SNSやネットコミュニティが多くの人に活用されるようになったこともあり、独自の文化や言葉がネット上で使われるケースが増えています。
本記事では、SNSを中心に聞かれることが多くなった「限界オタク」について解説しますので参考にしてください。
限界オタクとは?
限界オタク(げんかいおたく)とは、アイドルや役者、アニメ・ゲームのキャラクターといった「推し」に対する感情が限界に達してしまった状態のことを指します。限界化と呼ぶこともあります。
限界オタクは、元々ネガティブな意味で使われることが多い言葉でしたが、SNSなどの影響もあり、オタク文化が広く知れ渡ったことで、ポジティブなニュアンスを含む言葉として使用される機会が増えています。
推しが好きすぎるあまり、痛々しい言動をとってしまったときに、「限界オタクになってしまった」、「限界化している」といったような使い方をします。
限界オタクという言葉の由来
そもそも、限界オタクという言葉は、2003年頃に登場したと言われています。
匿名掲示板サイトとして有名な、「2ちゃんねる」内でオタク同士の会話で登場したと言われていますが、具体的な内容はわかっていません。
感情が昂りすぎて、痛々しい言動を発してしまい、周りから見た自分の姿があまりにも気持ち悪い、自分に対して限界を感じる、という意味から限界化という言葉が登場したと考えられています。
限界オタクという言葉の使い方・例文
限界オタクという言葉は、様々なシーンで使われるようになっていますが、自分自身の痛々しい言動を自虐する時、感情が昂りすぎている状態の2通りの意味で使われるのが一般的です。
限界オタクの使用例
- 「推しのサイン会に参加するためにCDを100枚買ってしまった限界オタクはこちらです」
- 「初めて会った人に自分の推しアイドルについて熱弁してしまった私は限界オタクです」
- 「かわいすぎる!無理死ぬ(限界オタクの鳴き声)」
- 「推しがテレビで来ていたお店で、同じ席に座れて限界オタクになりました」
限界化の使用例
- 「推しが尊くて限界化しました」
- 「こんなの限界化不可避だろ」
- 「これ見せられて限界化しないオタクおる?」
上記のような使い方をされており、他のオタク用語と合わせて組み合わせて使うケースも多いです。
限界オタクは使うタイミングに注意
限界オタクについて、意味や使い方を解説しました。
オタク用語がネットで頻繁に使われていることもあり、自分も会話の中で使ってみたいと思われた方は、意味を正しく理解して、使うタイミングを間違えないようにしましょう。
20~50代男女の約7割が「限界オタク」という言葉を知らないと回答。限界オタクの意味を正しく理解しているのは10.5%【限界オタクに関するアンケート】
調査概要
対象者:全国の20歳〜59歳の男女
サンプル数:300人
居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2023年7月7日
調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/
【質問:「限界オタク」という言葉の意味を知っていますか?】
質問に対しての回答選択肢は以下
1.知らない
2.なんとなくは知っている
3.正しく意味を理解している
20代〜50代の男女を対象とした「限界オタクという言葉の意味を知っていますか?」というアンケートで最も多かった回答は「知らない」で69.5%でした。
次いで多かったのが「なんとなくは知っている」と回答した方の20%。「正しく意味を理解している」という回答が10.5%で、「限界オタク」という言葉を知らないと回答した方は全体の約7割に及びました。
【「限界オタク」の意味を正しく理解していると回答した割合は男性のほうが高く、女性の1.6倍】
「限界オタク」の意味を正しく理解していると回答した割合を男女別でみてみますと、男性が13%、女性が8%という結果になりました。
2割近い男性の方が、「限界オタク」の意味を正しく理解していることが分かりました。
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