新収益化プログラム「Creativity Program Beta」を導入
TikTokは、2023年8月に、新たな収益化プログラムである「Creativity Program Beta」を日本で公開しました。
TikTokでは、これまでに「サブスク限定動画」、「Series」といった収益化方法がありましたが、「Creativity Program Beta」はこれらに次ぐ収益化方法となります。日本以外に、ブラジル、フランス、韓国、米国でも展開されています。
Creativity Program Betaが導入されたことで、一定の条件を満たしたクリエイターは、投稿した動画を通して収益を受け取ることができるようになります。
Creativity Program Betaの参加条件としては、18際以上で、フォロワー数10,000人以上かつ過去30日間の動画視聴数が100,000回以上あること、また、コミュニティガイドラインを遵守した上でクリエイティブな動画投稿をしているユーザーであることと定められています。
Creativity Program Betaで報酬を得るためには、1分以上のハイクオリティなオリジナル動画コンテンツを作成して投稿する必要があります。
クリエイターは、ダッシュボードにアクセスし、動画が要件を満たしているか、推定獲得報酬額、動画のパフォーマンス指標やインサイトを確認することが可能です。
速報!TikTokで新広告方式「Pulse」が導入
TikTokは2022年5月4日に、クリエイターに対して収益を分配する新広告プログラム「Pulse」を発表しました。
従来のTikTokの広告方式では外部の広告スポンサーが費用を払って出稿する「TikTok Ads」が展開されていましたが、今回発表されたTikTok PulseではTikTok側とインフルエンサー、著名人、パブリッシャーが広告収入の50%ずつを共有することができます。
Pulseが適用されるカテゴリーとしては、最新のビューティーハックなどをはじめとした美容、スタイリングヒントなどのファンション関連、料理、ゲームなど12のカテゴリーで提供されます。
Pulseが適用されるにはクリエイターの動画に続いて広告が再生されることが条件となります。
TikTok側の発表では、Pulseは最もプレミアムなコンテンツをキュレーション、現在のプラットフォーム上で閲覧することができる全ビデオの上位4%に入ると言われています。
Pulseと同様の広告分配方式はInstagramでも採用されており、こちらはクリエイター側に55%の収益が入る方式です。
Pulseを利用する条件としては最低でも10万人のフォロワーが必要と言われており、アメリカでは2022年6月からサービス開始と言われています。日本での導入も時間の問題と言えるでしょう。
今回の新広告方式によって、TikTokが抱えるインフルエンサーが別プラットフォームへ移ってしまうケースを抑止する効果があると見られ、日本でもTikTokの熱がさらに盛り上がることが予想されます。
YouTubeがショート動画のクリエイター収益化を支援
2022年9月20日、YouTubeはクリエイター収益化のための「パートナープログラム」の拡大の一環として、ショート動画(Shorts)に特化したクリエイター支援の強化を発表しています。
ショート動画自体は2021年5月から提供開始されており、登場した当時はTikTokへの対抗策として注目されました。
実際にYouTubeのトップ画面を開いてみると、視聴履歴に応じたおすすめ動画が最上部に表示され、その下にショート動画の項目が表示されるようになっています。
YouTubeでのショート動画の1日あたりの視聴回数は300億回以上、月間ログインユーザー数は15億人を突破しているほどの成長率です。
パートナープログラムに申請するためには、「チャンネル登録者数1,000人以上」「直近90日間のショート動画の視聴回数が1,000万回以上」などの条件を満たす必要があります。
一般の動画クリエイターの場合は「有効な公開動画の総再生時間が4,000時間以上」という条件があり、パートナープログラムに申請するために時間がかかりましたが、ショート動画のクリエイターであればハードルが低くなっています。
ショート動画クリエイター向けのパートナープログラム申請は2023年から開始予定です。
TikTokの具体的な収益化方法は主に4つ
投げ銭 (TikTok LIVE ギフティング)
2021年3月から日本でも実装されたTikTokの投げ銭機能「TikTok LIVE Gifting(ギフティング)」でも収益を得ることができます。
日本のユーザーからだけでなく、海外ユーザーからもギフトという投げ銭を受け取ることができるため、配信の影響力によってはこちらも大きな収入源となるでしょう。
ただし、ギフトを受け取る側も送る側も20歳未満は利用することができないため注意が必要です。
受け取ったギフトはPayPalアカウントと連携しておくことでPayPal経由で銀行口座に振り込まれます。
実際に、どれくらいの人たちがTikTokで投げ銭をしているのかアンケート調査を実施しましたので、こちらをご参照ください。
企業案件
一定数以上、例えば1,000人以上のフォロワーがいる場合や、特定の分野においてTikTokユーザーから爆発的な支持を得ているTikTokerの場合、企業側からインフルエンサーとして仕事を依頼されることもあります。
