組織構造が複雑な企業や、頻繁に組織編成が変わる企業などでは、柔軟なワークフローの設計が難しいという課題が聞かれます。
AgileWorksは、組織改編や業務変更に強いワークフローシステムとして注目されています。
本記事では、AgileWorksの特徴や料金、おすすめのポイントなどを紹介しますので、サービス選定の参考にしてください。
AgileWorksとは
AgileWorksとは、株式会社エイトレッドが開発・提供しているワークフローシステムです。
組織改編や人事異動が多い中堅・大企業でも、柔軟に設計ができる点が強みで、急な業務変更にも対応できる標準機能を搭載しています。
基幹システムやグループウェアとのスムーズな連携が可能なだけでなく、リプレイスの対応実績も多数あります。
シリーズ累計導入社数は、5,000社を突破しており、幅広い規模、業界の企業に導入されています。
インフラ管理不要のクラウド版が選択可能に

長らくオンプレミス(パッケージ版)を主力としてきたAgileWorksですが、2024年よりSaaS型の「AgileWorks Cloud」が正式にラインナップに加わりました。
これにより、自社でのサーバー構築やメンテナンスが不要となり、初期費用を抑えてスピーディーに導入することが可能です。
クラウド版であっても、AgileWorks最大の特徴である「組織改編への強さ」や「高度なフォーム設計」はそのまま利用できます。
特に、従業員数が500名〜5,000名規模の企業においては、インフラ運用の手間を削減しつつ、大企業向けの高度なガバナンス機能を月額利用できるため、非常に合理的な選択肢となります。
AgileWorksについてのQ&A
Q:AgileWorksの料金プランや初期費用は?
A:【クラウド版】初期費用は0円、月額料金は1社あたり月々300,000円〜(税別)です。 【パッケージ版】初期費用(ライセンス費)は240万円〜(税別)、別途年間保守費が必要です。
※2025年6月時点。実際の詳しい料金等については公式へお問い合わせください。
Q:AgileWorksのお試しプランや最低利用期間は?
A:最低利用期間は要問い合わせです。お試しプランについては公式へお問い合わせください。
Q:AgileWorksの主な評判や口コミは?
A:「手軽にワークフローが作成できる」「複数ファイルのアップデートが可能」等の好意的な評判が多いです。
AgileWorksのおすすめポイント
操作性に優れたインターフェースで設計
AgileWorksは、従来の紙のようなフォームをノーコードで作成できる「X-WebForm for Agile」という機能が搭載されています。
マウス操作で入力フィールドを配置することができ、プロパティから入力補助の設定もできます。
プレビュー機能が搭載されており、その場でレイアウトを確認できるため、現場部門にプレビューを見せながらの早期設計などを実現します。
自由入力をできるだけ排除し、入力支援機能を充実させることで、入力やチェックにかかる手間を削減しており、申請・承認などの入力アクションや、関連書類へのナビゲーションなどが1画面で行うことができます。
様々な業務の効率化・生産性の向上に最適
AgileWorksは、煩雑な社内業務・承認フロー・管理体制の改善、システム管理のコスト削減、テレワーク・サテライトオフィスへの十分な対応など、あらゆる業務の効率化・生産性の向上を実現してくれます。
複雑な組織構造にも対応
AgileWorksは、組織や所属データを履歴構造で持つため、組織改編を施行する前から設定作業が可能になります。
標準機能で大規模な組織改編や統廃合、長い決裁フロー、多数の運用システムといった課題に対応することができ、ワークフロー全般をカバーすることが可能な実用性の高さが特徴的です。
また、組織の構造やユーザーの所属に開始日と終了日を適用することができるため、人事システムとの連携性に優れています。
内部統制を強化できる
AgileWorksは、閲覧権限や書類オーナーの設定、引き継ぎ時の設定など、各種申請に応じた保管方法を事前に設定できるため、事業所ごとに異なる管理ルールを設定して内部統制を強化することが可能です。
社内の業務フローを強化
