中小企業がCRMを導入するべき理由
CRMは顧客数の多い大企業が導入しているイメージがあるかもしれませんが、クラウド型で利用しやすいサービスが多く登場していることから中小企業でも活用するケースが増えています。
中小企業がCRMを導入するべき理由として以下の理由が挙げられます。
効率的な営業活動ができるようになる
中小企業においてはマーケティング部門と営業部門が別れておらず、業務を兼任しているケースも少なくはありません。
CRMを導入することで、蓄積された顧客情報を分析して優良顧客や休眠中の顧客などステータスごとにセグメントしてメール配信を行ったり、営業でのやりとりを共有して営業スキルの標準化などにつなげることができます。
チームのパフォーマンスを高めることが可能になる
営業においての課題となりがちなのが、担当者だけが顧客情報や営業でのやりとりを把握していて、担当者以外には知識やノウハウが共有されないという属人化です。
常に担当者がいる状態であれば良いですが、担当者が不在の時に顧客側にトラブルがありすぐに対応してほしいという場合に担当者がいないので対応ができないというのでは、その企業の信頼損失につながってしまいます。
CRMを導入すれば営業でのやりとりを顧客情報に反映して保存・更新することができるため、いつでも最新の顧客情報を参照することができます。
これによって緊急の対応が必要な場合でも、担当者以外のメンバーが顧客情報を参照しながらフォローすることが可能となります。
自分以外の営業メンバーが営業で得たノウハウやナレッジをCRMに蓄積していくことで、チームとして情報を共有し、パフォーマンスを高めることもできます。
個人からチームとしての営業力が問われるようになる中小企業にはCRMはまさにうってつけと言えるでしょう。
CRM選定のポイント
目的を明確にする
CRMだけでなく、ITツールを導入するときに言えることとして、なぜそのツールを導入するのか、目的を明確にしておくことが重要となります。
目的を明確にすることで、どんなCRMを導入すればよいのか、機能や操作性で重視する部分がわかります。
「MAとの連携ができるツールが良い」「他システムとの連携性が高いものを選びたい」など目的を決めてツールの選定を行いましょう。
サポートが十分か確認しておく
CRMを導入したからといっていきなりスムーズに運用することができるとは限りません。
操作方法や運用方法でわからないことがあった時、万が一のトラブル時にもベンダー側からの迅速かつ丁寧なサポートが受けられるサービスや、ヘルプサイトが実装されているものを選ぶことをおすすめします。