その日にどんな業務を行なったのか、どれだけ進捗があったのかなどを共有することができる日報。
日報といえば、従来は紙で提出したりExcelに入力して提出するのが当たり前でしたが、紙の日報は印刷コストや紙代がかかりますし、Excelでの日報管理は打ち間違いなどのミスが発生するなど非効率な部分も多いものでした。
より効率的に日報を作成して共有することができるとして、Webやアプリで日報を利用できるサービス「日報アプリ」が注目されています。
本記事では日報アプリについて概要や導入するメリット、おすすめのサービスなどを紹介しますので参考にしてください。
日報アプリとは?
日報アプリとは、スマートフォンやWebブラウザ上で日報を作成して提出、共有することができるサービスのことを指します。
紙やExcel、メールなどでの業務報告と比べて効率的に日報を作成することができ、過去の情報を検索したり正確な情報が把握しやすい点が特徴的です。
提出した日報はWebブラウザやアプリ上で共有することができるため、テレワークやリモートワーク、多拠点で働く従業員同士の状況を把握しやすい点も優れています。
おすすめの類似日報アプリ
類似サービス: gamba!(ガンバ)
(4.5)

月額費用 | 980円/ユーザー | 無料お試し | 15日間無料 |
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初期費用 | 0円 | 最短利用開始期間 | 要問い合わせ |
gamba!とは、株式会社gambaが運営している社内SNS型日報アプリです。 テンプレートによって効率的な日報作成ができ、豊富なコミュニケーション機能によって社内風土の活性化を実現します。
テンプレートで統一された日報を作成
gamba!には、日報作成・管理を効率化させるテンプレートが搭載されています。 職種や立場に応じて柔軟に項目を設定することができるため、人によって書き方にバラつきが生じていた日報を統一された形式で管理することが可能となります。
社内の情報共有を活発化
gamba!は、一般的な日報アプリとは違い、日報とSNSを掛け合わせたサービスとなっています。 作成した日報を社内メンバーで閲覧、コメントすることで、社内の情報共有を活発化することが可能となります。
時間の無駄を解消
gamba!は、スマートフォンやタブレットでも利用できるため、外出時や移動中、テレワーク時でも手軽に日報の作成、チェックが可能です。 作成した日報は、タイムライン形式で表示されるため、日報ごとにファイルを開く手間もかからず、スムーズなチェックが実現できます。
日報アプリを導入するメリット
日報の確認が効率化できる
日報アプリには、日報作成用のテンプレートが搭載されているため、統一された形式で業務報告ができるようになります。
紙などの形式が定まっていない業務報告書では、個人によって報告内容にばらつきがありましたが、日報アプリでは形式が統一されることで管理がしやすく、キーワード検索などによって過去の日報を確認することも容易です。
日報アプリはスマートフォンやタブレットから日報をいつでも確認できるため、日報が提出された時点ですぐに確認して、必要があればフィードバックや業務指示が出せるようになる点もメリットでしょう。
日報作成が効率化される
日報アプリでは、紙の日報では難しかった写真が動画の添付が可能です。
テキストだけでは伝わりにくかった内容でも、画像や動画によってより詳細に情報を共有することができるようになります。
アプリによっては、写真に直接書き込みができるサービスもあるため、工事やメンテナンスを行うような業種では、どこを担当したのか、注意事項など共有しておきたい内容を写真と一緒に共有できます。
日報作成に特化しているため、チェックボックスに回答するだけで日報を作成できるものもあるなど、日報に関わる時間を大幅に短縮することが可能となります。
情報共有がしやすい
紙やExcelでの日報は、上司に提出するだけであれば良いですが、チームメンバーなどでの情報共有に時間と手間がかかることがネックでした。
日報アプリは、一度アップロードすればアプリを利用している部署内のメンバーが簡単に閲覧できるようになります。もちろん、一定のメンバーだけ閲覧できるように設定することも可能です。
アプリによっては既読表示やメンション機能も搭載されているため、より確実な情報共有が可能となります。
作成した日報をそのまま営業資料として活用したり、社内SNSとして活用してコミュニケーションの活性化に利用することができるアプリも登場しています。
おすすめの日報アプリ
gamba!
