人事

「コンピテンシー」とは?|人事用語

コンピテンシーとは

1.コンピテンシーとは
コンピテンシーとは、competency 「能力」「資格」という意味であり、ビジネスにおいては、「成果を発揮する上での行動要因」として解釈されています。

ビジネスで成果を出すためには、独創的なアイデアももちろん大切ですが、既に成功し、高い成果を発揮している人の行動を模倣することも、近道の一つです。

例えば、大企業の創業者の著書を読んだり、著名な企業の役員等の講演会に参加したり、同じ企業に所属する上司等から成功体験等の話を聞くような方法も有効な方法といえます。

こうした、高い成果を発揮した人の思考や行動を学習し、コンピテンシーを養う方法が考えられます。

なお、コンピテンシーは、行動そのものを示すのではなく、行動に至るまでの「思想」「理由」「価値観」「判断基準」等の要素を意味しており、具体的な実体がみえにくいという側面があります。

2.コンピテンシーの活用方法

・人事評価、部署配属
コンピテンシーは、具体的な行動そのものではなく、行動に至るまでの思想や価値観を示すため、人事評価や部署配属等を考慮する際に、利用されるケースが考えられます。
個々の業績評価とは別に、組織内において成果を出すために、組織やチームの中で、どのような思想で業務に取り組んだかを、客観的な評価項目に基づき、評価を実施します。
これらの評価結果を踏まえて、適性のある部署や、役割等を決定することに利用されます。

・採用試験
コンピテンシーによる客観的な評価項目を、採用試験に利用することで、募集する職種に対する適性を評価することが可能です。
例えば、プロジェクトマネージャーの募集に対して、マネージメント能力や調整力、交渉能力に対する、一定水準のコンピテンシーを評価することで、採用可否の目安となります。

コンピテンシーの使い方・例文

・コンピテンシーを高めるために、社内各部署で優秀な上席者との定期的な面談機会を設ける
・コンピテンシーに関する研修機会を設けることで、個々の能力を高める機会となる

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