求職者に対して入社後の仕事や、期待される役割を明確に表示することで、求職者は企業から要求されている業務を実感することができ、入社後の早期段階での即戦力への期待や、モチベーションの向上等が期待できます。

RJPの使い方・例文

・RJTの一環として、従業員の口コミや業務内容のレポートを公開する。
・職場体験等の機会を通じて、RJT効果を高めることが可能である。
・企業ホームページに自社の課題や改善点を掲載することで、求職者へのRJT効果が向上する。

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