福利厚生の健康支援、導入費用はどれくらい?

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健康支援に関する福利厚生

健康支援に関する福利厚生として、一般的に企業が導入しているものは次の6つです。

  • 健康診断
  • ストレスチェック
  • 法定休暇
  • 法定休業
  • 健康保険
  • 労災保険

これらの福利厚生を維持するためにかかる費用は企業が負担しますが、法定福利費として経費計上するため、法人税の節税対策に繋がります。

各福利厚生の詳細について以下で解説します。

健康診断

企業は労働安全衛生法に基づき、従業員に対して健康診断を実施する義務があります。

一般健康診断はすべての職種を対象とし、雇入れ時や定期的に行うものです。

一方、特定業務に従事する従業員には、特殊健康診断などの追加検査が必要とされています。

健康診断は事業者負担で行い、結果に基づき従業員への通知や保健指導が求められます。

また、短時間勤務者などは法的義務外ですが、不合理な待遇差が生じないよう注意が必要です。

ストレスチェック

従業員の精神的健康を確認する「ストレスチェック」は、常時50人以上の従業員を雇用する事業所に年1回の実施が義務付けられています。

この検査では調査票を使用し、紙またはオンラインで実施可能です。

厚生労働省では無料の「ストレスチェック実施プログラム」も提供しています。

また、メンタルヘルスケアは福利厚生の一環として注目されており、従業員の心理的負担を軽減するための制度構築が重要視されています。

法定休暇

法定福利として定められた休暇は「法定休暇」と呼ばれ、労働基準法では「年次有給休暇」や女性が取得できる「生理休暇」が規定されています。

また、育児・介護休業法に基づき、子どもの看護休暇や介護休暇も法定休暇に該当します。

これらの制度は、従業員の健康や家庭生活と仕事の両立を支援するために設けられている休暇制度です。

法定休業

法定福利に基づく「法定休業」は、従業員に一定期間の休業を認める制度です。

休暇が1日単位で取得するものに対し、休業は週や月単位で提供される点が異なります。

育児・介護休業法では、出産前後の女性に対する「産前休業・産後休業」、子どもが1歳になるまで取得可能な「育児休業」、要介護の家族がいる場合の「介護休業」が定められています。

また、男性の育休取得を推進する取り組みとして、企業には取得状況の公表が義務付けられるなどの施策も進められている状況です。

健康保険

健康保険は「健康保険法」に基づく法定福利制度で、従業員とその扶養家族が対象です。

業務外の怪我や病気で医療費が発生した場合、保険証を提示すれば国の定めた範囲で保険給付が適用され、自己負担額を除いた費用が補填されます。

一方、業務に関連する傷病は労災保険の対象で、健康保険は適用されません。

また、保険料は企業と従業員が折半し、給与天引きで処理されるのが一般的です。

大企業は健康保険組合、中小企業は協会けんぽに加入するケースが多く、国民健康保険とは別制度です。

労災保険

労働災害補償保険(労災保険)は、労働者災害補償保険法に基づく法定福利で、業務上や通勤中の怪我や病気、死亡に対して補償を行います。

ただし、保険適用には労災として認定されることが条件で、従業員の故意による事故や服務規定違反、自然災害による被害、通勤ルートから外れた事故などは対象外です。

全従業員が対象となる一方、報酬が発生しないボランティアや短期インターンは労災の適用外で、別途保険が必要となります。

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福利厚生の導入費用

福利厚生の導入にかかる費用は、内容や企業規模によって異なります。

日本経済団体連合会の調査によれば、2019年度における企業の福利厚生費の平均は、前年度の113,556円から減少し、従業員1人あたり月108,517円と報告されています。

また、福利厚生は「法定福利」と「法定外福利」に分けられ、雇用保険や健康保険、厚生年金保険などの法定福利は企業の義務として導入しなければなりません。

一方、法定外福利には住宅手当や交通費補助、食事補助など、企業独自の支援が含まれ、従業員への魅力アピールや差別化の重要な要素となります。

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