企業側は化粧品や食品など自社のサービスを動画内で紹介してもらったり、タグチャレンジ広告に人気TikTokerを起用することで高い広告効果が期待できます。
芸能事務所などに所属している場合は手数料が引かれるケースが一般的ですが、どこにも所属していない個人のTikTokerの場合はまとまった報酬を受け取ることができるため、求められる条件は厳しいですが案件を獲得できると大きな収入源となります。
YouTube等の他プラットフォームへの誘導による収益化(アフィリエイト等)
TikTok以外の外部ツール、例えばYouTubeのチャンネルへユーザーを誘導することで広告収入を得るという方法もあります。
自身のブログやYouTubeアカウントへのリンクを、TikTokアカウントのプロフィールページに記載をすることで、そちらへの誘導、収益化を図る方法です。
その際、自身のブログやYouTubeアカウント上でアフェリエイトサービスを利用して、商品を紹介すること等で成果報酬を受け取ることができるため、ある程度の量のユーザーをTikTokから他のプラットフォームへ誘導することができれば、そちらでの収益化が見込めます。
自分の商品を宣伝して販売
自分が所有している商品をTikTokで宣伝して販売、収益につなげるという方法もあります。
いわゆるP2C(Person to Consumer)と呼ばれるビジネスモデルですが、TikTokで自分の商品を宣伝すれば、広告費をかけずに販促することが可能となり、Web広告や新聞・雑誌に出稿するコストもカットできます。
アフィリエイトと混同する方もいらっしゃいますが、P2Cは販売した利益が全て自分のものとなります。
顧客が一般人であるビジネスにおいて活用されているケースが多いP2Cですが、TikTokの活用でさらに取り入れられる可能性があります。
TikTok収益化の基準は?
TikTokの収益化について、2021年5月現在では明確な基準が公開されていませんが、YouTubeなどの有名配信ツールから収益化基準を推察してみることはできます。
YouTubeの場合、以下の条件が挙げられています。
- 直近12ヶ月の総再生時間が4,000時間以上
- チャンネル登録者数が1,000人以上
- 18歳以上であること
- 広告掲載に適したコンテンツであること
上記以外にも高評価の数やコメントも審査の対象になるという話もありますが、明確な条件は上記の通りとなります。
YouTubeの収益化基準から考えられるTikTokの収益化に必要な条件は以下のものとなる可能性が高いです。
- フォロワー数
- 総再生回数
- 総コメント数
- 総いいね数
平均のコメント数やいいね数も対象となる可能性はありますが、収益化基準の可能性が高い項目として上記の通りとなります。
TikTokで収益を出すために必要なフォロワー獲得の方法
TikTokで収益を生み出すためには当然ながらフォロワーを増やす必要があります。ですが、ただ闇雲に動画をアップロードしてもフォロワーは増えません。フォロワー獲得には以下のポイントを理解して動画を投稿すると良いでしょう。
独自性のあるコンテンツを作成する
TikTokで人気の動画は、視聴者が繰り返し見たくなるような面白い動画です。
面白いコンテンツは日常にあるモノや、ちょっとした小ネタを使ったものでも十分に再生数がでているものもあるため、必ずしも高い機材を揃える必要はありません。
人気の動画をチェックして、どんな動画が人気があるのかをリサーチすることが重要でしょう。
ただ、肝心なのは面白い動画のポイントを抑えつつも独自性のあるコンテンツを出して、パクリ·真似と言われてしまわないような動画にする必要があります。
一貫性のある動画を投稿する
さまざまなジャンルの動画を投稿して人気を集めているTikTokerもいますが、基本的にはブランディングの意味も込めて一貫性した動画を投稿していくことが重要です。
同じテーマの動画を投稿し続けることで、そのジャンルにおいて認知度があがり自ずとフォロワーも増えます。
また、動画を投稿する時間帯にも一貫性を持たせることでフォロワーが動画通知をみなくても時間になったら動画がアップロードされているか確認してくれるようになりますし、ブランディングという意味でも効果があります。
適切なハッシュタグを活用する
TikTokに限らず、SNSにおいて多くの人に閲覧して欲しい場合はハッシュタグを利用すると効果的です。
適切なハッシュタグをつけて動画を投稿することで、そのジャンルに興味を持っている視聴者に検索してもらいやすくなるため、投稿する動画にはできるだけハッシュタグをつけるようにしましょう。
コラボ動画を配信する
効果的かつ効率的にフォロワーを増やす手段として、他の配信者とのコラボ動画を配信するという方法があります。
しかし、いきなりフォロワー数の多い配信者にコラボして欲しいとお願いしても基本的には断られてしまうケースがほとんどでしょう。
まずは、自分がその配信者のフォロワーとなりその人の動画をよく研究したり、視聴者同士で交流をしてみることで新たなフォロワー獲得のためのヒントが得られる場合や、コラボ動画の作成につながる可能性が高まります。
世界トップのTikTokerのフォロワー数や収益化の方法は?
