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「コアコンピタンス」とは?|人事用語

1.コアコンピタンスとは
コアコンピタンスとは、Core 「核」 Competence 「能力」に由来するビジネス用語で、他社が模倣困難な核となる能力を意味します。

例えば、IT産業においては、マイクロソフト社のWindowsやOffice製品のオペレーションシステムの有するユーザインターフェースは、同業他社の模倣が困難であり、長年に渡ってPC市場のトップシェアを獲得しています。また、アップル社のデザイン性や機能性についても、長年に渡ってコアファンからの支持を集めており、macやiphoneは、PC及び携帯市場において、不動のトップシェアに君臨しています。検索エンジンのGoogle、流通業界のamazon、SNS市場のfacebookについても、業界内において同様の「模倣困難な能力」を有し、トップシェアを維持しているといえます。

また、業界全体でなくとも、例えば電子機器部品において、「CPUは○社」「ハードディスクは○社」「液晶は○社」「ファンは○社」というような特定部品の製造について、能力を有する企業が、当該部品のリーディングカンパニーであることは、珍しくありません。

2.コアコンピタンスの特徴

・顧客への利益、魅力
コアコンピタンスは、他者と差別化される能力であっても、顧客にとって利益や魅力を提供しなければ、意味がありません。
その能力が優れていることに加え、顧客にとって利益をもたらし、魅力的であることが条件となります。

・模倣困難
コアコンピタンスは、他社が模倣困難な能力であり、容易に類似製品やサービスの提供が難しいことが条件となります。
他社よりも早い時期に市場に参入し、導入期にシェアを獲得しても、他社が容易に模倣できる製品・サービスであれば、後発企業の参入によりシェアは奪われてしまいます。

・他商品、他分野への展開
変化の激しい現代社会において、特定商品のみに適用される能力のみでは、コアコンピタンスを維持することは困難です。
例えば、マイクロソフト社のWindowsやOffice、SQLサーバ、azuruといった、製品間の連携サービスを提供することで、市場内の競争力を維持することが可能になります。

コアコンピタンスの使い方・例文

・コアコンピタンスは、製造業界だけでなく、飲食業界の味付け等、様々な分野に存在する
・コアコンピタンスを持つ企業同士が連携することで、市場内でより強みを発揮するケースもある

動画で解説


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