AgileWorksは、書類の電子化や、直感的な操作性によって生産性の向上を実現します。
他システムとの連携によって、データ入力の二度手間を省略、社内の業務フローを強化して業務効率化を促進することができます。
あらゆるシステムと連携できる
AgileWorksはあらゆるシステムと連携することができ、分散する決裁情報を1つに集約して、ワークフロープラットフォームとして活用することが可能です。
同じデータの二重入力・UIのばらつきなど、システムを複数使うことで発生するような業務負担の軽減に役立ちます。
全従業員分の課金が不要なライセンス体系

一般的なクラウド型ワークフローの多くは「全従業員数×月額単価」で課金されますが、
AgileWorksは「同時接続ユーザーライセンス(コンカレントライセンス)」を採用しています。
これは「同時にシステムにログインしている人数」分だけのライセンスを購入すれば良い仕組みです。
例えば、従業員が5,000人いても、同時に申請・承認を行うのが最大50人程度であれば、50ライセンス分の費用で全社員が利用可能です。
利用頻度が低い従業員が多い大企業や、シフト制でアクセス時間が分散している組織においては、他社製品と比較してランニングコストを数分の一に抑えられる可能性があり、これが大規模組織に選ばれ続ける最大の理由となっています。
AgileWorksの主要な機能
AgileWorksに搭載されている主な機能を紹介します。
- フロー設定:一つの申請に対して、複数人で対応するなどの柔軟な設定が可能
- フォーム設定:紙や電子ファイルで行っていた申請などのフォーマットを、そのままの形で入力フォームとして使用
- 組織設定:ユーザー登録時や組織図に沿った登録やグループ作成が可能
- ユーザー機能:すべての書類を一括管理、検索機能も搭載
- インポート・エクスポート:人事システムから出力した従業員情報の取り込みなど
- 書類管理:書類の移管や権限移譲など
- モバイル機能:自動ログイン機能・各種書類の状況を一括確認できるモバイル向けの機能を搭載
- 多言語対応:表示言語を利用ユーザごとに英語・中国語へ切り替えることが可能
- グループウェア連携:様々なグループウェア製品とSSO(シングルサインオン)、Webガジェット連携を行いシームレスな利用が実現
- 検索と集計:多彩な検索機能によって書類を素早く発見し、集計・出力が可能
上記以外にも豊富な機能が搭載されており、詳細は資料でご確認ください。
AgileWorksのカスタマイズ性
大規模組織の設定でもカスタマイズなしで対応できる
AgileWorksは、大規模組織の管理課題において発生するニーズから生まれた製品で、大幅な組織改変や統廃合、多数の運用システム、内部統制などにカスタマイズなしで対応することができます。
単一フローのみにフォーカスすることなく、ワークフロー全体をカバーしているため、実用性に優れています。
人事システムとの連携を考慮
AgileWorksは、組織の構造やユーザーの所属に対して、開始日と終了日が適用されるようになっているため、人事システムとの連携性に優れています。
人事発令とワークフローのバランスが取れた製品です。
AgileWorksと連携できるシステム
グループウェア
- Garoon
- Google Workspace
- SharePoint
- desknet’s NEO
リモートアクセスサービス
- CACHATTO
AgileWorksの料金·価格
AgileWorksのパッケージ版の料金は、2つのプランの基本パックがベースとなっています。
企業のニーズに応じて、追加ライセンスや連携オプション、ツール導入プランなどを柔軟に組み合わせることができます。
| プラン | Standard | Enterprise |
| 初期費用 | 2,400,000円 | 3,600,000円 |
| サポートサービス価格 【保守/年間】 | 360,000円 | 540,000円 |
| 同時ユーザーライセンス数 | 5 | 5 |
| フォーム作成ソフト | 1 | 1 |
| 追加可能な同時ユーザーライセンス数 | 200まで | 制限なし |
※価格情報は2023年2月時点のもの