Addison Rae Easterling(アディソン·レイ·イースターリング)
フォロワー数:約6,460万人
推定年間収益:5億円
ダンス動画で一躍トップTikTokerの仲間入りを果たしたアディソン·レイ·イースターリング。
自身のコスメブランドの設立、時計やスポーツブランドとのスポンサーコンテンツなど、世界で最も成功しているTikTokerの1人です。
Charli D’Amelio(チャーリ·ダミリオ)
フォロワー数:約9,260万人
推定年収:4億円
簡単にマネができるのにカッコいい、そんなダンスの振り付けが人気を呼び、一気にトップランカーへの階段を駆け上がったのがチャーリ·ダミリオです。
プラダの秋冬コレクションに招待されたり、スーパーボール(アメリカンフットボール最高の大会)のコマーシャルへ出演したり、幅広い活躍をしています。
Josh Richards(ジョシュ·リチャーズ)
フォロワー数:2,240万人
推定年収:1.5億円
端正なルックス、歌·ダンスに加え、口パク動画がきっかけで、一躍スターとなりました。
大手スポーツメーカーとのパートナー契約や、レコード会社との契約など、枠に捕らわれない活躍を行っているTikTokerの1人です。
日本トップのTikTokerのフォロワー数、収益化の方法は?
Junya/じゅんや
フォロワー数:3,710万人
推定年収:不明
2020年から体を張ったチャレンジ動画の投稿を行い、世界中から多くのフォロワーを獲得しているのがJunya/じゅんやです。
2021年8月時点で日本国内におけるTikTokのフォロワー数1位を獲得しており、現在はYouTubeにも進出しており、チャンネル登録者数は900万人を突破しています。
michaeljackton.official
フォロワー数:910万人
推定年収:不明
世界的な音楽スター「マイケルジャクソン」の魂を受け継ぐTikTokerとして2019年から活動しているMichael Jackton (マイケル·ジャクトン)はフォロワー数900万人を突破している人気TikTokerです。
マイケルジャクソン10回忌のタイミングで撮影した動画は5,510万回以上も再生されており、現在はTikTok以外にもTVや各種イベントでも活躍しています。
景井 ひな
フォロワー数:480万人
推定年収:不明
2019年3月からTikTokに登録して以来、圧倒的なスピードでフォロワー数を増やし、日本国内を代表するTikTokerとなったのが景井ひな。
大手芸能事務所からのオファーや、TikTokのCM出演、アパレルブランドとのコラボやモデルとしての活動など、活躍の幅を広げ始めている1人です。
柴犬コマリ
フォロワー数:590万人
推定年収:不明
海外からも人気の高い柴犬も、日本を代表する立派なTikTokerの1人(1匹?)です。
苦手な物を食べて悲しそうな表情をしたり、流行りの動画にチャンレジしたりと、毎日投稿される動画には思わず見入ってしまうほど癒されます。
Hinata
フォロワー数:283万人
推定年収:不明
13歳という年齢で、口パク動画やダンスでトップTikTokerの仲間入りを果たした現役女子中学がHinataです。
芸能事務所に所属しながらTikTokerとして動画の投稿を続け、ドラマ出演やスタイルブックの発売など、今後もさらに活躍が期待されている女性の1人です。
収益化が実装された時のためにやっておくべきこと3選
動画をたくさんあげる
動画のアップ数を上げることでより多くのフォロワーを獲得する機会が増えるだけでなく、内容が良い配信ができればいいねの獲得数も増えます。
総再生回数や総再生時間も増え、収益化の審査が始まった時に審査に通りやすくなるため、この作業は欠かせません。
自分を知ってもらう動画を投稿する
自分の人物像やどんな動画投稿をするのかをユーザーに知ってもらえれば、ファン獲得にもつながりやすく、ギフトを送ってもらう機会も増えます。
しっかりとテーマを設定して、日常形の配信を行うのか、可愛い系の配信を行うのかなど一貫したテーマを決めて配信を行うことで、熱心なファンも獲得しやすく、継続的ないいねの獲得にもつながるため、テーマに沿って動画を配信することは重要と言えます。
アカウントの分析を欠かさない
TikTokでは、自分のアカウントを「プロアカウント」に切り替えることでインサイト分析を行うことができます。
プロアカウントへの切り替えは、アカウント管理から変更してカテゴリーを選択、電話番号認証を行うだけなので特別難しい作業はありません。月額料金も発生しません。
インサイト分析では投稿ごとやアカウントの詳細な分析結果を閲覧することができます。
