車好きをいつも熱くさせる光岡自動車。光岡自動車は2020年9月に初のSUV車を発表しました。手に入れたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
SUV車でも光岡自動車らしさは損なわずにクラシカルなデザイン性です。
80年代を彷彿させるアメ車の様相を呈し、内装は現代風でワクワクするデザインであることに期待が持てます。
まずは光岡自動車初のSUV車「Buddy」の動画を見てみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=xBKQCosTtpg&feature=youtu.be
いかがですか?
これまで光岡自動車はハードルが高いと感じていた方でも、「これなら運転できそうだ」と感じたはずです。
トヨタのRAV4をベースにしているため、女性やファミリー層にも喜ばれるのではないでしょうか。
あの光岡自動車が初のSUV車「バディー」を発表!値段や性能は?
9月24日バディーのティザーサイトが公開され、10月29日にはさらに詳細な外装やカラーバリエーションが発表されました。内装はまだ謎のヴェールに包まれたままです。
バディーの発売開始は2020年11月26日を予定しています。現在発表されているスペックや価格予想について紹介していきましょう。
発売日:2020年11月26日
価格予想:ガソリン車400万円〜/ハイブリッド車450万円〜
ベース:トヨタRAV4
バディーはネット上でもたちまち話題になりました。いくつかご紹介します
光岡自動車から
— KANO (@asshole2500) November 1, 2020
出るバディーて車ゴリかっこいい
80年代のアメ車と現代のSUVを
ニコイチさせた感じする pic.twitter.com/arrQu6qmuD
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このようにネット上でもバディーを称賛する声、欲しいと訴える声が続々と寄せられています。
日本車のデザインでは満足できない車好きやクラシックカー好き、性能を求める方の興味関心を惹く結果に。日本の安全性と外車風のデザインが兼ね備えられているのが光岡自動車のバディーということです。
コンセプトは「さぁ、行こうぜ相棒」というもので、これまでの車マニアだけではなく、もっと幅広い層から光岡自動車が愛されて欲しいという思いが込められているのではないでしょうか。気がついたらいつでも相棒(バディー)がそばにいるということが願いです。
これまでの光岡自動車の車種やデザイン
そもそもこれまでにも魅力的な車を排出してきた光岡自動車。バディーに辿り着くまでの、これまでの人気車についても見ていきましょう。
オロチやロックスター、ビュートにリューギなどの車がありますが、ネーミングセンスも光っています。
オロチ
光岡自動車が強烈な印象を与えた車が「オロチ」です。
スポーティー且つ洗練されたデザインで当初は一般販売は予定していませんでした。
しかし、あまりにも反響が大きく2006年から2014年まで販売されることとなりました。東京モーターショーで人気を博し、光岡自動車を有名にした車種といっても過言ではありません。
販売当初の価格は1,100万円。現在も中古車として1,000万円前後で販売。マニアは今でもオロチを愛し、価値が下がっていないことがわかります。
ヒミコ
「宝石すら嫉妬する」のコンセプトそのままのロングノーズ&ショートデッキデザインの車が「ヒミコ」です。
2シーターのオープンカーで女性にも人気が高い車。
美しいフォルムで光岡自動車が生産した車の中でも人気があります。2008年に発売開始し、今でも現役で販売中。販売価格は5,160,100円からです。
格好可愛いという言葉がとても似合う車ですので気になった方は今からでも新車を手に入れてみてはいかがでしょうか。
そもそも光岡自動車ってどんな会社?
光岡自動車はそもそもどんな会社なの?という方に向けてこれまでの歴史を振り返ってみましょう。
光岡自動車の創業者は現光岡自動車の会長である光岡進氏です。
光岡氏は1968年に日野自動車から独立し光岡自動車工業を設立しました。当時は自動車板金工場としてスタート。徐々に中古車販売などを手がけ、1979年に現在の株式会社光岡自動車を設立したのです。
翌年にはオリジナルカーであるBUBUシャトル50の販売を開始。
BUBUシャトル50は見た目がオリジナルティーに溢れ、50ccの原付の免許で公道を走ることができました。
ですが、法改正により普通免許が必要になってしまい原付免許では公道を走ることができなくなってしまったのです。
BUBUシャトル50の売り上げは激減し、一時期工場を閉鎖するに至りました。
そんな中、アメリカのクラシックカーに興味を持った光岡氏はそのクラシカルな車に憧れを抱き、1989年にBUBUクラシックSSKを販売開始。
BUBUクラシックSSKはメルセデスベンツのレプリカカーです。当然車を愛する日本人にはウケが良く光岡自動車は再起を図るに至りました。
その後もアメリカンテイストのクラシックカーのレプリカカーを続々と発表し、1996年には日本で10番目になる自動車メーカーとして正式に認められることになりました。
その後2006年には、自社製オリジナルフレームの「オロチ」を発表し、日本中に「光岡自動車」の名前を轟かせたのです。「オロチ」で車好きの心を掴み今に至ります。
そして、2020年満を持して初のSUV車であるバディーを発表。今後はファミリー層にもアプローチをかけていきます。
光岡自動車の魅力はなんといっても、そのフレームの奇抜さとクラシカルさです。デザイナーのセンスと車マニアを唸らせる性能も魅力。
光岡自動車は車を愛する光岡氏の魂とデザイナーを中心としたスタッフのセンスがウケているといっていいでしょう。
光岡自動車の奇抜なデザインを担当した鬼才を紹介
光岡自動車といえば、ボディーの格好よさが何よりもの特徴です。光岡自動車を支えるデザイナーをご紹介します。
ロックスター、オロチのデザイナー青木孝憲氏
光岡自動車を支える鬼才のデザイナーは青木孝憲氏です。ロックスターやオロチなどを手がけたデザイナー。
彼は、子どもの頃からカーデザイナーに憧れ、専門学校卒業後、大手のカーメーカーに就活するも全て落ちてしまいます。
やけっぱちで光岡自動車に電話をかけ「とにかく車が好きなんです」と訴えたところ、現会長の光岡氏に拾ってもらえたという逸話も。
彼の不屈の精神とロック魂は恐らく大手の自動車メーカーでは認められず本領を発揮できなかったことでしょう。
青木氏の心には「今自分が乗りたい車」があり、ダークヒーローに憧れる青木氏には誰にでもウケる車ではなく、本当に車を愛する人にウケればいいという思いがあります。
その結果オロチやロックスターなどのダークヒーローのような車をデザインできたのでしょう。
青木氏の車に対する情熱が光岡氏のマインドに刺さったのです。
今の光岡自動車は青木氏なくしては成り立ってはいません。まさに光岡氏と青木氏は運命の出会いだったのでしょう。
ヒミコのデザイナー渡辺清和氏
渡辺氏は、企画開発課のデザイナーとして2代目ヒミコのデザインを手がけたデザイナーです。
渡辺氏は青木氏の元、「誰も乗っていない車」「デザインが際立っていること」をコンセプトに2代目ヒミコのデザインに臨みました。
そして一番のこだわりは自分好みの車であること。自分が乗りたい車をイメージしてデザインしたという秘話があります。
光岡自動車のデザイナーらしいコンセプトで興味深いです。光岡自動車はこのように個性的なデザイナーに支えられて素敵なデザインセンスの車を世に排出し、車好きを虜にしています。
光岡自動車には今度も期待が高まる!
光岡自動車は2020年に初のSUVを発表しました。
これまでも車界を常に賑わわせている光岡自動車の次なる目標も気になるところ。
SUVの次はどのような車を発表するのか期待が高まるばかりです。次もクラシカルで奇抜なデザインの車を発表することに期待しましょう。