その他オプションなどについては、資料でご確認ください。
AgileWorksの強み
複雑な承認フローにも対応できる
AgileWorksは、シンプルなワークフローだけでなく、一つの申請に対して複数名が同時に別業務に対応する並列での設定や、申請内容によって特定箇所に対してフローを変更するなど、条件の分岐を設定することも可能となっています。
幅広いシステムと連携可能
AgileWorksは、Web APIとWebhookによってさまざまなシステムと連携することが可能です。
決裁情報を一つに集約して同一データの二重入力やUIのばらつきによって発生する業務負荷を軽減することができる点が強みとなります。
また、検索機能と集計機能が優れており、データの収集や分析を効率的に行い、活用できる点も優れています。
法対応とペーパーレス化を加速させる連携
AgileWorksは、近年の法改正(電子帳簿保存法やインボイス制度)に対応するための基盤としても機能します。
ウイングアーク1st社の「invoiceAgent」や、弁護士ドットコム社の「クラウドサイン」など、主要な文書管理・電子契約サービスとの連携アダプタが豊富に用意されています。 これにより、AgileWorksで承認された申請データを自動的に文書管理システムへ保管してタイムスタンプを付与したり、契約締結プロセスを自動化したりすることが可能です。
単なる承認ツールにとどまらず、法的要件を満たした「全社的な文書管理・契約管理のエコシステム」の中核として活用できます。
AgileWorksの導入事例・評判・口コミ
業務効率向上に加え、働き方改革にも大きく貢献しました
“AgileWorksはこれまでの申請書の紙のイメージをそのまま取り込めて、さらに開封履歴や申請状況もわかるといった電子化ならではの利便性が追加できるため、社内への浸透もしやすいと感じました。同時接続ライセンスで利用でき、数千人に上る利用者全員分のアカウント料金がかからない点も、厳しいコストコントロールが求められる我々にとって大きな魅力です。”(株式会社テレビ朝日様)
帳票作成がスピーディーになりました
“ホワイトカラーの働き方改革の一環としてAgileWorksを導入しました。以前の申請フローは個々の負担が大きく時間がかかっていたのですが、AgileWorksを導入してからは、200種類の帳票をワークフロー化してスピーディーな申請業務を実現できています。”(清水建設株式会社様)
AgileWorksのいい評判・口コミ
AgileWorksでは、以下のような良い口コミ・評判がありました。
AgileWorksの良い口コミ・評判
・申請書に入力する項目も分かりやすいので差し戻しがほとんど無くなりました。
・電子決済なので、スマホやノートパソコンなどで決済できて便利です。
・操作が簡単なので、初めて操作してもスムーズに申請ができました。
操作が簡単で、申請書に入力すべき項目が分かりやすく作成しやすいです。
入力補助があるので記入漏れやミスがなくなったので差し戻しはほとんど無くなりました。
会社にいなくても申請することができ、承認状況も確認できるので、申請業務が楽になりました。
電子決済なので、外出中でもスマホやノートパソコンなどで決済できるので、とても便利です。
AgileWorksのより詳しい内容を知りたい方はこちら
AgileWorksのその他評判・口コミ
AgileWorksでは、その他に、以下のような口コミ・評判がありました。
AgileWorksのその他口コミ・評判
・入力が面倒なフォーマットがあり、直感的に入力ができないので少し不便です。
・人事異動がある度に承認ルートの修正が必要なので、手間がかかります。
・操作の際に直感的に利用できず、処理速度も遅いので時間がかかります。
少し入力が面倒なフォーマットがあり、直感的に入力ができないので作成の際に少し不便です。
人事異動がある度に承認ルートの修正が必要なので、手間がかかります。また、上司が異動や退職する前に申請した案件は、上司の異動や退職によって再度申請をし直さなければならない点は手間がかかります。
処理速度が遅いので、作業に時間がかかってしまいます。
AgileWorksを導入した結果は?
