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「インポスター症候群」とは?|人事用語

インポスター症候群とは

1.インポスター症候群とは

インポスター症候群とは、自己肯定が著しく低い、心理状態を表現し、自分で達成した結果に対して、「この成功は、自分の実力ではなく、他人の力である」「この成功は、偶然である」等の低い自己評価を行うことです。

仕事において一定の成果を出し、評価を受けた優秀な人材が陥りやすいといわれ、男性よりも女性が多い傾向があります。

インポスターとは、「詐欺師」を意味し、成功した客観的な根拠があるにもかかわらず、「他人をだましている」という心理状態になることから、このような名称が使われています。

2.インポスター症候群の特徴

・リスクに対する過剰反応
インポスター症候群の特徴として、成功は自分の成果や評価ではないという前提で考えているため、リスクをとって高い目標を達成しようという意欲が低下し、失敗するリスクを過度に恐れる傾向があります。
また、失敗するリスクに対しても、深く考えすぎてしまうため、斬新なアイデアや建設的な思考が疎外され、本来の能力を発揮できなくなります

・自分と他人を常に比較する
インポスター症候群をかかえる人は、他人の発言や思想を過剰に意識し、自分と比較してしまう傾向があり、客観的には自分のアイデアや能力が優秀であっても、「自分は周囲よりも劣っている」と遠慮してしまう傾向があり、その人が本来持つ能力を発揮できない傾向があります

・仕事そのものに対する不安を抱く
自己評価と他人からの評価に対するギャップに悩んだ結果、仕事をすること自体に否定的な感情を抱く懸念があります

3.インポスター症候群の原因

インポスター症候群は、短期的にも、長期的にも誰もが直面する可能性があります。

・人事評価等で、成功や失敗の評価を客観的に行う機会があることで、インポスター症候群に直面する可能性があります。
・上司から褒められたり、部下から頼られることに対して、過剰な責任を感じた結果、インポスター症候群に発展する可能性があります。
・家庭環境の中で、両親からの期待や、兄弟や姉妹との比較の中で、インポスター症候群が発症する事例があります。

インポスター症候群の使い方・例文

・プロジェクトを成功させたにも関わらず、自己評価が著しく低い○さんは、インポスター症候群の兆候がある。
・インポスター症候群による、自身の過剰な低評価を回避するため、客観的な数値に基づく評価を実施する。

動画で解説


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