特徴
gamba!は国内最大級のダウンロード実績を持つ日報アプリです。
独自のテンプレートが用意されているため、統一された形式で手軽に日報を作成することができます。
チャット機能が搭載されており、日報の補足や気になる点を部下に確認したりと、コミュニケーションに活用することも可能です。
スマートフォンからでも利用できるので、移動中や出先からでもすぐに日報を確認・作成できるようになります。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:980円〜/ユーザー
※価格情報は2022年11月時点のもの
ショルイラ
特徴
ショルイラは、株式会社センシンロボティクスが運営している電子チェックシートサービスです。
紙の情報管理における課題を解消し、スマートフォンやタブレットから電子チェックシートを作成することができます。
ITツールに不慣れな方でも簡単にカスタマイズができ、テンプレートをブラッシュアップすることが可能な点が魅力的です。
また、内容に不備があった際にアラートが通知されるので、現場の記録者が管理しやすい点も優れています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年2月時点のもの
MarketWatcher NEO
特徴
MarketWatcher NEOは、インパクトフィールド株式会社が運営しているラウンダー向けのグループウェア・業務支援ツールです。
活動報告や日報作成機能など、豊富な機能が搭載されており、シンプルな操作性で利用することができます。
現場の様々なデータをリアルタイムに収集することができるため、店舗運営の課題を明確にして、課題改善につなげることができるサービスです。
料金
- 無料トライアル:10名まで体験無料
- スタートアッププラン:月額30,000円〜(10名から)
- カスタマイズプラン:要見積もり(利用人数の上限なし)
※価格情報は2023年8月時点のもの
nanoty(ナノティ)
特徴
nanotyはオンライン上で日報の作成、報告ができるクラウド日報アプリです。
作成した日報を部署やチームで共有することで、知識やノウハウを蓄積して新人育成や課題解消に役立てることができます。
掲示板機能が搭載されており、SNS形式で利用できるため、気軽なコミュニケーションツールとして活用しているケースも増えています。
また、コミュニティ機能によって、カテゴリやグループ分けが可能なのでメンバー管理もしやすいです。
写真などのデータを添付することも可能なため、より詳細な情報伝達を可能とします。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:9,500円〜
※価格情報は2022年11月時点のもの
日報くん
特徴
日報くんは、日単位や週単位で日報の作成が可能な日報アプリです。
Web上で手軽に日報の作成ができるため、わざわざ日報を作成するためにオフィスへ戻る必要がありません。
日報の作成は簡単で、作成画面で顧客・プロジェクトを選択して、時間と作業内容を記録するだけなので、初めて日報アプリを利用するという方でもスムーズに利用できます。
また、プライバシーマークの取得やセキュリティ人材の育成などを行なっているので、情報漏洩リスクも非常に低いサービスとなっています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:2,500円〜
※価格情報は2022年11月時点のもの
Goalous
特徴
Goalousは、株式会社Colorkrewが運営している目標管理ツールです。
直感的に操作することができ、視覚的な目標共有で目標管理の効率化につながります。
設定した目標の進捗状況を視覚的に共有し、チーム内でコメント、リアクションができるため、目標管理を通じたコミュニケーションの活性化を実現します。
料金
- 初期費用:300,000円
- 月額料金:30,000円〜
※価格情報は2023年7月時点のもの
Stock
特徴
Stockは、ITの専門知識がなくても簡単に利用することができる情報管理ツールです。
余計な機能を搭載せず、シンプルに利用することができ、チームの情報を簡単に残して蓄積することができます。
ノート機能が搭載されており、テキスト情報・画像などを残すことができ、メッセージ機能を活用したコミュニケーションの活性化を実現します。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:1,980円〜
※価格情報は2023年7月時点のもの
LINE WORKS
特徴
LINE WORKSは、ワークスモバイルジャパン株式会社が提供しているビジネス向けのコミュニケーションツールです。
業務効率化に役立つ利便性の高い機能が豊富に搭載されており、従業員間のコミュニケーション活性化に活用することができます。
スマートフォン用アプリ以外に、PCからも利用することが可能です。
作業日報で設定した内容をもとにタスクを作成したり、依頼したりと、柔軟な運用ができる点が優れています。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:0円〜
※価格情報は2023年7月時点のもの
kintone
特徴
ビジネス用のアプリを簡単操作で構築することができるkintoneは、幅広い企業で利用されている実績があります。
作業日報のフォーマットを一元化することができるため、業務全体の見える化につながります。
作業日報や報告書からデータを収集し、分析、業務改善に役立てることができます。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:780円〜/ユーザー
※価格情報は2023年7月時点のもの
houren.so
特徴
houren.soは、工事現場や建築現場で活用されている情報共有アプリです。
写真を活用した情報共有ができるため、テキストだけでは状況を伝えることが難しかった日報作成の手間を効率化することが可能となります。