自分の動画やフォロワー、コンテンツなどについての詳細なアナリティクスを閲覧してまとめておけば、バズりやすい動画、いいねがつきやすい動画の傾向がわかるようになり、闇雲に配信を行うより効率的にフォロワー、ファンを増やして収益化を実現することが可能となります。
【TikTok買いに関するアンケート】18歳〜19歳女性の約15%がTikTokで見つけた・見かけた商品を買ったことがあると回答
【質問:tiktokで見つけた・見かけた商品を買ったことはありますか?】
質問に対しての回答選択肢は以下
1.Tiktokを利用していない
2.Tiktokを利用しているが、商品を買ったことはない
3.Tiktokを利用していて、商品を買ったことはある
10代〜20代の男女を対象とした「tiktokで見つけた・見かけた商品を買ったことはありますか?」というアンケートで最も多かった回答は「Tiktokを利用していない」で50%でした。
次いで多かったのが「Tiktokを利用しているが、商品を買ったことはない」と回答した方の41.33%。「Tiktokを利用していて、商品を買ったことはある」という回答が8.67%で、TikTokで見つけた・見かけた商品を買ったことがあると回答した方は全体の約9%でした。
【18歳〜19歳女性の約15%がTikTokで見つけた・見かけた商品を買ったことがあると回答】
TikTokで見つけた・見かけた商品を買ったことがあると回答した割合を年代×男女別でみてみますと、10代(18歳〜25歳)女性が最も高く14.67%、次いで20代(20歳〜25歳)女性の10.67%、10代男性は最も低い4%にとどまりました。
実に18歳~19歳女性の約15%が、TikTokで見つけた・見かけた商品を買った経験があることが分かりました。
【TikTokで見つけた・見かけた商品を買ったことがあると回答した割合は男性よりも女性の方が多く その差約3倍】
TikTokで見つけた・見かけた商品を買ったことがあると回答した割合を男女別でみてみますと、男性は4.67%に対し、女性は12.67%という結果になりました。
女性のほうがTikTokに関心が高い方が多く、男性の約3倍もの方がTikTokで見つけた・見かけた商品を買った経験があることが分かりました。
【独自アンケート調査】20代男性の14%がTiKTok LIVEでの投げ銭経験あり、3万円以上の高額投げ銭経験は5%
【質問:TikTok LIVEに投げ銭機能があることを知っていますか?】
20代〜30代の男女を対象とした「TikTok LIVEの投げ銭機能を知っているか?」というアンケートで最も多かった回答は「知らない」で59.5%でした。
投げ銭機能を利用したことがあると回答した方の合計は8.75%となっており、およそ1割が投げ銭機能を利用したことがあるということが今回のアンケートでわかりました。
20代男性の14%がTikTok LVEでの投げ銭経験あり、3万円以上の高額投げ銭経験は5%
「TikTok LIVEの投げ銭機能を利用したことがある」と回答した方を性別で比較してみると、20代男性が最も割合が高く14%でした。
2番目に割合が高かったのは30代男性で8%と、いずれも男性の方が投げ銭機能を利用した経験があることがわかりました。
YouTubeのスーパーチャットにおいても女性より男性の方が利用している割合が高く、TikTokにおいても同様のことが言えると推察されます。
また、3万円以上の高額投げ銭については20代の男女がともに5%と最も高くなっています。
TikTok LIVEとは
TikTok LIVEとは、TikTokに実装されているライブ配信機能で、視聴者はYouTubeでいうところのスーパーチャットのような投げ銭機能が利用できます。
他の配信ツールと違い、収益化の機能が少ないTikTokにおいて数少ない収益化ができる機能となっています。
TikTok LIVEは2021年9月現在、全てのユーザーが使える機能ではなく一部の条件を満たしたユーザーのみが使える機能となっています。
女性より男性の方がTikTok LIVEへの投げ銭経験が多くその差約1.7倍
「TikTok LIVEの投げ銭機能を利用したことがある」と回答した方を性別で比較すると、男性が11%だったのに対して、女性は6.5%と男性の方がおよそ1.7倍多いことがわかりました。
未婚世帯より既婚世帯の方が約1.8倍、TikTok LIVEでの投げ銭経験が多い
TikTok LIVEの投げ銭機能を利用したことがあると回答した方を未婚世帯と既婚世帯で比較すると、未婚の方が6.78%だったのに対して既婚の方が12.08%とおよそ1.8倍既婚の方の方が投げ銭機能の利用経験が多いことがわかりました。
TikTokに動画系SNSのような収益化の仕組みは実装されたばかり?
