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PCを使った業務を行う際のリスクとして挙げられるのが予期せぬトラブルによるデータ破損です。
しかし、PCを使っている利点とも取れるのがバックアップで、何かトラブルが起きた際もバックアップサービスを利用していれば迅速にデータを復元して業務を再開することができます。
特に昨今ではクラウド上にデータを保管しておけるクラウドバックアップサービスを導入する企業が増えてきました。
本記事ではクラウドバックアップサービスとは何か、おすすめのクラウドバックアップサービス、導入メリットなどを解説しますので参考にしてください。
クラウドバックアップサービスとは?
クラウドバックアップサービスとは、本体とは別の端末にデータを保存しておくローカルバックアップと違い、クラウド上のストレージにバックアップデータを保管しておくサービスのことを指します。
個人用と違い法人用はよりセキュリティが強化されており、ビジネスで利用するファイルを保管して元データが破損してしまった際に迅速に復元させることができます。
クラウドバックアップサービスはさまざまなタイプが提供されており、保管できる容量によって料金が変動したり、一定量までであれば無料で利用できるサービスもあります。
おすすめクラウドバックアップサービス5選
BackStore
特徴
BackStoreは国内で1,700社以上の導入実績があるクラウドバックアップサービスです。
448ビットBlowfishアルゴリズムによるデータの暗号化、128ビット暗号化によるデータ通信という万全のセキュリティ体制でデータの保管を行うことができます。
無制限で過去データを保存できるため万が一過去データを紛失してしまった場合でも安心です。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:2,900円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年11月現在/詳細は公式サイトを確認
セキュアSAMBA
特徴
セキュアSAMBAとはスターティアレイズ株式会社が運営するオンラインストレージサービスです。導入実績は2,500社を突破しています。
一定の有料プランではユーザー数無制限に利用することができるため、社員数の多い企業にも十分に対応することができるサービスです。
また、データ移行に関するサポートを行なっているため既存のサービスからの乗り換えも容易に可能というメリットがあります。
導入支援サポートも行なっているため初めてバックアップサービスを利用するという方でもスムーズに導入することができます。
料金
- 初期費用:15,000円〜
- 月額料金:15,000円〜
- 無料トライアル:フリープランあり
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GigaCC(ギガCC)
特徴
GigaCCとは日本ワムネット株式会社が運営するファイル共有·転送サービスです。
純国産のシステムのため、日本語でのサポートはもちろん日本人ユーザーが使いやすいUIで設計されています。
セキュリティ性にも定評があり、200項目以上に渡る詳細な履歴ログの管理ができ、全件バックアップ機能やIPアドレス制限、モバイル端末制限、機能の利用制限などの強固なセキュリティ機能が搭載されているので安全に利用することができます。
料金
- 初期費用:50,000円〜
- 月額料金:12,000円〜
- 無料トライアル:あり
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DirectCloud-BOX
特徴
DirectCloud-BOXは社内外のファイル共有をユーザー無制限で実現できるクラウドストレージサービスです。
セキュリティ性が高いため、重要なファイルの送受信、共有も問題なく行うことができます。
いずれの料金プランでもユーザー数無制限に利用することができ、初期費用はかからないためコストパフォーマンスに優れたサービスといえます。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:10,000円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
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AOSBOX Business
特徴
AOSデータが運営しているデータバックアップツールがAOSBOX Businessです。
さまざまな端末に対応しているため、導入企業を選ぶことなく利用できる柔軟性に優れています。
また、シンプルな画面設定になっており見やすい画面で簡単に設定を行うことができます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:20,000円(年額)〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年11月現在/詳細は公式サイトを確認
クラウドバックアップサービス導入のメリット
クラウドバックアップサービスを導入することで主に以下のメリットが得られます。
コストカットが実現できる
自社で専用のサーバーを用意して運用する場合と比べ、クラウド型のサービスを利用することで導入費用やメンテナンスにかかるランニングコストをカットすることが可能となります。
大規模なデータバックアップが必用となる場合や柔軟なカスタマイズを実現したい場合を除いてはクラウド型のサービスの方がコスト的にも利用しやすいと言えるでしょう。
管理の手間が軽減される
自社でデータのバックアップ管理を行う場合は、エンジニアによる保守やメンテナンスが必用となるため管理負担が大きくコア業務への集中が難しくなる可能性もあります。
クラウドバックアップサービスは、保守作業やメンテナンスをサービス提供側が行なってくれるため管理負担が軽減されるというメリットが生まれます。
災害時でもデータのバックアップが可能になる
ローカルバックアップを行なっている場合、万が一自然災害で会社に損害があった際に元データもバックアップデータも破損してしまう可能性があります。
クラウドバックアップサービスを利用していればデータセンターは遠隔地にあるため、このようなリスクを回避することができるようになります。
セキュリティを意識したデータ保管ができる
クラウドバックアップサービスは、アクセス権限を設定する機能が搭載されているため、管理者が許可した特定のユーザーだけアクセスができるようになります。
一定の役職以上の人や特定の職種の人だけがアクセスできるように権限を付与すれば、内部からのデータ漏洩や改ざんを防止することが可能となりセキュリティの強化につながります。
また、過去のログを確認できる機能が搭載されているサービスもあり、誰がどのファイルにアクセスしたのかが把握できるため万が一トラブルがあった際にも迅速な対応が可能となります。
クラウドバックアップサービスを選ぶ際のポイント·注意点
クラウドバックアップサービスを導入する際は、以下のポイントに注意しながらサービスの比較検討を行いましょう。
データ容量の確認
利用するサービスがどこまでのデータ容量に対応しているかを確認しましょう。
自社がバックアップとして保存しておきたいデータ容量を計算しておき、利用するアカウント数なども明確にしておくと大まかなコストが予測しやすくなります。
容量無制限に利用できるサービスもありますが、保管するデータ量ごとに従量課金が発生するケースが多いので注意が必用です。
セキュリティ対策を確認しておく
大切な社内のデータを保管するわけですからセキュリティ対策についての確認は必須です。
データを送信する際にはパスワード設定ができるかどうかや、自社のセキュリティーポリシーがそもそも対応しているかの確認も忘れずに行いましょう。
社外にデータを保管するのが難しいという場合にはオンプレミス型のサービスを利用するのも有効です。
特徴を理解してクラウドバックアップサービスを導入しよう
クラウドバックアップサービスについて、概要やおすすめのサービス、導入のメリットなどを紹介しました。
導入するサービスによって、料金体系や機能が異なるため慎重な比較検討が必用です。
本記事で紹介したおすすめサービスや導入のポイントを参考にして自社にあったサービスを探してみてください。