ルーティンワークを効率化することでホワイトカラーの生産性をあげたいと考えている企業は多いのではないでしょうか。昨今ではRPAツールを導入することで定型業務の自動化を実現している企業が増えています。
今回はそんなRPAツールの中でも世界中で導入されているAutomation Anywhereというサービスについてご紹介させていただきます。
Automation Anywhereとは
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Automation Anywhereとは米国発のRPAツールです。東京に日本法人もあり、日本語での対応も可能です。世界をリードするRPAツールとして既に世界90ヶ国以上で導入されている人気のツールになります。安定した稼働で使いやすい操作性に定評があるのでRPAツールは難しそうというイメージを持っている企業担当者の方にもおすすめです。
Automation Anywhereの機能·特徴
豊富なBotの種類
Automation Anywhereでは500種類以上のBotを用意しているので幅広い業務を自動化することが可能です。
文書管理やクレーム対応、人事業務や財務·会計と様々な分野で自動化のルール設定が可能です。自動ログイン機能が搭載されているのでPCがロックされていたとしても設定しておいた予定のタスクを自動で行うことができます。
AIが自動化できる業務を選定
Automation AnywhereのDiscovery Botを使うことでAIが自動化できそうなプロセスを検知してくれます。
検知したプロセスの中から自動化可能な優先順位をつけてくれ、導入ができそうなBotを自動で構築までしてくれるのでわざわざBotを開発する手間も時間もかかりません。
世界中で利用されているRPAツールなので自動化されたプロセスにおいても高い信頼性を持って任せることができ、自動化可能なプロセス発見からBot開発までの時間は非常に短縮されます。
万全のセキュリティ対策
Automation Anywhereでは業界初のBot Securityプログラムを導入しています。様々なBotが開発·利用できることで自動化を可能とするAutomation Anywhereですが、ロボットによる業務が増えるということはその分セキュリティにも危険性が伴う可能性があるのでセキュリティ対策には注意する必要があります。
Bot Securityプログラムを用いることで社内で構築したBotはもちろんのこと、Storeから導入したBotなど全てのBotに対して機密性や整合性に関する安全な開発手法に則ってBotを導入することが可能となります。
もちろん、アクセス権限の制限やパスワードの暗号化、不正アクセスの防止などツール全体を通してのセキュリティ対策も標準装備されているので安心です。
Automation Anywhereの料金·価格
Automation Anywhereの料金については公式サイトでは公開されていないので問い合わせが必要です。
2020年8月現在/詳細は公式サイトを確認
Automation Anywhereの強み
Automation Anywhereの強みは500種類以上ものBotから自社の様々な業務を自動化できるという点にあります。
多くのRPAツールでは様々なホワイトカラーの業務を自動化できますが、500種類以上という圧倒的なBot数は世界中で長年利用されてきたAutomation Anywhereの実績から生み出された確かなものと言えます。
AIによる自動検知で自社で気づかなかった業務プロセスまで自動化でき、Botも自動で構築してくれるというのも非常に大きな強みと言えます。
利用企業からの評判·口コミ
外注業務を内製化
“新技術の導入が話題になるようになり、昨今注目されているRPAツールを導入してみようという話になりました。Automation Anywhereはグローバル実績が高く、しっかりとしたセキュリティ対策が施されている点も高評価でした。現在では5つの業務にRPAを導入していますが、外注化している業務の内製化によるコストカットを期待しています。”(アステラス製薬株式会社様)
13万時間以上の短縮に成功
“手作業による業務が多く、効率化が遅れている個人保険業務の改善のためにRPAツールを導入しました。プログラミングの知識がなくても簡単にロボットを作成できるのでAutomation Anywhereを導入することに決めました。プレ稼働を経て、39部署460業務にRPAツールを導入した結果、累計では13万2,000時間もの作業効率化が実現できました。”(第一生命保険株式会社様)
類似サービスとの比較
Automation Anywhereとの類似サービスとしてはWinActorやBizRobo!が挙げられます。これらのサービスを料金面や機能面で比較すると以下の通りです。
サービス名 | 料金(月額) | 初期費用 | お試し利用 | 特徴 |
Automation Anywhere | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 無料トライアルあり | ·500種類以上のBotを利用可能 ·AIによる自動化可能プロセスの検知 |
WinActor | 0円 | ·フル機能版/908,000円(目安) ·実行版/248,000円(目安) | 有償トライアルあり | ·Windows端末に対応 ·万全のサポート体制 |
BizRobo! | ·BizRobo!Basic/要問い合わせ ·BizRobo!mini/要問い合わせ ·BizRobo!Lite/年間基本利用料金120万円 ·BizRobo!DX Cloud/クラウド利用料金年間240万円 | ·BizRobo!Basic/要問い合わせ ·BizRobo!mini/要問い合わせ ·BizRobo!Lite/20万円 ·BizRobo!DX Cloud/20万円 | 無料トライアルあり | ·1つライセンスで複数ロボットが稼働可能 ·万全のサポート体制
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料金面の比較としてはWinActorが目安ですがフル機能版908,000円から利用することができ、3サービスの中では比較的安価です。機能面の比較としてはAIによる自動検知で自社で想定していなかったプロセスまで自動化できるAutomation Anywhereがおすすめです。
Automation Anywhereで業務の自動化を
RPAツールのAutomation Anywhereをご紹介させていただきました。ルーティーンワークは社員のモチベーション低下や人為的ミスにも繋がりやすいので、RPAツールを導入することで作業時間の短縮を目指しましょう。空いた時間を別の業務に使うことで生産性を向上も見込めるので費用対効果も考慮しながらぜひ導入を検討してみてください。
画像·データ出典:Automation Anywhere公式サイト