他の動画系SNSのように広告や投げ銭で収益化する仕組みは、2021年3月に日本版TikTokでは実装されたばかりです。なので、どの程度稼げるかは未知数と言えます。
今まではTikTok単体で稼ぐ方法は存在せず、配信者がYouTubeやブログへの導入手法として使うことが一般的でした。
TikTokは短い時間で、多くの人に見てもらうことができるので「さらに詳しく知りたい方はこちら」と、配信者に興味をもったユーザーを誘導することで、収益に結び付けることが可能です。
TikTokの今後は?
一時期、アメリカではTikTokの配信が禁止される、という話も浮上していました。
しかし、これは中国企業の裁判所への訴えによって差し止められ、当面の間は配信が継続となりました。
今後もアメリカを始めとする国際情勢によって、どのような影響を受けるか、予断を許さない状況です。
一方で、ハッシュタグチャレンジを始めとするTikTok独自の文化を、プロモーションに活用する企業も出始めています。
また、海外ではライブ配信中に、課金アイテムによる投げ銭機能なども実装予定とのこと。
さらに「ポケット」と呼ばれる収益化の仕組み自体は、すでに実装されています。
これらを合わせて、TikTokによる収益化を考えるのであれば、ライブ配信による投げ銭の獲得+企業PR案件の獲得+YouTubeなどの他のSNSとの連携が必要になりそうです。
さらに日本のTikTokerで特徴的なのが、芸能事務所への所属です。
芸能人を目指す、新たな手段としてTikTokを活用する方法もあるかもしれません。
今後TikTokに参入してくる企業が増えてくれば、TikTokerの需要はますます高まってきます。
登録者数や再生回数にもよりますが、企業案件では1本あたり数百万円の金額が動くことも。
TikTokによる収益化を考えるのであれば、ぜひ視野に入れておきたいところ。
国内TikTokerの収入は発表されていませんが、芸能事務所への所属やメディア露出、それをきっかけにしたドラマ出演やCMへの起用など、決して少なくない金額が動いています。
今後は、TikTokも若年層だけではなく中高年にも広がり、さらなる盛り上がりが期待されています。
【独自調査:ライバーに関するアンケート】
【質問:ライバー(YouTubeLiveやインスタLiveなど、Live配信で収益を得ること)になることへの関心はありますか?】
10代〜20代の女性を対象とした「ライバー(YouTubeLiveやインスタLiveなど、Live配信で収益を得ること)になることへの関心はありますか?」というアンケートで最も多かった回答は「なりたくない」で68.33%でした。
「漠然となりたいと思っている」と回答した方は24.33%で、「なりたいと思っていて具体的に努力・行動をしている(実際にLIVE配信をしている)」と回答した方は3.33%という結果になりました。
10代20代女性の30%以上がライバーになりたい・すでにLIVE配信で収益を得ていると回答したことが分かりました。
【ライバーになりたいと思って具体的に行動している20代は10代に比べて4倍】
ライバーになりたいと思って具体的に行動していると回答した割合は、10代女性で1.33%、20代女性で5.33%という結果になりました。
ライブ配信をするには、機材も含めてそれなりの準備が必要になってくるため、配信に関する知識や環境が整いやすい20代が4倍ほど多くなるといった結果になったと推測されます。
ライバーとは?