AgileWorksを導入した結果に関しては、以下のような評判・口コミがありました。
AgileWorksを導入した結果に関する評判・口コミ
・申請の際に確認と申請が1画面で完結するのでミスが少なくなりました。
・紙ベースで申請しなくてよくなったので、申請作業の時間が削減できました。
・パソコン1台で申請作業ができるので、業務時間を短縮できました。
これまでは、起票から申請までに1段階手順があったため、ミスが発生しやすかったのですが、AgileWorks導入後は確認と申請が1画面で完結するのでミスが減りました。
紙ベースでの申請ではなく、電子化されているので申請作業が楽になりました。
また、AgileWorks導入後は、パソコン1台で申請作業ができるようになったので、業務時間が短縮できました。
AgileWorksの改善希望ポイントは?
AgileWorksに関しては以下のような、改善希望ポイントがあるようです。
AgileWorksで改善して欲しいポイント
・IDやパスワードの設定などの作業や管理が煩雑なので、簡単にできるようにしてほしいです。
・一旦否認されると、最初に戻ってしまうのでその点は改善してほしいです。
・申請書に誤りがあった場合、起案者からは削除ができないので改善してほしいです。
IDやパスワードの設定や書類の作成などの作業や管理が煩雑で、他のサービスとの連携も使いにくいです。同じ社内で使用しているサービスとの共通化や連携がスムーズにできるようにしてほしいです。
一旦否認されると、最初に戻ってしまうので否認した本人のみ再承認の手順になるようにしてほしいです。
また、申請書を作成し誤りがあった場合、起案者からは削除ができない点が不便なのでその点も改善してほしいです。
AgileWorksのより詳しい内容を知りたい方はこちら
AgileWorksの動作環境
対応OS
| R3.0 | R2.13 | R2.12 | R2.11 | R2.10 | |
| Red Hat Enterprise Linux 8 | ◯ | ◯ | ◯ | ✖️ | ✖️ |
| Red Hat Enterprise Linux 7 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| Red Hat Enterprise Linux 6 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| Windows Server 2022 | ◯ | ◯ | ◯ | ✖️ | ✖️ |
| Windows Server 2019 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ✖️ |
| Windows Server 2016 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| Windows Server 2012 R2 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| Windows Server 2012 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
対応アプリケーションサーバー
| Java | R3.0 | R2.13 | R2.12 | R2.11 | |
| Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.1/ Apache 2.4 | 1.8.0 | ✖️ | ◯ | ◯ | ◯ |
| Tomcat 8.5 / Apache 2.4 | 1.8.0 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| Tomcat 7.0 / Apache 2.4 | 1.7.0 | ✖️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ |
| Tomcat 7.0 / Apache 2.2 | 1.7.0 | ✖️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ |
| Tomcat 6.0 / Apache 2.2 | 1.6.0_18 以上 | ✖️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ |
| Oracle Application Server 10g R3 (10.1.3.5.0patch) | 1.6.0_18 以上 | ✖️ | △ | △ | △ |
| Oracle Application Server 10g R3 (10.1.3.5.0patch) | OAS同梱 | ✖️ | ✖️ | ✖️ | ✖️ |
よくある質問
AgileWorksにはどんな特徴がありますか?
AgileWorksは、開発コストが発生しやすい他システムとの連携を、標準機能としてご利用いただけます。
過去申請データのコピーはできますか?
可能です。過去申請データをコピーして新規書類を作成することができます。
ファイル添付はできますか?
どのようなファイルでも添付することが可能です。
スマートフォンやタブレットでも操作できますか?
モバイル向けのインターフェースを提供しておりますので、スマートフォンやタブレットからも操作することが可能です。
AgileWorksの詳細について
AgileWorksについて、おすすめのポイントや導入事例などを紹介させていただきました。
ワークフローは組織改編や業務内容の変更に伴い、設計し直す必要があるため、企業によってはワークフローシステムを導入しても、柔軟な設計ができず、定着しなかったというケースも少なくはありません。
AgileWorksは、組織改編に強い柔軟な設計が可能なワークフローシステムであり、基幹システムや外部システムとの連携もスムーズに実現できるため、これまでワークフローシステムが定着しなかったという方や、他サービスからのリプレイスを検討している方にもおすすめです。
AgileWorksのサービス詳細については、ぜひ資料ダウンロードをお願いします。
