採用活動において重要なのは、スキルや能力の高い人材を採用することはもちろんですが、自社にマッチした長く働ける人材を採用することもポイントです。
採用を検討している人材が自社にマッチしているかをチェックするには、適性検査サービスを利用すると良いでしょう。
本記事では、適性検査サービスについて解説しますので参考にしてください。
適性検査サービスとは
適正検査サービスとは、採用活動における候補者や、自社社員を対象に実施し、人柄や思考を分析することができるサービスです。
スキルや知識、性格など様々な項目を測定することができ、自社にマッチした人材かを見極めるための判断材料とすることができます。
採用前に、自社へのマッチ度を測定することができるため、採用後のミスマッチを減らし、採用コストを最小限に抑えることが可能となります。
採用活動における確実性が求められるようになった昨今では、多くの企業が適性検査を取り入れており、新卒採用向け、中途採用向けなど様々なサービスが登場しています。
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おすすめの適性検査サービス
Compass
特徴
Compassは、300社以上で導入されている適性検査サービスです。
Webで24時間365日利用可能な適性検査を受けることができ、診断結果は簡単に出力することができます。
学術的、実務的、科学性に基づいて作成されている適性検査を実施しており、ビジネスパーソンを対象として予備検査によって確かな効果が実証されています。
職種別や採用枠ごとに独自の評価基準を作成できる自由度の高さも魅力的です。
料金
- 利用料金:2,000円/人(100以下の場合)
- 基礎能力検査(オプション):一科目250円/人(年間利用が400科目以下の場合)
※価格情報は2023年5月時点のもの
3Eテスト
特徴
3Eテストは、知的能力テストと性格・価値観テストの2種類で構成されている適性検査サービスです。
適性検査として30年以上、様々な企業で活用されている実績があります。
主に企業の採用選考や社内利用を想定して構成されており、企業が求める人材の性格やコミュニケーションスタイル、ストレス耐性などを測定することができます。
テストにかかる時間は最大で35分程度なので、コア業務を圧迫することなく実施できる点も優れています。
料金
- 基本料金:15,000円〜
※価格情報は2023年5月時点のもの
TAP
特徴
TAPは、日本文化科学社が提供している適性検査サービスです。
面接や経歴書だけではわからない性格や適性を調査することができます。
言語や数理、論理といった能力問題と職務バイタリティ、対人的側面、行動的側面などの性格検査で構成されたテストを実施しています。
オプションで英語や事務適性、情報処理などの項目を追加することも可能です。
料金
- 総合タイプ:7,700円
- 性格タイプ:7,700円
- 採点料:1,320円(Web版)
※価格情報は2023年5月時点のもの
適性検査CUBIC
特徴
適性検査CUBICは、曖昧な選択肢を除いたことで、より詳細な内面を掘り起こすことができる適性検査サービスです。
設問から回答を予測しにくい設計になっているため、事前に対策をたてることが難しく、正直な回答が期待できます。
検査時間は20分程度となっており、従来の業務を圧迫することがありません。
テスト内容は、基礎能力検査と採用適性検査の2つに分かれています。
料金
- 受検料:2,000円〜/人
※価格情報は2023年5月時点のもの
tanθ
特徴
tanθは、国内で5,000社以上から導入されているCUBIC適性検査をベースとして共同開発された適性検査サービスです。
これまでの適性検査では測定することが難しいと言われていた性格や欲求、思考タイプなどを測定することが可能で、職種適性や人材配置、チームビルディングなどに役立てることができます。
料金
- 従量課金プラン:基本料金10,000円/受検料金1,000円〜
- 定額プラン:基本料金10,000円〜
※価格情報は2023年5月時点のもの
適性検査サービス選定のポイント
検査結果をもとにしたフィードバックが可能か
適性検査を取り入れている企業が一般的となっていることもあり、従業員自身も、適性検査の結果で自身のことを深く知りたいと考えている人が増えています。
そのため、適性検査サービスを選定する際は、検査結果が見やすいもの、フィードバックに活かしやすいデータを共有してくれるサービスを選ぶと良いでしょう。
分析結果がわかりやすいか
適性検査サービスは、受検結果を分析し、性格や適正配置などを導きだすことができます。
そのため、分析結果のレポートが見やすいサービスを選ぶことで、人事歴の浅い方でも幅広い活用が可能となります。
無料で実際の検査を体験できるサービスもあるため、一度試してみると良いでしょう。
サポート体制を確認
適性検査の結果は、人事が面接や人材配置に活用することが一般的です。
そのため、人事経験が浅い方でも有効にデータを活用できるようにサポートしてくれるサービスを選ぶと良いでしょう。
サービスによっては、受検者の問題解決行動を確認できる質問例を掲載していたり、面接で聞くべき質問を自動で作成してくれたりと様々なサービスがあるため、自社で活用しやすいサポートを提供しているサービスを選定すると活用の幅が広がります。
適性検査サービスを導入するメリット
採用活動に活用できる
採用活動においては、面接や履歴書からわかる情報はごく一部です。
応募者と話すことができる機会は決して多いとは言えないため、自社にマッチした人材かを見極めるためには、多角的な判断材料が必要となります。
適性検査サービスを採用候補者に受けてもらうことで、面接などでは判断することが難しい性格や思考パターンをあらかじめ知ることができるため、面接時に的確な質問ができるようになります。
サービスによっては、検査結果をもとに、面接時の質問例を自動で作成してくれるサービスもあるため、人事経験が浅い担当者の方でも、質の高い面接ができるようになるでしょう。
入社後の人材配置に役立つ
適性検査では、性格や思考パターンなどのスキル面以外をデータとして可視化することができます。
検査結果を分析し、将来的に活用できそうなポジションに配置することで、企業としての生産性が向上するだけでなく、企業定着率の向上にもつながります。
また、適性検査は採用候補者だけでなく、自社社員に実施することで、人材配置の見直しにもつながるため、有効です。
適性検査サービスを導入して、採用活動の効率化を
適性検査サービスについて解説しました。
適性検査サービスは、専門的な検査で面接や書類ではわからない様々な情報を可視化することができるため、採用活動や社内人事の見直しに有効活用することができます。
本記事で紹介したおすすめサービスも参考にしていただき、この機会に適性検査サービスを導入されてみてはいかがでしょうか。