画像の気になる箇所にコメントを入れることも可能なため、情報伝達のミスを無くし、少ない手間で情報共有ができます。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:0円〜
※価格情報は2023年7月時点のもの
日報365
特徴
日報365は、建設業向けの日報アプリです。
管理者が簡単に人的資源や物的資源を手配できる機能が搭載されているため、建設現場特有の業務を効率化することができます。
また、作業日報のやりとりや協力会社とのやりとりをスマートフォンで行うことができ、手書きのサインにも対応しています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年7月時点のもの
Pace
特徴
Paceは、製造業向けの情報共有アプリです。
日報を作成することで、自動で営業履歴を見える化することが可能となります。
単価と案件の詳細を入力し、作業日報を作成することで、案件ごとの営業利益を可視化できるため、データに基づいた経営判断を実現します。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:550円/人
※価格情報は2023年7月時点のもの
未来日報
特徴
未来日報は、日報作成を通して顧客管理を実現することができるアプリです。
日々作成する日報によって顧客情報を蓄積、顧客管理システムとして活用している事例もあります。
作業日報の作成、リマインド、スケジューラーといった豊富な機能を備えており、汎用性の高さが魅力的なサービスです。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:6,600円〜
※価格情報は2023年7月時点のもの
NotePM
特徴
NotePMは、社内のマニュアルやノウハウを蓄積して一元管理することができる社内wikiツールです。
社内で作成した資料や会議の議事録なども蓄積することができます。
高機能なエディタやテンプレート機能が搭載されており、手軽に日報を作成して情報を蓄積していくことができ、必要は情報はいつでも手軽に検索することが可能です。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:1,000円〜
※価格情報は2023年7月時点のもの
WowTalk
特徴
WowTalkは、幅広い企業で導入されているビジネスチャットツールです。
社員同士のコミュニケーションとして活用するだけでなく、タスク管理などの機能も搭載しています。
シンプルに設計されている日報機能があるため、テンプレートを活用してシステム上で日報の作成から提出、確認作業までを完結させることができます。
また、ビデオ通話機能も搭載しているため、リモートワークを取り入れている企業にもおすすめです。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:300円〜/人
※価格情報は2023年7月時点のもの
Talknote
特徴
Talknoteは、従業員のモチベーションを可視化することができるコミュニケーションツールです。
従業員の業務効率を低下させている要因を把握し、生産性向上につなげることができるとして、幅広い企業で導入されている実績があります。
特定のメンバーでグループを作成して、情報を共有したり、メッセージ機能を活用してスピード感のあるやりとりをしたりと、様々なコミュニケーションスタイルを実現することができます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年7月時点のもの
日報アプリの選び方
ITリテラシーが低い人でも使いやすいサービスを選ぶ
日報アプリの導入は、経営者や管理担当者がサービスの選定を行うことになりますが、管理側だけではなく、日報を作成する従業員にとっても使いやすいサービスであることが望まれます。
無料のトライアルを提供しているサービスも多いので、本格的に導入する前に使用感や機能性を確かめてみて、ITリテラシーが低い方でも扱うことができそうなサービスかを見極めましょう。
テンプレートが用意されていたり、チェックボックスをクリックするだけのもの、質問に回答するだけで日報が作成できるものなど手軽に日報作成が可能なアプリが多く登場しているので、実際に複数サービスを試してみて比較検討することをオススメします。
セキュリティ対策を確認
日報アプリはPCやスマートフォンなどマルチデバイスに利用できるサービスが多く、移動先や自宅からでも手軽に日報を作成・確認できる点がメリットです。
しかし、その反面、IDやパスワードを知っていればプライベート端末からでもアクセスできてしまう可能性があり、情報漏洩のリスクが発生します。
外部からの不正なアクセスはもちろんですが、日報内容を間違った投稿先に送ってしまうことも考えられるため、予め設定した端末以外からはログインできないように設定できるサービスを選ぶと良いでしょう。
サービス導入前にどのようなセキュリティ対策を行なっているのか、過去にセキュリティに関する事故はなかったかを確認することをおすすめします。
従業員のモチベーションを下げない仕組みがあるか
日報の作成は従業員にとって「面倒くさい」「時間がかかる」といったイメージがあり、モチベーションの低下につながる要因にもなりかねません。
日報を作成することがチームによって役に立つ、自分のノウハウ蓄積につながっていると感じることができるような仕組みを搭載しているサービスであれば、積極的に日報を作成してもらえるでしょう。
例えば、作成した日報に対してSNSのように「いいね!」を送ることができるサービスであれば、日報に対する反応が可視化され、モチベーション向上につながります。
まとめ
日報アプリについて概要やおすすめサービス、導入するメリットなどを解説しました。
紙の日報からの電子化については、抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、テンプレートを用意していたり、直感的に扱うことができるサービスが多いため、すぐに慣れることができるでしょう。
日報作成だけでなく、管理する側からしてもメリットが多い日報アプリですので、この機会にぜひ導入を検討してみてください。