ネット上でライブ配信アプリやサイトを用いてライブ配信を行う配信者のことを指します。ライブ配信といってもさまざまなジャンルがあり、雑談をメインとした配信をしているライバーや歌ってみた・踊ってみたを配信しているライバー、ゲーム配信をメインとしているライバーもいます。
ライブ配信は、それぞれの得意分野や特技を活かすことでリスナー(視聴者)を楽しませる配信を行っています。
また、ライブ配信は誰でも始めやすく、お金を稼ぐことも可能です。
そして、その中でもトップに君臨しているライバーはライブ配信だけで生計を立てている人が多くいます。
【主要都市の中でライバーになりたい・ライバーとして収益を得ていると回答した割合が最も多いのは東京都で38.73%】
ライバーになりたい・ライバーとして収益を得ていると回答した主要都市別の割合では、東京都が最も多く38.73%、次いで愛知県が31.08%、宮城県が5.26%と最も少ない結果となりました。
首都圏を中心に、今後もますますライバーとして活動する方が増えていくと推察されます。
10代20代でTikTokに投稿したことがあると回答した割合が23%【TikTokの投稿経験に関するアンケート】
【質問:TikTokに投稿したことはありますか?】
質問に対しての回答選択肢は以下
1.全くない
2.過去に投稿したことがある
3.月1ぐらいで投稿している
4.週1ぐらいで投稿している
5.ほぼ毎日投稿している
10代〜20代の男女を対象とした「TikTokに投稿したことはありますか?」というアンケートで最も多かった回答は「全くない」で77%でした。
次いで多かったのが「過去に投稿したことがある」と回答した方の12%。「TikTokに1度でも投稿したことがある」という方は合計で23%に及びました。
【男性よりも女性の方が、TikTokの投稿をしたことがあると回答した割合が高い】
TikTokに投稿したことがあると回答した方の割合を性別で比較すると、男性が18%だったのに対し、女性が28%という結果でした。
TikTokのユーザーは全体で見ると男性の方が多いのですが、若年層にフォーカスすると女性のユーザーが多いことがわかります。
【ほぼ毎日、TikTokの投稿をしていると回答した割合は、10代2%、20代で6%】
「ほぼ毎日TikTokの投稿をしている」と回答した方を年代で比較すると、10代が2%、20代が6%という結果になりました。
週に1回〜月に1回の頻度で投稿しているという方でも10代より20代の方が割合が高いことがわかります。
10代の男女の10%がTikTokerに絶対になりたいと回答【TikTokerに関するアンケート】
調査概要
対象者:全国の15歳〜19歳の男女
サンプル数:300人
居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2022年5月16日
調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/
【質問:将来的にTikToker(専業でTikTokで収益を得る人)になりたいと思いますか?】
質問に対しての回答選択肢は以下
1.なりたいと思わない
2.できればなりたいと思っている
3.絶対になりたいと思っている
4.絶対になりたいと思っていて、実際に行動している
10代の男女を対象とした「将来的にTikToker(専業でTikTokで収益を得る人)になりたいと思いますか?」というアンケートで最も多かった回答は「なりたいと思わない」で82%でした。
次いで多かったのが「できればなりたいと思っている」と回答した方の9%。「絶対になりたいと思っていて、実際に行動している」と回答した方が6%、「絶対になりたいと思っている」と回答した方が3%で、絶対にTikTokerになりたいと思っている方は全体の1割弱ほどいることが分かりました。
【絶対にTikTokerになりたいと思っているのは男性のほうが多く、女性の2倍】
絶対にTikTokerになりたいと思っていると回答した割合を男女別でみてみますと、男性が4%、女性が2%という結果になりました。
10代男性のおよそ4%の方が、絶対にTikTokerになりたいと思っており、10代女性の2倍もいることが分かりました。
【主要都市の中で絶対にTikTokerになりたいと思っていると回答した割合が最も多いのは大阪府で16.67%】
絶対にTikTokerになりたいと思っていると回答した割合を主要都市別でみてみますと、大阪府が最も多く16.67%、次いで福岡県の15.38%、東京都は3.33%にとどまりました。
大阪府在住のおよそ2割の10代の方が、絶対にTikTokerになりたいと思っていることが分かりました。
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