視聴率とは?計算方法や調べ方をわかりやすく解説

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ワールドカップやWBCなど、世界的なイベントがテレビで放送されると、視聴率をどれだけ獲得したのかが話題となりますが、そもそも、この視聴率はどうやって調べているのか、知らないという方も意外と多いのではないでしょうか。

本記事では、視聴率について解説しますので、参考にしてください。

視聴率とは?

視聴率とは、テレビ番組やCMの放送時間にどのくらいの人・世帯が見ていたかを表す指標のことを意味します。

多くのテレビ局がビデオリサーチ社という調査会社の視聴率データを活用しており、この視聴率データは2種類に分けられます。

世帯視聴率は、調査エリア内でテレビを所有している世帯のうち、何世帯がテレビをつけていたのかを示し、個人視聴率は、誰がどのくらいのテレビを観ていたかを表します。

一般的に言う視聴率は、リアルタイムの世帯視聴率を指すことが多く、さらに視聴率を細分化すると、60秒ごとの視聴率を平均化した、平均視聴率や瞬間最高視聴率などがあります。

視聴率の調べ方

現在、日本のテレビ放送エリアごとにビデオリサーチ社が視聴率調査を実施しており、エリア内のテレビ所有世帯からランダムに調査対象を選び、そのテレビ視聴状況を調査、視聴率を計算しています。

視聴率は、1分または5分単位で計測、これを番組の放送枠で再集計し、番組ごとの平均視聴率を求めます。

ピープルメーター(PM)という専用機器を世帯内のテレビに取り付け、テレビの稼働状況を自動で計測、このデータをベースに世帯視聴率を計算、さらに、専用ボタンをPM設置世帯の各人に押してもらうことで、誰がいつどのチャンネルを見たかも記録できるため、個人視聴率も調べることができます。

視聴率の計算方法

世帯視聴率の計算方法は、テレビを所有している世帯のうち、何世帯が視聴をしていたで計算します。

例えば、「6世帯中3世帯が見ていた」場合は、3÷6=50%となります。

個人視聴率は、調査対象エリア内に住んでいる4歳以上の方を母数とし、その中でどれくらいの人がテレビを観ていたかを計算します。

例えば、5世帯の中で4歳以上の人が15人いて、その中で5人がテレビを見ていた場合は、5÷15≒33.3%となります。

視聴率はあくまで指標

視聴率について解説しました。

視聴率は、あくまで指標であって、番組内容の質や価値を数値化したものではありません。

正しい意味を理解して、テレビを楽しみましょう。

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