セクシャルハラスメント(セクハラ)や、パワーハラスメント(パワハラ)といった様々なハラスメントが注目されるようになりました。
本記事では、そんなハラスメントの中から「モラハラ」について解説しますので参考にしてください。
モラハラとは?
モラハラ(モラルハラスメント)とは、倫理や道徳に反した言葉や態度で、相手に精神的苦痛を与え、追い詰める行為を指します。
心に働きかける嫌がらせという特徴から、精神的DVと呼ばれることもあります。
肉体的な暴力を振るうDVなどと異なり、精神的に追い詰めることから周囲に気づかれにくく、加害者だけでなく、モラハラを受けている本人でさえ、モラハラだと認識しておらず、一人で抱え込んでしまうこともあるため、大きなストレスを感じているケースも見られます。
モラハラに該当する事例
モラハラに該当する例としては、以下の行為が挙げられます。
無視をする
例えば、社内で挨拶をしても無視する、用事があって話かけても無視をするといった行為はモラハラに該当します。
相手を精神的に追い詰める行為がモラハラに該当するため、嫌味や陰口を言う行為、本人が嫌がるあだ名をつける、といった行為もモラハラになります。
集団から切り離す
特定の人だけを集団から切り離し、仲間はずれにする行為はモラハラに該当します。
具体的には、会議や行事、ランチなどに特定の人だけを誘わないといった行為が挙げられます。
モラハラ加害者に共通する特徴
自己中心的な性格
モラハラ加害者の多くが自己中心的な性格をしており、自分を中心に考える傾向にあります。
自分の思い通りに物事を進めたいため、思った通りにならないと、激昂したり、相手に責任を押し付けたりすることがあり、モアハラ行為を働いてしまうのです。
嘘をつく
モラハラ加害者は、嘘をつくことに抵抗がありません。
わかりやすい嘘をつくこともあれば、巧妙な嘘をつく場合もあります。
モラハラにはしっかりと対応していくことが重要
モラハラについて解説しました。
モラハラは、表面的な被害が表れにくいこともあり、被害を訴えることが難しい特徴があります。
モラハラの証拠をしっかりと集め、専門家に相談するなど、適切な対応を心がけましょう。